2012年7月29日日曜日

忙しいと言えることは意外に幸せだったりする

             ・みやこめっせ(荷物の搬入口にて)

昨日からロンドンオリンピックも始まったようですが、どういうワケかあまり乗り切れないというか乗り損なっている作者がお送りします。中期報告会、祇園祭とオンオフともにイベントが目白押しだったのですが一転して今週末は2日ともバイトという非常に日常的な時間の流れに戻ってます。塾にはまだ復帰できず、今はまた派遣のバイトをやってます。昨日は滋賀県の工場に搬入作業の手伝いに、そして今日はみやこめっせにイベントの設営&撤去の手伝いに行ってました。

           ・空き時間は府立図書館で本を読む...

設営から撤去までの空き時間は近くの府立図書館で過ごしました。別段晴耕雨読というほど立派なもんでもありませんが、やはり時間は少しでも有効に使おうということです。しかしまぁ去年も今年も狙ったかのように夏には肉体労働に明け暮れているワケですが、仕事ついでに少しは体も鍛えられてるような気がします。何事もバランス、心身ともに‘向上’しようではありませんか。

・なんかいい感じの路地

まぁここからしばらくは夏休みの有馬旅行(今年は温泉の旅なのです^^)に向けた資金捻出と研究室での自習に時間を割くことになると思われます。以前告知していた新連載も近日より始めちゃいますのでまた皆さんその折は是非とも読んで頂ければ幸いと思うところです。そんなところですが、今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2012年7月25日水曜日

還幸祭

                  ・神輿が寺町京極を進んでいく(これは西御座という神輿)

山鉾巡行から1週間目にあたる今日7月24日は祇園祭のもう一つのハイライトである還幸祭が行われる日ということで、僕はそれを観るべく彼女と一緒にまた河原町へと出掛けてきました。還幸祭とは山鉾巡行のある先週17日の夕方、八坂神社を出発して河原町の御旅所へと向かっていた3つの神輿が、再び八坂神社へと帰っていく...という内容のものなのです。

                        ・おくむらのおばんざい定食(1000円也)

本当は午前中に到着して「花傘巡行」というのを見る予定だったのですが、少し時間が遅れてしまったためそれは見えず、とりあえずお昼を食べることにしました。今日お昼を食べたのは「おくむら」というお店。今年の花見のときの記事に一度出てきているのですが、それっきりここには来れてなかったんですよ。今回僕が食べたのはおばんざい定食というやつで、ご飯と味噌汁の他に好きなおばんざいを3つ選べます。今回食べたのは鯖の味噌煮と茄子田楽と筑前煮。茄子田楽は丁度旬の食べ物ってことなんですが、その味は無類でした。是非とも食べて欲しい一品です。

・神輿が担がれて賑わう烏丸通

その後、まだ還幸祭までは大分時間があったのでジャンカラにフリータイムで3~4時間ほど滞在してカラオケを楽しみながら時間を潰し、6時前にお神輿のスタート地点である四条河原町の御旅所(おたびしょ)へ...。四条通はまたも封鎖され、沿道は見物客でごった返していました。鉾町という一種の自治組織を主体として開催される山鉾巡行に対し、こちらはあくまで神事として祇園祭のそもそもの担い手である八坂神社を主体として開催されています。

・御旅所で祈祷する神主さんらしき人

やっぱり日本の祭りといえば神輿ですね。神輿には中御座・東御座・西御座の3基があり、中→東→西の順に時間差で御旅所を出発、それぞれの巡回ルートを辿って21時~22時にかけて順次八坂神社へと帰っていきます。神輿はそれぞれに形や装飾品が少しずつ異なり、また掛け声も違うのですがそういうところに着目してみるとより一層楽しめることと思います。(なんかお祭りってそんなところありますよね^^)

・最後尾には乗馬した神主さんらしき人の姿も        

還幸祭は3台の神輿が街を練り歩く山鉾巡行の雅な感じとは対を成す力強く躍動感のある行事なのですがその中にも「静」の部分があり、伝統と荘厳さを垣間見ることが出来ます。あと神主さんらしき方が列の最後尾でこうして馬に乗って巡行するのですが、京都随一のアーケード街を進んでいく様は些か不思議な光景でもありました。

・きらびやかな町の灯り(四条大橋より)

今月1日から始まった祇園祭は来週31日の夏越祭という行事をもって終わりを迎えます。今年は山鉾巡行以外の行事にも参加することができ、これまで以上に京都の風物詩を楽しめたような気がします。小~中学校の皆さんはボチボチ夏休みでしょうか?まだまだ暑い日が続きますが、皆さんも暑さに気をつけつつ、季節のイベントをお楽しみください。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2012年7月21日土曜日

千本鳥居とランタンと...

