2013年9月26日木曜日

「災い」しかもたらさない発送電分離

3.11及びその後の福島原発の一件以来、様々な方面から電力自由化論が聞こえるようになり、その文脈の中でいわゆる「発送電分離」なるものが主張されるところとなったのですが、果たして発送電分離は何をもたらすというのでしょうか?

1、発送電分離とは?
現在日本では、発電と送電と小売を各地域の電力会社が一任する、いわゆる「垂直一貫体制」なるものが用いられています。ザックバランに言うと、それを切り離して発電と送電を別個の会社にやらせようというのが発送電分離ということになります。

しかしながら発送電分離は何も「脱原発」の観点から主張されるようになったものではありません。これを言い出したのは経済産業省の電力システム改革専門委員会というところです。経済産業省は最近になってやれ再生可能エネルギーだなどと喧伝し始めましたが、基本的には原発推進派が多数を占めるセクションであり、どうにもキナ臭い...。(それからこれは余談ですが、経産省のお偉いさんが原発メーカーの1つでもある日立に天下りしていたことは、あまり多くの人に知られていない模様ですね...。)

また付け加えるとすれば、そもそも論として送電事業というのは儲からないのです。あの進撃のハゲ孫正義も「送電事業にはうまみがない」明言しているのですが、成程事業の大半はメンテナンスであり、凡そカネになる事業とは言えないのです。果たしてそんな事業に誰が手を出すのか?皆目見当もつきません。それから大前提として言えることは、福島原発の事故は別段垂直一貫体制の所以として起こったものではないということ。それは同じく津波の被害に遭いながらも大事に至らなかった女川原発を見れば明らかです。よしんば発送電分離が成されていてもあの事故はおそらく避けられなかったでしょう。

2、脱原発とは無関係な「発送電分離」
結論から言うとすれば、発送電分離と脱原発はそもそも関係ないものなのです。まず大前提として確認しておくべき事実は、発送電分離が進んでいるEU諸国にもアメリカにも原発はいまだ存在しているということです。そうなんです、原発はあるんです。たしかにドイツなど脱原発に舵を切っている国もありますが、たとえばフランスは現在も原発大国。あのフィンランドにも原発はあるのです。(まぁこの国の場合、発電所の敷地内に本社を構えるという気構えはあるようですがw)

つまり発送電分離を実現したところで、脱原発には何らつながらないのが現状なのです。ついでに言うと電力自由化もそうです。あたかもそれらを脱原発の必要条件のように喧伝する人が多いのですが、実際には何ら関係ない話だったのです。

それから付け加えるとすれば、発送電分離は東谷さんの記事(下記参照)にもある通り、電気料金の値上げなど多くのリスクを抱えています。その最大のものは安全管理が杜撰になりがちな点でしょう。先述したとおり、基本儲からない仕事ですので、企業が利益を上げようとコスト削減に踏み切れば安全管理は十分に成されない可能性が高いのです。停電が殆ど無いというのが我が国の電力事情の誇るべき点でもあるのですが、その「強み」も失われかねないのが現状です。消費者が電力会社を選べる点などはたしかに一見すると脱原発への布石になりそうな気がしないでもないのですが、少なくとも現在の理論上ではデメリットの方が多いというのが実情と言ったところでしょう。

専門外の分野につき、僕自身も書きながら資料をあちこちから引っ張り出して悪戦苦闘していたのですが、如何でしたでしょうかw?脱原発は我々日本人に叩きつけられた大きな課題です。しかし何事にも万能薬と言うものはありません。冷静な分析のもとに地道に進めていくしかないのです。そんなところでありますが、本日はこれにて失礼したいと思います,ジベリ!

