2013年6月30日日曜日

その冷たい火祭りに僕も混ぜてよ

・かの百人一首にも登場する上賀茂神社の夏越祭

この土日はまた就活2連戦で、今日は筆記試験の帰りにまた上賀茂神社に行ってきました。今日は夏越祭というイベントが全国各地の神社で開催されているんですね。(八坂神社など7月末に開催するところもあるようですが...)ちなみに今日のタイトルはクリープハイプというバンドの「火祭り」という曲の歌詞からの抜粋です。(まぁこの曲に出てくる「火祭り」というのは恐らくアレのことであり、本来の‘祭り’を意味するものではないのでしょうけど...)

MATSUONTOKOの味噌カツバーガー

昨日は面接が午前中にあり、その後河原町のcafe MATSUONTOKO」というお店で昼食を食べたあと、翌日の準備もあったので足早に深草へと引き返し、研究室で面接のフィードバックや試験勉強などに時間を費やしました。(でもそれも数時間くらいのもので、とにかく眠かったので15時過ぎには帰宅し、勢いそのまま寝てしまったのですが...)

・食後のおやつも食える時に食っとかないとねw

そして今日の試験はお昼を跨いで午後まである筆記試験だったので今回も昼食を持参。(お店も日曜で空いてないんでね...)弁当の写真は撮り忘れてしまったので今回は食後のおやつを撮ってみました

・伊勢大御神など六柱の神を祀っている六請神社

試験終了後、立命館大学の裏門から出て、しばし周囲を散策。持統院近くの六請(ろくしょう)神社という変わった名前の神社に立ち寄って写真を撮ったりして、その後北野白梅町のバス停から一度河原町まで引き返し、そこから上賀茂神社へ向かうバスに乗ります。

・上賀茂神社で茅の輪くぐり

そうして上賀茂神社に到着。夏越祭というのはだいたいどこもそうだと思うのですが、茅の輪くぐりというのをやります。

・おぼろ豆腐は岩塩で食べる

境内には地元の人々がおぼろ豆腐を振舞ってくれるスペースがあり、またその横では賀茂茄子など京野菜の販売も行われていました。お豆腐は塩で食べることになっているのですが、素材がそもそも美味しいこともあってか、これが本当に美味しいのです。

・夕暮れ間近の上賀茂神社

それから上賀茂神社を参拝し、本来であればそれで今日は帰るはずだったのですが、そうこうしているうちに夏越大祓という行事が始まるまであと30分程度になっていたのでここは折角なので見て帰ることにしたのでした。

・茅の輪の前に焚かれた炎

境内に火が焚かれ、夏越祭はさながら火祭りのような様相を見せ始めます。境内の神聖な雰囲気と焚き火の明かりの組み合わせは何とも言えない趣のあるものでした。

・人形に名前と年齢を書き、体を摩る

大祓はこの人形(ひとがた)に名前を書いたものを介して行われます。これに半年分の‘穢れ’を移し、それを境内の小川に流すことで禊(みそぎ)をするのです。


・夏越(なごし)の大祓が始まりました

前にも言ったように上賀茂神社は京都の数ある寺社仏閣の中でも非常に長い歴史を持つものであり、この祭も平安時代には既にあったことが小倉百人一首のひとつからもわかります。それというのが藤原家隆という人の「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」という歌なのですが、ここに出てくる‘ならの小川’こそ、上賀茂の境内を流れる小川なのですね。

・小川を流れる人形

人形は神主さんのお祓いと雅楽の奉納とともに小川に流されていくのですが、水面でユラユラ揺れる焚き火の炎の中を無数の紙が流れていく様は幻想的なもので、成程これを歌に詠みたくなる気持ちは分かるというものでしょう。

・祭りが終わり、消えかかった焚き火の炎

人形を流し終わったところでお祭りは終わりを迎えます。今日で6月も終わり、2013年も折り返しに至るワケですが、ともあれ時が経つのは早いものです。‘穢れ’を削ぎ落としたところで僕もまた心機一転頑張りたいものです。因みにこの大祓なる禊の儀式、12月にも行われるようなので、皆さんもよかったら行ってみてください。そんなところですが今月はこれにて失礼します、ジベリ!