             ・提燈の灯りで彩られた伏見稲荷大社(外拝殿)

・近所の子ども達や画家などによって描かれた行灯画にも注目!

今日はうちから程近い場所にある伏見稲荷大社で宵宮祭なるお祭りが行われているとのことだったのでちょっと出掛けてきました。これは7月の土用入り後初の日曜ないし祝日に行われる本宮祭(もとみやさい)の前夜祭として催されるもので、この夜は稲荷大社境内のあちこちに提燈が灯されて幻想的な夜の景色を現出します。また広場では「本宮踊り」なる盆踊りのようなもの(最下部写真参照)も行われており、稲荷大社はいつにない賑わいを見せていました。

・鳥居の下にも延々と提燈が灯される

だだでさえ幽幻な雰囲気を持つ稲荷大社の千本鳥居に吊るされた提燈は、一層そのスピリチュアルなオーラを強め、さも一度迷い込んだら神隠しにでも遭うかのような異世界の磁力を帯びていました。しかしその光はどこか妖艶でもあり、夕闇にユラユラと揺れる提燈の灯りは

・迷いの森にご用心

まぁでも普段であればここに暗い時間に来ることはお薦めしませんよ。実際僕はその昔一度リアルに遭難しかかったことありましたから...。(ホントに「もののけ姫」の世界ですよあれはw)夏であれば逆にオススメなのは朝方です。この頃ですと4~5時でも既に明るかったりしますし、まだ気温も上がる前なのでそこまで負担なく登れてしまいます。(どうやら毎日朝方にここに来るのを日課にしているおじいちゃん方も居るようです。)

・参道には幾つかお茶処がある(この季節はかき氷もやってます)

この遅い時間に普通ここまで登る人はまばらなのですが、今日はお祭りということもあってか頂上まで向かう人の姿もチラホラ見えました。人がいるのをいいことに勢い僕は四つ辻を目指して歩き始めたのですが、いざ登ってみると意外に距離あるんですよねこれ。汗だくになりながら登ることおよそ30分、遂にその場所に着きました。

・四つ辻からは京都市街南部が一望できる

山登りに大して興味はないのですが、それでも稲荷山の四つ辻まで登ってこの景色を見たときにはその気持ちが少しはわかるかもしれません。この景色を見ながらソーダー水でも飲めばそれは無類の爽快感であるに違いありません。

 ・四つ辻から山頂へと続く道(左側。帰りのルート)


四つ辻は文字通り4つの道の中間地点に当たる訳なのですが、そのうち2つの道はそれぞれ頂上の一ノ峯神社へと通じています。(正式ルートは右側なのですが、坂道が楽なのは左側のルートのようです。)ここまで来ればもう頂上まで行っちゃってもいい感じではあるのですが、なんとなく気分が乗らなかったので今日は四つ辻までにして引き返すことにしました。


                             
          ・提灯に彩られた境内の様子

その後,ベンチで少し休んでから下山。帰りはだいたい20分くらいで本殿付近まで戻れます。戻ってくる頃には辺りもすっかり暗くなっていましたが、境内はまだまだ人でごった返しており、祭りの夜はこれから...といった感じでした。

・本宮踊りで盛り上がる広場

そして参集殿(←まぁ参拝客向けの宿坊です。安い値段で泊まれるそうですよ。)前の広場では先述した「本宮踊り」が行われています。なんか夏祭りって感じでいいですよね、こういうの。まだまだ夏はこれからというコトで各地で続々と夏祭りが催されることとは思うのですが、皆さんも是非そういうお祭りに足を運んでみてください。お祭り大好きな作者がお送りしました、ジベリ!