―参考―
・脱原発の風潮のなかで発送電分離を一気に断行しようとしている(東谷暁)
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/154dfab885f23d753c52adff49ff59d2

・発送電分離じゃ原発はなくならないぞ! EUの発送電分離の対外的戦術を考える。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65848858.html

・飯田哲也氏のメガ・ミスリードその3 脱原発と発送電分離は無関係だ
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-8f2d.html
・電力自由化で脱原発?
http://openblog.meblog.biz/article/4894807.html
・電力自由化と脱原発はワンセットではないはずだ
http://www.alter-magazine.jp/index.php?%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%8C%96%E3%81%A8%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AF%E5%88%A5%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B

2013年9月22日日曜日

八幡市。

ということで、今日は八幡市の一次試験を受けてきました。毎度お馴染みのお京阪で藤森から八幡市へと向かい、そこから試験会場がある市役所までは徒歩での移動。バスも一応あるんですがまぁ時間に余裕があったのに加えて場所も分かってたんでね...。9時半の集合ということだったんですが、30分前の9時には既に会場に到着していました。

・今日もいい天気!(試験会場へと向かう途中に撮影)

1科目目は一般教養のペーパーテスト。これが12時前までで、その後10分ほどの休憩時間を挟んでから作文試験が。別段スケジュールを聞かされていなかったので僕はお弁当を持ってきていたのですが、どうやら弁当を持ってくる必要は無かったようですw

・八幡市もなかなかにいいところです

ちなみに作文のテーマはというと「安心して暮らせる安全で快適なまちづくり」。抽象的極まりないと言えばそれまでなのですが、個人的には比較的書きやすいテーマでよかったです。下書き用紙も貰ってはいたのですが、特にそれを使うことはなく一気に書き上げ、だいたい終了時間の10分前くらいにはペンを置いている状態でした。早く退出してもよかったのですが、まぁ念のため誤字脱字なんかをチェックしながら過ごしました。

・本日のお弁当はこんな感じ

試験終了後、まぁ折角なのでお弁当をその辺で食べてから帰ろうということで、駅からもほど近い河川敷の憩いの広場的な場所で昼食。弁当を食べ終わったあと、戯れに石清水八幡宮にでも参拝してみようかとも考えたのですが、前日あまり寝れていないことの疲れがあったのと、よく考えたら明日もまた就活じゃないかというので今日はとりあえず足早に撤退することに。

・八幡市駅のホームにて

明日はインテリジェンスオフィスという会社の1次選考、そして夕方はバイトなのです。いやいや今週は忙しいことこの上ないですよ。くれぐれも体調を崩さないように過ごしたいものです。そんなところですが、本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2013年9月19日木曜日

月を見ながら食べる団子の美味しさは異常

・夜の上賀茂近辺

・観月祭が行われる直前の神社の様子

今日は「中秋の名月」ということで、京都では各地で観月祭が執り行われていました。折角の休日だったので参加しない手はないということで訪れたのは上賀茂神社。6月末の夏越祭以来、およそ2ヶ月半振りの訪問ということになりますね。

・進々堂のパンを食べる

上賀茂神社は市バスくらいしかアクセス手段がないのが難点といえば難点でしょうか。なので上賀茂に行くときは早い時間に出て抱合せで何処か違うところにも行くのが常なのですが、今回はなんやかんやで遅い時間の出発に。お昼を食べてなかったので進々堂のパンを買ってきてそれを食べながらバス待ち。


バスに揺られること1時間弱で上賀茂神社に到着。月見団子は300名限定とのことで、「間に合うのか?」と不安もありましたが、なんとか引換券を頂けました。これであとは心置きなく月見ができます。

・賑わい出す境内

イベントの開始は18時から。境内は見物に来た人でごった返しています。外国の方も結構いました。そういえば日食とか月食みたいな天体ショーでもない限り、日本以外では月見みたいなのをやってるイメージってないですね。月の形容が色々あって、それが季節を表すというのも日本独特でしょうし...。ともあれこうしてそういう美意識が外国の人にも伝わっていくといいですね^^

・舞踊の奉納がはじまる

で、18時。舞踊・雅楽の奉納が始まります。舞踊にも雅楽にも詳しくはないのですが、それでもやっぱり月明かりの下でこういう演目を楽しむのは何とも風情がありますし、これを大昔の人も楽しんでいたのかと考えると感慨深いものがあります。