2013年6月28日金曜日

比較的どうでもいい話

スウェーデンで、男性の電車運転士12人が、スカートを着用して仕事をしているなんてニュースが先日何気なく読んだ毎日新聞夕刊の片隅に出てありました。どうやら半ズボンの着用を禁止されたことへの抗議のようであり、結局は半ズボン着用を認める形に落ち着いたようなのですが、流石は男女平等の進んでいる北欧ならではの話題といったところでしょうか...。

・スウェーデンの男性電車運転士、スカートを履く(J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2013/06/16177237.html?p=all

相変わらず日本では男性=社会的位置が高い、女性=社会的弱者という図式が満遍なくすべての人々に適用されており、さも「弱い立場の男性はいない」という前提に基づいているかのような有様なのですが、実際はと言えばそうでもありません。勿論たとえば依然として職場での女性の地位は低いままですし、子育てや家事は母親がするものだという前提の構造がまだまだ拭えてません。ただ、それがそもそも女性の望んでいることであるという側面も見逃してはいけないと思うんですよね。以下のデータをご覧下さい

若年者の男女共同参画に関する意識についての検討結果(滋賀県)
http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/ct00/files/jakunensya.pdf

このデータによると、比較的大きな割合の若年の女性が実際には「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という従来のモデルを支持していることが伺えます。(これはあくまで余談ですが、うちの大学院のある授業で同類の話題になったときも殆ど全員がそのスタイルを支持しており、「男性に負けないように働きたい」という逞しい女性は皆無でしたw)無論これらのデータが全てであるとは言いませんし、本当に第一線で働きたいと思っている女性も居るとは思うんです。ただこれがひとつの傾向としてあるということを頭に入れておいて貰いたいのです。そうした傾向を無視して最早フェミナチという定義に当てはめてもいいのではないか?と言わんばかりのフェミニストたちがテレビや雑誌で女性の地位向上を訴えている現状が得てして女性の地位向上を妨げているのではないかと僕は思います。ただ、今日僕がしたいのはそんな大きな話じゃないんです。もっと身近で小さな話をしたいのです。(本当にだからなんだと言われてしまえばそれまでの話ではあるのですが、途中退室は認めませんw)



僕が行きつけにしている美容院というのは比較的男性のお客さんも多いところであり、最近になって出来た新店舗はメンズフロアができたほどなのだけど、そこで時々「おや?」と思うことがあるのですね。恐らくこの店に限ったことではなく、多くの店でそうだと思うのですが、カット中に読む雑誌、ハッキリ言って僕は車にも興味がないし、たまにBrutusやPenを立ち読みするのを除けば男性誌的なものを読むことすら稀有なのです。その一方でなぜか女性誌的なものはよく読みます。神戸新聞社が出しているSAVVYは毎回欠かさず読んでるし、しかもたまに購入もしています。

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あと、リンネルの表紙は殆ど毎回チェックしています。というのも1年くらい前から僕が注目している人物がよく出ているからなのです。それが菊池亜希子さんというモデルや女優をやっている人で、まぁとにかく僕はこの人のセンスが好きなのですね。僕が時折趣味の一つとして掲げている街歩きの先駆者であり、その著書「みちくさ」はそのバイブルのような一冊になっています。(文章の書き方も挿絵も本当に秀逸なのです)

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そうして昨年から季刊誌として発行されているマッシュという雑誌(上はその第一号)。これは菊池亜希子さんが自ら編集長を務めるファッション誌であり、現在までに3冊が刊行されています。購入しているのは今のところvol.2のみなのですが、本当に読み応えがあり面白い雑誌だと思います。

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でも男性は男性誌を読むもの...と決めつけられているのでしょう。結局手渡されるのは興味のない車やバイクの雑誌。僕はドーナツのおいしいお店とか、週末一人で行きたいカフェの特集とかそういうのが読みたいんだけど...。そういう男って少ないんですかね?そのトレンドを盛り込んだ雑誌とかあれば僕多分買うんですけどw




ジェンダーフリーとか男女平等なんてあちこちで言われる昨今ですが、実はそう言う固定概念みたいなのを払い除けないと何も変化はないのかもしれません...というのは僕の切実な意見であると同時に単なる独り言でもあります。たまにはそんな話もいいでしょう。それでは本日はこれにてお暇します,ジベリ!