2012年7月17日火曜日

宵山~山鉾巡行

                      ・菊水鉾(17日の山鉾巡行にて)

ということで、こないだから言っていたように昨日今日と僕は今年も祇園祭のハイライトともいうべき2つのイベントに参加してきました。山鉾巡行については2009年以来4回目の見物であり、デートで来るのは今年で二年目...ということになるのですが、祇園祭というのはこの山鉾一つ取っても奥の深いもので、全く見る者を飽きさせない魅力みたいなのがあるんですよね。

                             ・今年初浴衣の作者(後姿。KIMONO-PROにて)

待ち合わせは昨日16日の10時半頃で、とりあえず予約していた店で浴衣の着付けをしてもらい、それからの行動開始...ということになりました。因みに着付けをして貰ったお店は四条烏丸にあるKIMONO-PROというところ。持ち込みだと一人1500円くらいで着付けをしてくれて、女性の方であればそれに合わせたヘアメイクなんかも追加1000円くらいでして貰えます。

                                                        ・岩戸山(16日昼の撮影)

浴衣に着替えたあとは近辺に安置されている山鉾を見ながら四条烏丸周辺を散策しつつ、河原町を目指して歩きました。山鉾は「鉾町」という小さな自治体によって管理されており、この集合体である「祇園祭山鉾連合会」によって宵山や17日の巡行は運営されるのです。では祇園祭のそもそもの主催者であるはずの八坂神社は何をしているのかというと、この行事に関してはお清めや巡航の順番を決めるくじ引き(鬮取り式。現在のように巡航の順番がくじで決まるようなルールが定められる前はその順番を巡って喧嘩も絶えなかったのだとか...。)などを除けば殆どかかわっていないのです。

                      ・これは恐らく船鉾かと思われる。

八坂神社が主催するのは神輿の巡行の方であってこちらは事実上鉾町の自治によって行われているのです。(こうした風潮は室町時代から顕著になったようです。)また各鉾町もそれぞれ独自色が強く、それぞれの朱印や粽(といっても御守りで原則食べれない),その他扇子や手ぬぐいなどのオリジナルグッズをそれぞれに販売しています。


                 ・今回もtimepiece cafeでランチを...(ドリンクとセットで1000円也)

お昼ご飯はまたしてもtimepiece cafeにて。やっぱりここには来たくなるんですよね。昨年同様その後はまたジャンカラに2時間ほど滞在し、カラオケを楽しんだあと、とりあえずチェックインついでに荷物を置いてこようということで4月の終りに予約(←それでも空室はラス1くらいだった^^;)していた河原町のスーパーホテルに行き、身軽になったところで日が傾き騒がしくなり始めた町へと繰り出します。
                      ・宵山に合わせて提灯でライトアップされた月鉾

宵山は去年の記事でも紹介したように14日から3日の間、ハイライトの山鉾巡行の前夜祭として開催されているのですが、この期間中の夕方から深夜にかけて鉾町近辺の通り一体が一斉に歩行者天国になるのです。普段車の往来が激しい大通りを悠然と闊歩するのは気分のいいものです。

        ・「かつくら」の串カツ(たしか300円くらい。これ通常メニューにならないかなw?)

そして出店にも注目です。知る人ぞ知る名店からファーストフード店などもこの日はちょっとした野外販売なんかをやっていて、そういうのをかってみるのもこの宵山の楽しみの一つなのです。上の写真はとんかつの名店である「かつくら」が店頭で売っていた串カツなのですが、上にも書いてあるようにこれ、普段のメニューにはないんです。つまり今回のためのスペシャルメニューということになるのですが、これ本当に美味しかったんです。(来年まで食べれないのかな...。)

                         ・宵山で賑わう四条烏丸

町の至る所から「コンチキチン」と呼ばれる独特の祭囃子と、その中を往来する人たちの弾むような声が聞こえてくる。空が暗くなり、そんな中であちらこちらに見えるライトアップした山鉾が幻想的な夜の景色を作り出しており、本当に夢のような時間を過ごすことができました。(そして同時にこのお祭りがこれからもずっと続いて欲しいと心から願うところでもあります。)