・新旧が交わり合う

舞踊・雅楽の奉納の終了後にはプロジェクションマッピングみたいなのもやってました。最近寺社でこういうのをやるのもトレンドのようですね。平安時代の人々が見たらさぞ驚愕するでしょうw 新旧のエンターテイメントが交錯する観月祭。いやはやいいものを見させて貰いましたよ。

・月より団子

で、演目の終了後は待兼山のお団子タイム。名月を見ながら味わう団子はやはり格別です。今年は偶然日程が休みと合ってたから来れたこのイベントですが、ホントに来てよかったなと。あ、ちなみにお団子はたしか亀屋ナントカっていうお店のやつのようです。

・たまにはこんな手抜きもw

それから京都駅まで引き返してヨドバシ地下のスーパーで晩ご飯の食材を買って帰ってきました。ま、お造りの盛り合わせを買って帰っただけで自炊はほぼセロですがw たまにはこういう日があってもいいじゃないですか。ちなみに明日は仕事です。それでは皆様もよい夜を。ジベリってことで。

小泉元首相の「脱原発」発言に見え隠れする3つの思惑

先月26日の毎日新聞の政治コラム、風知草によると、かの売国王・小泉純一郎が「今(原発)ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しい」として、脱原発に理解を示したというのです。小泉さん曰く、「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」だそうなのですが、これは御尤も。それから「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しい」というのも非常に的確。やはりこの人、話が上手い。それゆえに‘強敵’だったのではありますが、まぁこの辺が安倍晋三との違いと言ったところでしょう。しかしながら、やはりこの男の発言をまともに信じるのもバカな話でありまして、勿論ちゃんと裏があるんです。恐らくこの発言の裏には次の3つの意図があるんじゃないかな?と言うのが僕の分析です。


・原発作業ロボットの開発を怠った日本

ではその3つとは何かと言うと、第一には自らの過去の失策をナカッタコトにしたいという思惑です。こちらのツイートがそれを端的に示しているのですが、成程のちに「不安院」という不名誉な称号を得ることになった原子力安全保安院が設置されたのは小泉政権下の2001年。原発ロボットの開発が僅か1年で打ち切られたのも2003年、つまり小泉政権での話。同様に国内唯一の原発耐震テストができる施設である多度津工学試験所(香川県)を「コンピューターによるシュミレーションだけでいい」との理由で柴田碧さんという東大名誉教授(当時)、や学生時代に原子力について研究していた共産党の吉井英勝さんらの反対意見を押し切って廃止に踏み切り、同施設を建物敷地諸共売却したのも2003年、つまり小泉政権の時だったのです。

原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書(提出者:吉井英勝)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163072.htm


しかし定期検査の間隔を広げた...と言うのに関しては、僕の調べる限りでは小泉さんではなく麻生さんが首相だったときのようであり、勿論一概に小泉のみが悪いということでもないのですが、そうした過去の失策に注目が集まるのを打ち消す狙いが先日の脱原発発言の背景にはあるんじゃないかな?と僕は思います。

続いて2つ目の思惑。それは何かと言うと、言うまでも無く脱原発世論の取り込みです。信憑性が極めて疑わしいものの、安倍政権への支持率は依然として高く、政権は安定状態にあるとも言えるのですが一方で脱原発は殆ど国民の総意でもあり、そこにミスマッチが生じているのも事実です。山本太郎さんの当選はそれを如実に示している事象の一つと言えるでしょう。だからこそ、そうした世論を取り込んで自民党の活力を高めようという狙いが小泉さんにはあるんだと思います。思えば日本が公害列島と化した70年代、各地で革新自治体が生まれる中、公害対策基本法を制定し、脱・公害の世論を一定味方に付けたのは自民党。同じようなことを今回もやろうということでしょう。

ただこの場合の問題点と言うのは、その自浄作用が非常に疑わしいということ。つまるところ、自民党と癒着しきっている官僚構造や原子力ムラにメスが行き届くことなく、全てがあやふやにされてしまいかねないという懸念が非常に強いということなのです。小沢さんや亀井さんの「脱原発」発言の中にはかつての政策への反省や謝罪の意が含有されていましたが、少なくとも今回の発言を見る限りでは小泉さんにそれはない模様。それなくして「脱原発」と自民党に言われても、清水健太郎や田代まさしがヘラヘラしながら「もうクスリなんてしないよー」と言ってるくらい信用し難いというものです。