2013年6月24日月曜日

常識破りと非常識は違うんだよコノヤロー

僕が滅多に口にしない言葉というのがまぁ幾つかあるわけなんですけど、そのうちの一つが「常識あるの?」であり、つまるところ僕に常識を疑われるような非常識なヤツは相当珍しいということです。文面上僕は何かにつけて怒ってばかりのように見えるかもしれませんが、実際はというと殆ど他人を怒ることはありません。大抵のことは笑って許しますし、サービス業の人たちに対して目くじらを立てることもほぼないと言っても過言ではないと思います。(先日京都ヨドバシの6階にある豚カツ屋に行った際に少しばかり頭にくる店員さんには出くわしましたけどw)

そんな僕が何に対して怒っているのかというと、僕が家庭教師に行っている家庭についてです。つい数時間前、家庭教師の斡旋をしてくれている会社の方から電話がありました。その家庭の方から連絡があったらしく、どうやら家庭教師を止めにすることにしたというのです。(今週末の指導もキャンセルとのコト...)つい2日前に指導に行ったときにはそんな話は何も聞いてなく突然のことだったのでまず驚いたのですが、その理由というのは「(子どもが)友達と同じ塾に行きたがっているから」というものだったようです。

正直なところ今指導している子どもというのが双子なんですけど、これが2人揃って結構な問題児なんですね。教科書中心の指導ということにもかかわらず教科書を指導のときに持ってきてなかったり、(部活動とのことですが)指導時間を大幅に遅れて来ることも珍しくありませんでした。こないだはテスト対策として作っていったのですが、「他にしなくてはいけないことがある」ということで手をつけて貰えず、結局宿題として解答と一緒に渡してかえった矢先のことでした。どうやら「友達と一緒の塾に行きたがっている」との理由で辞めるそうなのですが、にしても一言相談があって然るべきだったんじゃないかというのが僕がそもそも言いたいところです。正直なところ、それで塾にやったとしても今より成績が良くなりことはないと思いますし、余計に勉強しなくなるんじゃないかというのが僕の懸念するところです。別段人んちの教育方針にケチを付ける気はないのですが、結局教育ってそういう協働の上に成り立つものだと思うんですよね。

スタートしてから4ヶ月。前回の中間テストのときは、テスト範囲すら分からないということで碌な対策も出来なかったので、テスト対策をやるのは今回が初めてのこと...。今回のテスト結果を鑑みた上で今後の対策を保護者とも話し合った上で考えてみようと思っていた矢先のこと。言いたくはないのですが、今週の土曜だってこの時間のために少し無理を言って面接の時間を少し早目にして貰ったのです。(宇治まで移動しなくてはいけませんからねw)にもかかわらず直前でのキャンセル。あとテキストというものが無いので、自腹で数冊問題集を用意もしましたが、それも全部無駄になります。

子が非常識なのはこの親の所以だったのか...。全く酷いもんです。当面バイトは派遣の方を増やすことで埋め合わせれば済むだけの話なので別段金銭的に困ることはないのですが、とりあえず腹立たしいばかりです。今週末はまたちょっと試験や面接なんぞを控えているので、多くの時間をまた研究室で過ごすことになると思います。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

2013年6月21日金曜日

Mr.Raindrop

・雨の雫が揺れる蓮の葉(東寺にて)