                           ・Very berry cafeで夕食を

そしてこの日の夕食は先日の記事に登場したばかりのVera berry cafeにて。2人揃って浴衣ですが食べ物もドリンクも何故かハワイアンという不思議な光景ですが、なんか夏っぽくっていいでしょ?ここは夜になるとキャンドルとか出してくれて余計にムーディーな感じになります。店自体が若干穴場的なところなので、デートの際には是非ともお薦めです。

                     ・スーハーホテルの朝食はバイキングになってます

16日はその後、3ヶ月振りにRoseoに立ち寄ってマスターと話しつつ1杯飲んで宿泊先のホテルへと引き返し、翌日の山鉾巡行に備えて就寝。大浴場で朝風呂に浸かった後あと、朝食を食べていよいよ出発です。
     
         ・これは郭巨山(今年は2番目、つまりシードの長刀鉾の次というコトです)

山鉾は「動く美術館」と言われる程に、によっては飾られているタペストリーだけで相当な価値のあるものもあったりするのですが、これもそもそもは当時の豪商たちが金持ち自慢のために舶来品の絨毯なんかを買い漁って装飾品にしたのがきっかけなんです。祇園祭はその名前も含めて随所にユダヤ教の影響が見え隠れしているのですが、山鉾の装飾品についてのみ言えば、そういうワケなので確固たる根拠にはならないんですね。(因みに函谷鉾には聖書の一場面を描いたタペストリーが飾られているが、キリスト教御法度の江戸時代においてもなぜかこれはお咎めなしに悠々と町を闊歩していたそうな...。)

                         ・今年も大人気の蟷螂山


・子どもたちが踊りを披露する綾傘鉾

ここから2つはユニークな山鉾を紹介します。一つ目はカマキリのからくりが楽しい蟷螂(とうろう)山。毎年「皆さんの拍手で動きます」的な煽りを要所要所でやるんですけど今年も相変わらずの大盛況でした。そしてもう一つは綾傘鉾。山鉾巡行には長刀鉾の生稚児(いきちご)をはじめとして多くの子どもたちも参加しているのですが中には舞踊などを披露するところもあり、この綾傘鉾はその一つということになります。彼らが巡行を一層華やかに彩ります。

・船鉾は文字通り船の形をしている

・かくして山鉾巡行は終わりく...

その後山鉾を見物しながら四条方面に移動してホリーズカフェで一休みし、山鉾巡行が終わるのを見届けてから昨晩串カツを買った「かつくら」でお昼ご飯を食べました。昼食後はイノブンなどを覗いたあと足早に深草へと引き返して今はこうしてブログを書いています。来週はお神輿の方(まだ祇園祭は終わらないんですよ^^)も見に行けたらなと思っているところですが本日はこの辺で失礼します。いよいよ夏本番で暑さもピークを迎えるこの頃ですが、皆さんも体調にはお気を付けください。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2012年7月15日日曜日

IMFと参勤交代

タイトルを見て「ん?」と思った方が恐らく大多数だと思うのですが、今回はこの若干無理矢理感のある考察を展開していきたいと思います。

まず参勤交代について。これは言わずもがな江戸時代における幕藩体制を支える主要な制度の一つであり、大名に国元と江戸とを1年交代で往復させ、また大名の妻子を江戸に住まわせる(山川出版社:評説日本史より引用)といった感じのものでした。どうしてわざわざそんなことさせるのかと思う方もいらっしゃると思いますが何のことはありません。そうしてお金を使わせる(実際参勤交代はかなりの出費を伴いました)ことによって、各藩が軍備にお金を回せないようにし、結果として反乱を抑え込もうという意図から作られた制度に過ぎず、それ以上でもそれ以下でもないのです。江戸時代はローマの平和を意味する「パクス・ロマーナ」をもじって「パクス・トクガワ―ナ」とも呼ばれる平穏の時代だったワケですが、それは一重に徳川家康以来のしたたかな’戦略’に基づくものだったと言えるでしょう。(因みに参勤交代は徳川家光が導入した。)