・それにしてもこのオヤジ、ノリノリである

そして3つ目。それは何かと言うと、息子である小泉進次郎に「追い風」を作ること。ただそれなりにルックスがいいだけの学歴ロンダリングに定評のある無能なのに青年局長を務めているとはいえ、それ以外には殆ど無役に近い我がバカ息子のために、何か仕掛けてやろうということでしょう。青年局は仮にも80人以上もの議員を有する大所帯。これが‘造反’でもしようものなら安倍政権は揺らぎます。ただでさえ河野太郎さんなど原発に関してはモノ申したい議員が一定数存在している自民党ですから、一度騒動になれば収集を付けるのは難しいというもの。

TPPに関しても同じことが言えます。未だに多くの慎重派を党内に残したまま交渉を進めているのですが、届くのは外交上敗北とも言うべきニュースのみ。不満は募っている一方でしょう。オリンピック決定で浮かれている安倍首相ですが、以外に崩壊の日は遠くないのかもしれません。他にも書きたいことは色々あるのですが、今日はこれから観月祭を見るために上賀茂神社に行く予定なのでこの辺でとりあえず失礼致します,ジベリ!

2013年9月10日火曜日

日刊ゲンダイはやっぱり凄い

2020年のオリンピック開催地が先日ついに決定し、東京は1964年以来二度目の開催をする運びとなったのですが、正直なところ僕は大きな懸念を抱いています。良識派の方々はおそらくそうだと信じているのですが、どう転んでも明るい展望を見出せないのです。しかしそんな僕らの懸念とは裏腹に、メディアはお祭り騒ぎ。翌日の新聞の社説を読んでみても、懸念の「け」の字も見当たらないのが実情です。

・2020年東京五輪 復興と経済成長の起爆剤に(読売新聞社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130909-OYT1T01260.htm

・2020年東京五輪 成功は世界への約束だ(産経新聞社説)
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130910/oth13091003280001-n1.htm

・20年東京五輪 未来への遺産を作ろう(毎日新聞)
http://mainichi.jp/opinion/news/20130910k0000m070133000c.html

朝日新聞は、数日でリンクが切れてしまうのでハナっから載せてませんが、まぁ似たり寄ったりの論調と言ったところ。この中では毎日創価新聞がややまともな論調に見えます。逆に酷いのは国売読売CIA新聞、汚染水の懸念は微塵も見られず、オリンピック開催による一時的な経済効果にただ浮かれているだけ。こんな新聞を取っている人がまだ何万人も居ると思うと吐き気がします。では地方紙はどうでしょうか?少しはまともであることを期待したいです…

・東京五輪決定  復興と希望の新風を世界へ(京都新聞社説)
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20130910_2.html

・20年東京五輪/被災地の復興を支える大会に(神戸新聞社説)
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201309/0006324960.shtml

・2020年 東京五輪 成功の条件 原発事故を封じ込めよ(東京新聞社説)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013091002000139.html


たしかに全国紙よりは懸念のトーンが強めですが、最終的には浮かれ倒している感が否めないところであり、あまりいいとは思いません。そうした中、辛辣だったのがこの2つ。河北新報と琉球新報。

・東京五輪決定/復興の開催理念磨きかけて(河北新報社説)
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/09/20130910s01.htm

五輪開催地に東京 夢と感動 世界と共に 被災地復興を忘れるな(琉球新報社説)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-212228-storytopic-11.html


特に琉球新報の社説の鋭い点は、今回の東京五輪開催を原発や放射能云々以外のところでの懸念についてまで取り上げている点なのです。オリンピックは「平和の祭典」なんぞと呼ばれてはいますが、そんなキレイなものではないということは恐らく多くの人の知るところでしょう。たとえば今でこそさも平和を象徴する行事のように思われている聖火リレーですが、これが初めて行われたのは1936年のベルリンオリンピック。ナチスドイツがゲルマン民族こそがギリシャの伝統を受け継ぐ最良の民族であることを誇示するために始めたものだったのです。やたらに国威発揚を促している安倍政権が、「ナチスに学べと発言した閣僚を有する自民党が、これを利用しないと考える方がむしろ無理があるように思います。2020年の東京五輪は「最悪の政治ショー」になってもおかしくないのです。