つい数日前までの梅雨時とは思えない快晴はどこに行ったのやらといった具合のザ・梅雨時な日々がここに来て続いている京都でありますが、みなさんは如何お過ごしでしょう。

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因みに今日のタイトルはamplifiedというバンドの楽曲のタイトルからです。(銀魂の2代目EDに使われていた曲ですね^^)僕はというと今日はまたバイトで、その後は少し東寺(もとい教王護国寺)の方に出掛けてました。

・曇天と東寺五重塔

毎月21日の弘法市(通称・弘法さん)を少し覗こうという手筈だったのですが、どうやら悪天候で今回は足早に撤収に掛かったようで、僕が東寺についた15時半頃には既に店屋は畳みにかかってました。(ちーん)


・御影堂

まぁでも折角来たので参拝はしてきましたよ。そもそも弘法市はその名前からも分かるように弘法大師こと真言宗の開祖者である空海に非常に縁のあるものなんです。21日というのは空海の命日なんですね。(ちなみに3月)そもそもの起源となったのは空海に深く帰依していた後白河法皇の第六皇女である宣陽門院がその命日に御影供(みえく)なる命日供養を行ったことでした。もともとは年に1回だったこの御影供ですが、1239年以降は現在のように毎月行われるようになったのだとか...。

・毘沙門堂横の花々

多くの参拝客が訪れるようになったのに起因して、境内にはいつぞやからか「一服一銭」と呼ばれる茶店のようなものが出るようになり、江戸時代に入るとそれに加えて植木屋や薬屋なんかも店を出すようになり、そうしたものが現在の弘法市のそもそもの起源となっているようです。

・石上神社の大木

御影堂を参拝してから東寺を後にして近くを歩いていると、観智院から程近いところに小さな神社があるのを発見。何となく気になって立ち寄ったその場所は石上神社(正式名称:石上布留神社)というところで、どうやら弘法大師に深く関わりのある場所なのだそうな...。

・境内には紫陽花も...

空海の母型の実家であり、代々東寺の執行(しぎょう)職を担ってきた阿刀(あと)氏の氏神様を祀っている神社がここなのですね。そうした経緯から明治の神仏分離に至るまではここが東寺の政所(社務所的なもの)を担っていたのだそうです。京都にはこのように小さな寺社仏閣であっても非常に歴史のある場所が幾つもあるんですよね。それもまた面白いところです。

・劇場版銀魂、もうすぐ始まります!

それからイオンモールへと向かい、丸亀製麺でかなり遅めのお昼を食べてから大宮キャンパスへと向かい、そこからバスに乗って深草へと引き返していきました。因みに上の写真はイオンモールにあった劇場版銀魂のポスターです。公開までいよいよあと数週間ですね。就活も佳境(?)に差し掛かり、まだまだあと1ヶ月くらいは多忙な日々が続くことと思いますが、7月は劇場版銀魂以外にも祇園祭など楽しい予定も沢山あるので、それを原動力にして頑張りたいところです。それでは今日はこの辺で失礼します、ジベリ!

2013年6月17日月曜日

意味を求めようとしている時点で意味などないことに気付くという意味のないことをしている僕らにはきっと人生の答えなど見つけられない

・京都御所(久々の登場)

・夜の上賀茂神社

6月だということが嘘のような爽やかな天気が続いている京都でありますが、昨日は午前中からまた就活でちょっと外出していて、そのついでにちょっとした京都観光を楽しんできたのでありました。

・清和院御門

試験会場は京都御所から程近いところということで、市バスの府立病院前で下車し、そこから歩くことおよそ5分弱。果たして京都御苑の東側、清和院門なるところにに辿り着きます。御所は限られた期間でなければ事前申し込みがなければ入れないことになっているのですが、その周囲の御苑は自由に出入りすることができるようになっています。どうしてここに来たのかというと、持参していた弁当を食べるためなのですね。弁当はおにぎりと卵焼き、そして野菜炒めという比較的よくやる組み合わせ。

・またしてもお弁当持参です

それほど験担ぎをやる方ではないのですが、こういう勝負事の前の弁当には茄子をよく入れてますね。まぁ言うまでもなく「成す」との掛けなのですが...。でもこういうのってやり始めるとキリがないんですよね実際。もともとイミのないものに意味を持たせるという意味のない行動の意味とは果たして如何なるものか...。それを楽しむという意味ないこともまた人生の醍醐味かもしれません。