さて、ここまで聞いてもどうしてこの流れでIMF(国際通貨基金)が出てくるのかサッパリ分からないと思います。そもそも皆さん恐らくIMFが一体何なのかというコトについてよく分かってないと思うんですよ。というか僕自身も深く勉強するまで一体この組織が何をやっているのか理解できていませんでした。ただ少し国際情勢を知っている方であれば、この組織に対して「何か偉そうだ」とか「一体何様なんだ」みたいな感情は抱いているかもしれません。(僕もホントつい最近まではその程度の認識でしたw)まぁ何かいけすかない団体であることは言うまでもないのですが、では果たしてIMFとは具体的に何をやっているのでしょうか。簡単に言えば為替相場と通貨の安定化を目的とした国連の専門機関の一つであり、その本部はワシントンDCに置かれています。世界銀行とともに国際金融秩序を支える要であるとされ、各国の中央銀行のまとめ役のような役割を担っているところと思っていて貰えれば相違ないことかと思われます。


ここで一つの疑問が生まれます。国連の組織の一部ということはIMFはどの国にも偏っていない中立的なものなのでしょうか?残念ながらそうは言えません。そもそもこの組織自体、アメリカがブレトン・ウッズ協定を機として発起人となって作ったものを、のちに国連が協定を結んで専門機関としたものであり、先程「通貨の安定化」とは言いましたが、ブレトン・ウッズ協定の下で作られたという経緯からも分かるようにそれは裏を返せばドル本位制の安定を目的にしたものなんです。そしてご存知の通り、アメリカは今ジリ貧で、自国の国債をFRB(連邦準備制度:日本で言うところの日銀に相当するアメリカの中央銀行だが、どういうワケか民間企業の形を取っている。)に買って貰い、なんとか食いつないでいるような状態なんですね。ドル安は止む気配が無く、よしんばユーロ危機が無ければ(或いは欧州の通貨統合が無ければ)、もっと危機的な状況になっていた可能性すらあるのです。

~今年6月の各国のIMFへの拠出額~
(⇒直接の狙いは欧州経済危機への対応資金)

日本→600億ドル
ドイツ→547億ドル
中国→430億ドル
イギリス、韓国→150億ドル
ブラジル、インド、ロシア→それぞれ100億ドル
フィンランド→50億ドル

あれ...アメリカが居ない!?(参照:6月20日のしんぶん赤旗)

ドルの供給量が減れば、それはすなわち基軸通貨の地位が脅かされることとなります。そこで...です。IMFは日本やドイツ、更には新興国のBRICS諸国に出資させて全体の底下げを図ろうとしているのです。出資することで権限が拡大すればそれはそれでいいようなものなのですが、果たしてどうでしょう?BRICS各国は早速非公式の会合を開いてIMFの議会県改革など拠出金増に伴う権限拡大を訴えていますが、ひょこひょこと最大の拠出金を収めようとしている野田政権は特に何の発言も無し。カネを出すだけで何の戦略もありません。っていうか600億ドルって凄いですよ。1ドル90円計算でも5兆4000億円ですから。それで「お金が無いから消費税上げます」って言われてもね...。説得力なんてあったもんじゃないですよ。ホント腹立たしい話です。皆さんも怒っていいですよ。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

中期報告会

        ・お昼休み(経費削減のため今日のお昼は弁当持参ですw)

昨日は前々から言っていたように大学院の論文の中間報告会でした。僕の発表自体は持ち時間の15分のみなのですが、如何せん学生数も多いので全員の発表が終わるころには日も傾いていました。そのあとは懇親会というタダ酒&タダ飯にありつけるという嬉しすぎるイベントもあり、そんなこんなで終いには2次会にまで参加する始末...。家に帰ったのはもう日付の変わった後のことでそこから案の定爆睡です。起きたのは朝の6時か7時だったと思いますw


・共同研究室のホワイトボード(若干内容が変わってますw)

また例によってアホのように酒を飲んでいたにもかかわらず、実際シャワーを浴びて朝食を食べ終わる頃にはほぼ完全にアルコールも抜けちゃってたんですが、まぁだからといって何をするでもなく今日は殆ど外に出ることもなく、ただのんびりと過ごしていました。そして明日からはと言えば久々のデートで祇園祭に行くのです。まぁ小休止というコトでしばしまた電源をオフりたいと思います。ただ今日はもう一本書いときたい記事があるのでそれまでしばしお別れというコトになります。それまでstay tune!