ここで話題を戻します。上記の通り、新聞は概して大はしゃぎなのですが、そんな中で冷静な見解を示すところが1つ。そう、我らが日刊ゲンダイです。1面の記事の上半分を使っての大見出し「東京圧勝」のあとに「例によってイベント大好きの多新聞・テレビは大はしゃぎ」との中見出しが続き、その後いよいよ本題に。「7年後の五輪決定への良識層のこれだけの見方と懸念」との見出しに始まるこの記事は、被災者切り捨てのお祭りムードをけん制するとともに五輪が国威発揚のための道具として利用される懸念にも言及するものに...。まさに僕が言いたいことと同じようなことを書いてくれているのが、またもや日刊ゲンダイなのでした。

そんな心配をよそにメディアも大衆も「経済効果」に浮かれています。下衆の極みとはこのことを言うのでしょうが少し冷静に考えてみましょう。果たしてオリンピックにはどれほどの経済効果があるのでしょう。1964年の東京五輪、輝かしい時代の1場面としてしばしば取り上げられる出来事なのですが、調べて見るとこんな記事が見つかりました。

・1964年の東京オリンピック開催が初めての国債発行につながっ
http://xn--xlro74ciuuldj.jp/1964tokyo-olympic-209

俗に証券不況とも呼ばれる昭和40年不況を日本は僅か1年で脱却するのですが、戦後初めて、1回限りのつもりで1965年に発行された赤字国債は、その後麻薬のように20年近くも毎年発行されるものとなったのでした。記事の中でも書かれているのですが、その理由は公共事業が産業化したことにあります。それらは主に地方で顕著なのですが、もともと臨時の仕事に過ぎなかった公共事業が、こちらもあたかも麻薬のように機能し、地方の産業そのものになってしまったのです。つまるところ、東京五輪は昨今まで続く地域衰退の主要な要因の1つとさえ言えるのです。

加えて言うと、実はオリンピック後に不景気に陥る(またはその材料が生み出される)のは64年の東京五輪が例外と言うわけではありません。たとえば過去6回(※北京まで)の夏季五輪のあと、翌年の経済成長率が減少していないのはアトランタ(アメリカ)の1例のみなのです。(しかし勘ぐった見方をすれば、アメリカの経済成長率が低下しなかった理由はその前後にIT革命がはじまったことに加えて、同時期に起こったコソボ内戦にあるんじゃないか?というのが個人的な分析であり、要するに軍需ゆえの結果ではないかということです。この辺はもう一度調べる必要がありそうですね。)

つまるところ、大きな需要への反動としてこの経済停滞は起こり得るのですが、果たして我が国ではどうなるのでしょうか?参考までに直近の例で98年の長野冬季五輪の例を見てみると、どうやらこちらもその後不況をもたらした模様で、短観の景況感は10年間ほぼ一貫して全国を下回り、県財政も悪化している模様。地方と大都市と言うことで、勿論条件は大きく異なりますが、どう転んでも大きな経済的起爆剤にはならないというのが大方の分析のようです。祭りが好きなのは僕も同じです。そりゃ楽しいに越したことはありません。しかしながら、そもそも今は浮かれている場合ではないでしょう。オリンピックよりも先にやるべきことがあるはずです。まだまだ言いたいことは色々とあるのですが、まぁ今日のところはこの辺で失礼します,ジベリ!

2013年9月6日金曜日

遊園地で正しくはしゃげる大人であれ

・ルーカス映画「アメリカン・グラフィティ」に登場したドライブインを模した店

・こちらはシティウォークにて

・夕暮れどきの園内はなかなかいい感じです

今年の夏休みは色々と忙しくて松山に帰れないのですが、今年は久々にうちの家族が京都に遊びに来ることになって、今日はユニバもといユニバーサルスタジオ・ジャパンに行ってきました。平日とはいえ世の大学生は依然夏休みということで、園内は元気な大学生でいっぱいであり、もっと言えばカップルだらけ。コイツはやってられませんよw

・さぁ、いざハリウッドの興奮に飛び込みましょう!