・九条邸跡庭園

試験は3時半頃に終了し、それから僕は再び京都御所へと戻ります。南側の堺町御門から入ると、その程近くにあるのが九条邸跡。因みに中央奥に見える建物は拾翠(しゅうすい)亭というもので、現存する貴族の茶室として希少な文化遺産となっています。(因みに入場可。細評はこちらをどうぞ。)ここで少し九条家に関する説明を...。九条家は中臣鎌足を遠祖とする藤原北家の流れを汲む5つの家(五摂家:近衛、鷹司[たかつかさ]、九条、一条、二条)のひとつであり、この人物たちは戦前まではもちろんのこと、現在に至るまで大きな力を持ち続けていると言えます。

・庭園の池(九条池または勾玉池)には鯉や亀も...

かの近衛文麿は勿論その近衛家の出自であり、ついでに言うと現在の近衛家の当主である近衛忠煇さんはなんと日本赤十字社の社長をしているのだとか...。ただ補足しておくと、忠煇さんはそもそも近衛文麿の娘の子どもであり、文麿の息子である文隆がシベリア抑留で病死したことから養子として跡を継いでいる....という扱いになるんですが...。因みに元の姓は細川。そうです、彼は元首相の細川護煕さんのお兄さんなんですね。(いやはや恐るべし藤原家...。因みに九条家の現在の当主の九条道弘さんはというと、平安神宮の宮司を務めていらっしゃるようです。)

・藤原道長の屋敷はこの辺にあったそうな...

藤原氏絡みでもう一つ。この場所は「土御門第(つちみかどてい)」という建物のあった跡地であり、つまるところそれがかの藤原道長の邸宅ということになるのですが、彼が人生で一番イキっていたときに詠んだであろう「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることのなしと思へば」なる一句が生まれた場所でもあるのですね。摂関政治により藤原氏の天下を築き上げた藤原道長。武士の台頭などによりその勢いは衰えたかのように見えるのですが実際はといえば上述のような


・御所の西側、旧三条邸跡にある梨木(なしのき)神社

清和院御門を出てすぐのところに小さな神社があります。名を梨木(なしのき)神社と言い、維新の貢献者である三條實萬(さねつむ)・三條實美(さねとみ)父子を祀るものとして明治初期に造られました。そのため比較的新しい神社でありながら、皇族に深くかかわるところとして近代社格制度においては別格官弊社に分類されていました。

・梨木神社に行くときは是非ペットボトルを!

また萩の花が有名であり、9月の中旬~下旬にかけては萩祭りが行われることでも知られてており、「萩の宮」との別名も有しています。加えてもう一つここで有名なのが「水」なんです。境内にある井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水のひとつに数えられているそうな...。(因みにあとの2つはというと、醒ヶ井[さめがい]と県井[あがたい]なのですが、どうやらもう現存していないようです...。)

・今日食べたパンはこんな感じです

梨野宮神社を出て今朝降りたバス停へと向かい、そこから次は上賀茂へと移動します。上賀茂神社に蛍を見に行くためです。とはいえ、まだ日暮れまでは随分と時間があるので北山で一度下車し、いつもの進々堂へ。ここでパンを食べながら持ってきていたノートを開いて自習して時間を潰していました。

・北山のヴィレヴァンは路面店なのです

勿論雑貨屋にもまた行ってきましたよ。イノブンとネオマートに加えて今日は久しぶりにヴィレッジヴァンガードにも立ち寄りました。基本こういうときは何も買わないことが多いのですが、今日はひとつだけ買ってきたものがあります。それが何かというと...

・ローズの香りの蚊取り線香

蚊取り線香なんです。(イノブンで買ってきました。)4つで300円近くするので決して安いものではないのですが、なんか珍しかったのでつい買ってしまったのです。ローズの他にラベンダーのもあったのですが、蚊取り線香にもいろんなバリエーションのものが出ているのですね...。(去年買ったブタの蚊取り線香台が今年は早くも大活躍していますw)

・上賀茂神社に到着!