2012年7月10日火曜日

内需拡大こそ急務である

死に体の野田政権とそれに談合しつつ時折対抗姿勢を執り、返り咲きの機会を狙う自民党と公明党。もはや民主党は’自民党の劣化コピー’へと姿を変え、次回選挙後は大連立の構想でもあるのではないか?といった色合いを見せつつある政局ですが、まぁ自民にも民主にも最早期待できなくなっているのが現状かもしれません。この増税談合」が、誰の手で進められているかは明白です。財務省及び財界、もっと言えばウォール街が主導となってこれを進めているのです。

消費増税を決行すれば、ただでさえ縮小しつつある内需に一層冷や水を浴びせることになり、それは即ちデフレをより悪化させることになるのです。だからこそ必要なのは‘庶民への減税’なんです。法人減税や株主への減税ではなく、庶民の負担を軽減することが必要なのです。こういうことを言うと「北欧は税金は高いが消費が冷え込んではいない」と言う人が出てくるのですが、それは北欧諸国が高福祉を実現しているからであって、また消費税についても生活必需品などは非課税だったり課税率が低くなっていたりするのです。増税とともに進められている「一体改革」が実質的には社会保障の全体改悪でしかなく、実際にはただの増税であるということは2か月前の連載で明らかにしたばかりです。つまりこの増税は負担しか生み出さないのです。これでは庶民の負担は増えるばかりです。「庶民への減税が必要」と先程言いましたが、言葉を変えればそれは庶民への負担軽減なのです。そして減税はその手段の一つというワケです。

なぜ庶民の負担軽減がデフレ脱却に繋がるのでしょうか?考えてみてください。現代社会(ないし資本主義社会)というものは良くも悪くも大量生産と大量消費に立脚しており、それは中流層の購買力に懸っているといっても過言ではないのです。つまり中流層がモノを消費出来ない状態になる(貧乏になる)とたちまちそのシステムが機能しなくなるのです。この反論として「カネ持ちの負担を減らせば金持ちがカネを使ってくれて...」などと主張する人もいますが、それが間違いであるのはアメリカを見れば火を見るより明らかです。だいたいそんな一握りの人々(アメリカ風に言えば99/1の富裕層)を厚遇したところで、その消費力なんて微々たるものなんです。じゃあ聞きますがカネ持ちは1日に100食も食事をしますか?家電や車を1年に10回も20回も買いますか?そしてそもそも彼らはスーパーマーケットで買い物をするのですか?定食屋でお昼を食べるのですか?違うでしょ。つまりそういうコトなんですよ。幾ら富裕層がお金を持っていて使ったからといって、それがほかの何千何万という庶民の購買力に勝るほどの機動力は持ち得ないのです。

だからこそ、決して富裕層とは言えない‘一般の人々にお金を使ってもらうことが必要なのです。あらゆる意味での「安心」を実現し、その消費力を高めることが必至なのです。だから「減税」なんですよ。消費が増えれば企業も儲かり結果として政府の税収は増えることとなり、そうすればあら不思議、増税しなくとも福祉サービスや教育の拡充に予算を割けるようになるやもしれないのです。負のスパイラルを断ち切り、正のスパイラルを生み出す。これが今求められている経済政策なのです。それが出来るのはやっぱり亀井先生及び小沢新党でしょう。若干の希望的観測ではありますが、夢を持って前向きに行きましょう。そうすれば事態というものは自ずと好転するものです。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2012年7月8日日曜日

紫陽花祭り

・酒蔵と疎水と夏の空と...

・藤森神社は紫陽花の名所としてもその名を知られる

今週の土日は珍しく何の予定もなく、昨日はまた例によって研究室に籠っていたのですが、今日はそういえば藤森神社の紫陽花を見に行って無かったなというコトで、思い切ってサイクリングに出てきました。

・色とりどりの紫陽花の花

・珍しい白い紫陽花も

境内は出入り自由なのですが、紫陽花の庭園については入園料が300円掛かります。庭園は社務所付近と本殿裏手の2か所あるのですが、最終日というコトで特に本殿裏手の方はもう大分寂しい感じになっちゃってました。(っていうか係員も居なかったしw)それでも境内の紫陽花は色とりどりで綺麗でしたよ。特に3枚目の白い紫陽花はあまり見馴れていないこともあって、とりわけ目を惹かれるものがありました。