まぁそうは言うものの折角の遊園地、楽しまない手はありません。USJと言えば最近アホな大学生がバカ騒ぎを起こして一躍話題になったのですが、遊園地も粋に楽しめないとは呆れたものですね。でもマナーさえ守ってれば遊園地で楽しめる大人ってカッコいいと思うんですね、僕は。特にテーマパークってほら、その世界観に飛びこまなきゃ楽しめないところがあるじゃないですか?そういうのを恥ずかしがらず出来る人ってやっぱりカッコいいんですよ。だからまぁ何が言いたいかと言うと、USJで飛び込んでいいのはハリウッドの興奮であってアトラクションの巡行するプールではないということです。(←うまいこと言ったったw)

・園内を疾走するハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(写真右手)

ただ問題なのはいつぞやからかUSJがその世界観を守ることを放棄してしまったことでしょうか。とりあえず着いてから最初に乗ったのはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドという映画とは全く関係のないジェットコースター。この映画とは全く関係ない世界観を守る気の更々無いアトラクションの面白い点は映画とは全く関係が無い点ではなく、音楽を聴きながら楽しめるという点。まぁ相変わらず選曲はカスですけどw

・アトラクション前はこんな感じ

そして2つ目に向かったのは「E.T」をテーマにしたアトラクションを潰してまで作ったこれまた映画とは全く関係のないスペースマウンテンの劣化版スペースファンタジー・ザ・ライド。ひらパーのバチャンガの陸上&室内版というか何というか...。世界観はよく分からないのですが、とりあえずLEDは綺麗でしたw

・海軍本部少佐のヘルメッポがステージに登場!

・一方こちらはコビー大佐

次に向かったのはJAWS。ここでようやく映画の世界とご対面・・・と思いきや、アミティ・ビレッジで僕らを待ち受けていたのはまさかのONEPIECEの世界でした。と言うのもワンピのステージショーをここUSJでは数年前からやってるんですね。(最早ハリウッド置いてけぼり状態なのですが、ワンピースは好きなので特別に許可するとしましょうw)

・たしぎ大佐もなかなかの完成度...

その抱合せ企画の1つがこのイベント、「海賊掃討作戦」なのです。コビーとヘルメッポに加えて、この時間帯にはたしぎ大佐が登場。(スモやんもといスモーカー中将のときもあるそうな...)このイベントは、いわゆるゲスト参加型の企画で、コスプレしたキャストなどが海賊&海軍入隊希望者としてステージに上がり、出演者と三文芝居素敵なトークをお送りするのでした。



まぁ客の方にも結構気合入ってるコスプレの人とか居て面白かったですけどね。あとヘルメッポの司会も頑張ってるなという感じで、相変わらずこういうスタッフのレベルはUSJって高いんだよなと...。詳しくは後で書きますけど、ステージのアクターさんのレベルも高いんですよね。(というか個々のアトラクションで見ると悪くなかったりするんですよねw)

・さぁてクルージングに出発です

ともあれ、当のJAWSは平常運転。いざ、ヤツが待ち受けるアミティ島のクルーズの旅へ出掛けます。いや僕もこの映画は観たことがあります。ここができた当時ですから、もう10年以上前になるのでしょうか?誰もがこの映画を見て鮫を怖がり、実際この映画が公開された1975年には世界中のビーチから人が消えたなんて話もあるそうです。

・アミティビレッジのあちらこちらに佇んでいるニュース・クー

とは言うものの、実際はどうかというと鮫に襲われて死ぬ人というのは平均すると年に5人程度であり、スズメバチに刺されて死ぬ人よりも少なかったりするのですが...。まぁここのホオジロザメのように好戦的なサメも実際には少ないということです。しかもその好戦的なサメはわざとらしい演技に定評のある優秀なスタッフによって退治されましたし、おそらく皆さんが訪れる頃には豊かなクルージングを楽しめるようになっているに違いありません。(←しっかり企画に乗ってあげるヤツw)