そうして19時前頃に上賀茂神社に到着。すでに空は暗くなり始めているのですが、境内は同じく蛍見物に来たであろう人々で賑わっていました。市街地からそう離れていないところで蛍見物ができるのってここくらいですからね。(下鴨の方でも見えなくはないらしいですけど、行ってないので詳しいことは分かりません。)

・上賀茂神社でも茅の輪くぐりができる模様

とはいえ本殿には入れませんが。因みに上の写真の左側に見える輪っかのようなもの、見たことのある方も多いかもしれないのですが、これは6月30日の夏越祓(なごしのはらえ)に向けたもので、茅の輪と呼ばれるものなんですね。これをくぐると悪役を祓うことができ、無病息災になると言われているのです。因みに京都ではこの日に水無月(ういろうのようなもの。氷室の氷を象ったものなのだとか...。)という和菓子を食べるんですよ。

・月明かりと上賀茂神社

上賀茂神社はただでさえ幽玄な雰囲気のある場所で、一種の‘磁力’がある稀有な場所なのですが、日没後は更にその雰囲気が神聖なものへと変わるような印象です。(こういうものは説明できるものではないのですが...。)で、肝心の蛍ですが...写真としてはこれが限界ですw 

・やはり蛍は撮るのが難しいです(中央やや右に見える光が蛍です)

でも去年より沢山の蛍が見えたんですよ実際は。昨年同様子供連れが多く見えましたが、やはり子どもたちは大はしゃぎです。蛍は本当に綺麗な水のあるところにしか生息しないんですが、つまるところここには自然がいっぱいなんですね。そもそもこの国においては自然そのものが神なんです。だから、自然と共生することを我々のご先祖様方は考えてきたのです。そういう「心」っていつまでも大切にしたいものですね^^

・上賀茂神社近くをフラリと...(中央やや右は末社の福徳神社)

その後、「もしかしたら...」と思い、大田神社まで足を運んではみたのですが、そちらには蛍はおらず、どころか人も全くいない幽玄な雰囲気が漂っていたので、とりあえず軽く参拝だけしてから引き返していきました。家に着いたのは23時前くらいで、それから夕食を食べて就寝。今日はというと大学の研究室にこそ少し顔を出したものの、基本のんびりとした1日を過ごしていました。(明日はまたバイトです。)そんなところでありますが、本日はこの辺で失礼致します、ジベリ!

2013年6月9日日曜日

トムとジェリーにはたまに感動回みたいなのがある

・十三ファンダンゴはこんな佇まい

今日は大阪にライブを見に行ってました。No Regret Lifeというバンドの解散ライブに僕が最近ハマっているゴーストノートというバンドが出演するということで...。ソロライブじゃないのと、それから主役のノーリグを含めて後の2つのバンドを大して知らないという理由でどうしようかとは思っていたのですが、まぁ結果から言うと行って大正解でした^^ 


・今週のランチパスタは賀茂茄子と鶏もも肉のトマト煮込みのパスタ

午前中はクンクンルーホーに髪を切りに行き、そしてお昼ご飯は毎度お馴染のtimepiece cafeにて。どうしても今週のパスタを食べたかったんですよね。ここのパスタにハズレなんてものはないのですが、やはり今週は大当たり。来て正解でした。その後阪急電車に乗り、会場のある十三を目指します。(と言っても、どう考えても時間が余りまくる算段になるのですがw)


・ディープな世界が広がる十三

結局十三に着いたのは15時頃。開演時間の18時までですら、まだ3時間もあります。十三というのは知っている方も多いとは思うのですが、本当にディープな雰囲気のある街です。魅力的な居酒屋や立ち飲み屋も多く、フラッと飲みにくるのに丁度良さそうな町で、ついつい写真も沢山撮ってしまいました。

・楽しい音楽の時間がはじまります!