・境内には本当にたくさんの紫陽花がある

もう1週間か10日くらい早く来れば恐らく一番いい時期の花々を見れたのだと思うのですが、実際こういうのって盛りを少し過ぎた頃くらいの方が綺麗だったりするんですよね。ほら桜とかも散る直前くらいの時期が一層美しく感じたりするじゃないですか?そういうものなんですよ。いつかは枯れることを知りながらも咲き誇る花、限りがあるからこそ美しいんです。花も人も、命とは得てしてそういうものなんですよ。ところで皆さん、壺買いません?(←オチを付けなければ気が済まない作者w)


・疏水沿いを走っていく京阪電車

その後,境内の井戸「不二の水」で水を汲んだあと、再び自転車を走らせ、次に向かうは大手筋商店街。別段用があるわけでもないのですが、まぁ折角の好天なんでちょっと足を伸ばしてみようというコトで...。疏水沿いの道を走り、入り組んだ路地を気の赴くままに進んでいく。こういう‘遊び’が出来るのがサイクリングの醍醐味だったりするんですよね。

・七夕飾りが風に揺れる商店街

アーケードのある大手筋商店街の界隈には、龍馬通り商店街をはじめとして幾つか商店街っぽいものがあるのですが、ここもその一つのようで、名を「風呂屋町商店街」と言います。(でも風呂屋何て名前の割に、銭湯らしきものは一つも見当たりませんでした^^;)何か別段気を引くものがあるでもないごく普通の商店街なんですが、どこか趣があってつい立ち寄りたくなるような場所、そんな場所がこの近くには沢山あるのです。

・桃は山梨県産で2つ200円というお買い得品

その後,ちょっと自転車を止め、鳥せいの店先にある井戸「白菊水」で水を汲んでから大手筋商店街を歩いていると、街頭で果物や野菜を売っているところがあり、そこに美味しそうな桃があるのを見つけたのでこれは是非と思い、買って帰りました。箱に「エコファーマー」って書いてあるのが見えると思うんですけど、これはJAフルーツ山梨総合選所桃部会というところが山梨県知事が与えている「環境に優しい農家」の認定のことだそうで、土づくりや化学肥料・化学農薬の低減に取り組んでいる農家のことなのだそうな...。美味しくて安全な農作物がお手頃な値段で買えるのは、農家ないし農村が頑張ってくれているからです。ただでさえ楽とは言えない農業従事者に経済的打撃を与え、そして日本の「食の安全」を脅かすTPPへの参加、やはり断固反対せねばなりません。そんなことを考えながら早速買ってきた桃に舌鼓を打っている作者がお送りしました。今週も頑張っていきましょう、ジベリ!

2012年7月6日金曜日

もうじきに夕立が来る

今日は京都市の一次面接で午後からちょっと出掛けてました。試験会場は神宮丸太町駅からほど近く、鴨川沿いにある職員会館。まだ1次面接というコトもあってそこまで変わったことや具体的なことは聞かれず、まぁ例によって大学で何をしてきたか?とか課外活動やバイトについて、それから市役所に入って何をしたいか...という、まぁ定番の質問のみで、全体の感触としては結構いいんじゃないかな?というのが率直なところだったりします。因みに今日のタイトルはDOESっていうバンドの楽曲「曇天」の歌詞からの抜粋です。(まぁ実際に今日は夕立ちに遭ったワケですけどw)およそ10分程度で今日の試験は終了し、また結果は後日...ということなのですが、あとは祈るばかりであります。会場を出たあと、折角なのでまたどこかカフェにでも立ち寄ろうというコトで、今日は三条のVery Cafeに行ってきました。

・ピニャコラーダスムージー(735円。因みにノンアルコールですw)

ここはアメリカンなメニュー&内装が特徴のカフェで、ここ以外にもあと2店舗京都に系列店を出しているのですが、それぞれの店で微妙にコンセプトが違っていて、たとえばこのお店はとりわけハワイアンテイストな雰囲気が楽しめます。(2年くらい前の祇園祭の記事に河原町二条店が出てきてたと思うんですが、多分誰も覚えてないと思いますw)そんなリゾート気分たっぷりのここで今日はピニャコラーダテイストのトロピカルなスムージーを頂いてきました。なんかすっかりこういうのが美味しい季節になっちゃいました。ここはアルコールメニューも豊富で、フローズンカクテルなんかも置いているようなので、次来たときはそういうのも飲んでみたいと思ったのと、あとはやっぱりハンバーガーですね。ここのハンバーガー美味しいんですよ^^