・スヌーピーファンからは評判の悪いアトラクション

その後、僕らは次なる目的地であるスヌーピーランドへ...。新アトラクションの空飛ぶスヌーピーが僕らを迎えてくれます。とは言えスヌーピーファンからすると原作に忠実に対処して、撃墜王スヌーピーの運転する愛機もとい犬小屋に乗ってのフライトを楽しみたいのですが...。

・室内のジェットコースターはなかなか面白いです

まぁこの辺のいい加減さがUSJの魅力(?)なのかもしれませんが、であるが故に某夢の国に比べるとどうしても見劣りしてしまうのかもしれません。とはいえ室内にあるジェットコースターななかなか面白いですし、チャーリー・ブラウンと野球ができるゲームコーナーがあったりと、意外に(?)ここだけで半日くらい過ごそうと思えば過ごせてしまったりすること請け合いです。

・ショーの開演前、観客を盛り上げるクルーたち

なんかさっきからほとんど文句しか言ってない気がするのですが、そんなこの某夢の国の劣化コピーUSJにおいて、そのレベルの高さに驚かされるアトラクションの1つがこのウォーターワールド。地球温暖化により氷河が溶け、海に覆い尽くされた近未来の世界を舞台にした1995年公開のケビン・コスナー主演の映画をモチーフとしたショータイプのアトラクションがこの「ウォーターワールド」なのです。

・ショー終盤に登場する飛行機(撮影はショーの終了後)

ショータイプのアトラクションということで、アクターさんが主体となるのですが、これが本当によく出来ていて、何度観ても引き込まれること間違いなし。迫力ある戦闘シーンとお笑いパートの‘落差’も特筆すべき点の一つであり、数あるアトラクションの中でも僕が何よりもオススメしたいものだったりします。




あと映画自体も個人的には結構好きなんですよね。(興行的にはあまり振るわなかったようですけど...)初めてUSJに行くことになった今から12年前に観て以来、何度となく見ている映画の1つなんですけど。今は亡きデニス・ホッパーの板に付いた悪役姿は勿論、孤高の一匹狼を演じるケビン・コスナーが最高にカッコいいんですよ。(まぁ最初はちょっとイヤな奴なんですけどねw)

・サイン入りの手配書(ゾロのサインがなかったけど中井さんは銀魂で忙しかったのかなw)

ちなみに現在、USJではこのステージを利用してONEPIECEのショーを開催しているのです。内容は原作と連動していて、たとえば今年だとドフラミンゴやトラファルガー・ローなんかも登場するらしいです。(え…、青キジも出るの?豪華だなオイw)

・エースと白ひげのお墓(前に行くと2人の‘名言’が再生される)

ONEPIECE絡みでもう1つ。ファンにとっては堪らない演出というかもはや憎いモニュメント。ジュラシックパークの「ディスカバリー・レストラン」の程近くに「白ひげ」ことエドワード・ニューゲートと、ルフィの兄でもあるポートガス・D・エースのお墓が再現されているのです。




多くの読者にとっておそらくそうであったと思うのですが、白ひげは僕にとっても偉大な親父でした。流石にあんないい上司には今後も巡り会えないかもしれませんが、銀魂の近藤勲みたいな上司くらいだったら実際に居てくれるのかな...なんてやや下方修正してたりする今日この頃。エースと白ひげ、血は繋がってないけどそれ以上の繋がりがある父と子。2人仲良く天国でお酒でも飲んでいるんでしょうね…合掌。

・これはニューヨーク・エリアにて

ずぶ濡れになるアトラクションに多く乗ったので、ちょっと暖まろうということで「バックドラフト」へ。(←楽しみ方おかしくねw?)そうこうしているうちにだんだんと日も暮れてきて、気付けばあと数時間で閉園の時間に...。(というかいくら平日とはいえ19時半閉園ってあり得なくねw?)現在パーク一押しのアトラクションであるスパイダーマンや、開園以来の人気アトラクションであるジュラシックパークなどを周り、その後はパレードの時間まで各々バラけて土産を買いに行くことに...