それからマクドナルドで時間を潰すなどしていると、ようやく開場の時間が近付いてきました。本日のライブ会場は知る人ぞ知る大阪屈指のライブハウス、十三ファンダンゴ。開演まではまだ1時間半以上あるのですが、ライブ会場の周りには少しずつ人が集まってました。18時に入場し、入り口でもらったチラシや、なぜかモニターから流れている「トムとジェリー」を見つつフォアローゼスをロックで飲みながらスタンバイ。19時の開演を待ちます。



1組目はそもそもの目当てであったゴーストノート。大平さんを中心に結成された岡山出身の3ピースバンド(今は5人編成。正式メンバーではないものの、サポートともちょっと違うらしい)で、2011年には年間およそ200本におよぶ大規模なツアーを敢行したのだとか。綺麗なメロディーと胸を打つ歌詞、そしてそれを際立たせる大平さんの独特な声が魅力的で、今個人的に一押しのバンドでもあります。ともあれアルバムもまだ1枚しか持っていないので知っている曲もそう多くは無かったりして実際、1曲目が2枚目のアルバム収録のa walk in the life」というのは分かったのですがそれからあとはしばらく聞いたことのない曲ばかりでした。でも最後に演奏された曲は僕の大好きな曲で、おそらくゴーストノートを知らない人でも聴いたことがあるかもしれない曲。銀魂のエンディングとしても使われていた「I、愛、会い」です。ホントにこの曲が聞けただけでもこのライブに来た甲斐があったと思えるくらい僕は好きな曲なんですよ。ほかに聴きたい曲はたくさんあるので、次は是非ワンマンのライブに行きたいものです。



その後ステージは暗転し、次の出演者の準備に掛かります。その間は再びモニターにて「トムとジェリー」の映像が。そして飲み物の追加オーダーを聞かれたので、折角ということでもう1杯飲むことに。2杯目はハイネケンを頂きました。そうこうしている間に次の演奏が開始。2組目は滋賀県立大学の音楽サークルで知り合った3人により結成されたという3ピースバンド、LOVE LOVE LOVE。(因みにベースボーカル)何だろう...初めてなんだけど親近感がある。特にベースボーカルの寺井さん、どことなくフジファブの志村さんに似ている気がする。メールの返信が遅いとか、仮にも解散ライブなのに「(話すことは)何もない」とか言っちゃうところとか、ホントいい意味で不適合者なんだな(←誰もテメェに言われたくはねーよw)という感じが好感持てて一気にファンになってしまいました。





演奏後、再びモニターには「トムとジェリー」の映像が。10分ほどするとスタンバイが整ったようで、いよいよ今日の主役、No Regret Lifeが登場です。正直なところ、僕はこのライブに来るまでこのバンドの曲を殆ど聴いたことがありませんでした。でもLOVE LOVE LOVE同様に曲のタイトルも知らないのに聴き入ってしまうんですよね。そして、まったく思い入れのあるバンドでも無いのに解散するというのが寂しく思ってしまいました。解散ライブということで周囲には泣いているファンの方も少なからず居て、そうかと思えば当のバンドのメンバーは比較的清々しい表情なのですが、きっと心中は少なからず辛い思いもあるんだろうな...なんて思うとやっぱり心に響くものがあります。(曲がりなりにも自分もバンドをやっていた人間ですからね^^;)



・ツイッタ―で大平さんから返信を頂きました^^

かくしてライブは大盛況のうちに幕を閉じました。ライブが終わったのは22時過ぎ。魅力的な飲み屋の多い町なので1軒くらい立ち寄りたい気持ちもあったのですが、明日が仕事なのと終電の心配があったとで今日は退散することに...。盛り沢山のライブでゴーストノートをもっと好きになったのは勿論のこと、LOVE LOVE LOVEとノーリグのことも好きになって帰ってきました。(早速CDを借りてみようと思いますw)そんなところですが、さっき言ったように明日はまたバイトなので本日はこれにて失礼します,ジベリ!