・三条のアートスペース884にて開催中!(7月8日迄)

今日は雨だからそこまで暑くないのではないか?と思われる方もいると思うのですが、京都の夏を甘く見てはいけません。湿度が必要以上に高くなっているせいか、体感的には一層暑く感じるんですよ。丁度ミストサウナに居ることを想像してくれればいいと思います。(家に着くころにはもう汗ビショでしたw)その後,偶然通りかかった三条のギャラリーでどうやらうちの大学の写真部が展示をしているようだったので覗いてくることに...。まぁ相変わらず写真とかアートとかって好きなんですよね。モノクロの写真が多くて全体としてシックな色合いが強かったなというのがこの展示の印象で、統一感みたいなのがあったのは良かったんですけど、折角「2回生展」っていうことなんだし、もう少しフレッシュさのあるポップなカラーがあった方が楽しいかな?というのが個人的な感想です。(※意見には個人差があります。)

・今年も祇園祭の季節がやって来ます

その後,いよいよ祇園祭を間近に控え、賑わい始めた新京極をまた時折よりみちしながら後にして、また例によって京阪で深草へと引き返していきました。帰路、大学に提出する書類があったことを思い出したのでちょっとまた研究室に立ち寄ったあと家へと帰り、今はこうしてブログを書いている次第です。来週末はいよいよ大学院で論文の中期報告会があるというコトで、また色々忙しくはなるのですが、まぁその後は祇園祭でちょっと一息できるということなので、来週も頑張りたいところであります。それでは今日はこの辺で失礼,ジベリ!

2012年7月2日月曜日

合格掲示板に自分の番号があるとやっぱり嬉しい

・夏色の空と京都市役所
ちょっと今日は野暮用(っていうかバイト探し。休職になって1ヶ月、いい加減お金無いんだよね^^;)でお昼からまた御池通りの方にちょっと出てたんですが、そういや京都市役所に例の筆記試験の合格者番号が張り出してあるって言うんでちょっと写真でも撮ってこようというコトで立ち寄ってきたのでした。こういうので自分の番号あるとやっぱり嬉しいもんですね。僕は高校も第一志望落ちてる人間なんでこういう感じのって殆ど無かったんですよね。(大学は基本、結果通知が送られてくるだけでしたし...。)
・715...たしかにある!!(上から9段目の左から2つ目のところ)

たしかにありました!715番。まぁ実際はこれからまだ数回面接があるワケで、それから京都新聞だってまだ残ってるワケで...。就活戦争はまだもう少し長引きそうです。とはいえこれも将来のため、自分の夢のためにこそ闘っているワケですから。(長期戦は攘夷運動もまた然りです^^)


                        ・タンタングッズの専門店が三条にある

市役所を後にして、僕はまたいつものように河原町界隈をフラフラしてたのですが、今日は「タンタンの冒険」でお馴染みのタンタンのグッズを取り扱うタンタンショップなるところに行ってきました。丁度こないだ映画(スピルバーグが実写化したやつ)のDVD観たところなんですよね。原作の絵本やスノーウィー(上の写真に出てる白い犬)のぬいぐるみ、それからフィギュアみたいなのも売ってたりして実際ほしいものも何個かあったのですが、まぁお金もないので今日は見るだけというコトにしましたw

          ・今日の空は綺麗だな...

その後、ファーストキッチンで少し休んでから、また京阪で深草まで引き返していきました。上の写真は帰り際に家の近くで撮影したものです。なんか気に入ってるんですよね。というかこのブログにもあまり載せきれてないんですけど、僕はもともと空の写真撮るの好きなんですよね。特に最近はよく撮ってたりするんで、近々twipicを使ってWeb写真展的なのをやっちゃおうかな?なんてことも考えてます。そんなところですが、今日はこの辺で失礼します,ジベリ!