・これはジュラシックパーク・エリアにて(左手後方に見えるのがアトラクション)

僕は嫁への土産と自分用のワンピグッズを買いつつ、夜のパークを物色。ライトアップされたパーク内は昼間とはまた違った雰囲気でとても楽しかったりします。そしてあっという間にパレードの時間に...といってもそこまで見る価値のあるものではないのですがw

・オリジナリティーに乏しいことに定評のあるパレード

まぁエレクトリカルパレードの超絶劣化版だと思ってもらえれば間違いないです。ハッキリ言って2番目のスヌーピーだけ見ればあとはどーでもいいです。僕はパークが出来た当初、ラグーンでやってた「ハリウッド・マジック」が好きだったんですけどね。キングコング(※西田さんが居るコンビじゃない方)が出てきたり、恐竜が出てきたりで...。ちなみにUSJ、昔は入口に常時ウッドペッカーやスヌーピーが居たはずなんですが、今はもう決まった時間しか出てこないようです。(ちーん)

・銀さん&白夜叉のパネル

パークを出たあと、僕は弟と2人でジャンプショップに...。共通して好きなのはONEPIECEなんですが、それ以外は微妙にバラけてるので、この日買ったものも僕は勿論銀魂グッズであり、弟の方はというと、どうやら暗殺教室(作:松井優征)のグッズを買った模様。

・これシュワちゃんの直筆です(パークのインフォメーションセンター的なところに展示してある)

それからオカンも合流して3人でサイゼリヤで夕食を食べてからJRと京阪の乗り継ぎで1時間ほど前に帰宅した次第です。明日は特に何をするかは決めていないようなのですが、とりあえず僕は数日後にまた入社試験を控えているので研究室にでも篭って勉強してるんじゃないかなと思います。そんなところでありますが、本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2013年9月3日火曜日

鳥せい祭り

・久々に長建寺にも行きました

今日はお馴染みの「鳥せい本店」で年1回のお祭りがあるとのことで、また伏見桃山に出掛けてきました。やっぱりいい街ですよ、伏見桃山は…。そしてやっぱり鳥せいはお酒も焼き鳥も美味しい!充実の1日を過ごしてきましたよ。

・ちょっと豪勢なお昼ご飯

知る人ぞ知る人気店ということで、店は大混雑。とはいえ昨年5月のGWのときに比べるとそうでもないかな?といったところ。ランチタイムということで、とりあえず親子丼と焼き鳥数本、そして日本酒を注文です。

・追加オーダー(ちなみにお酒も2杯目w)

ところで何が「祭り」なのかというと、この店の売りである焼き鳥の値段なんです。シンプルな焼き鳥(←なぜかこれが一番高い)から、ねぎまに肝に至るまで、全てが1本94円。だからこそ、ご覧の通りの大量注文なのです。(普段は単価が高くてあんまりこういうの出来ないんですよねw)

・デザートはゆずシャーベット

鳥せいのランチにはコーヒーが付くことになっているのですが、今日はキャンペーン日ということでそのサービスは休止とのコト。まぁでも食後になにかデザートをということで、シャーベットを食べてから今日は店を後にしました。その後長建寺に行き、また参拝ついでにおみくじを引いてから酒蔵街を後にし、帰り際に商店街のカルディに立ち寄ってから京阪電車に乗り込み、帰路に着いたのでありました。


・皆さんも是非、伏見に遊びに来てください^^

ちなみにおみくじはというと、今回も大吉でした。「かけはしと 思える雲に夢ならず 昇りこそすれ心おきなく」という短歌のようなものの後にその解説があり、「どの道に従うも将来の成功 うたがいなし」というこれ以上ない一言が…。ほかにはどんなことが書いてあったかというと、「おごりたかぶる心を慎みなさい」とか「せいぜい人の世話をよくすること」などなど。要するに、幸運にかまけてると失敗しますよという戒めでしょう。まぁ当然のことですね。未だ就職も決まっておらず、色々と難局に差し掛かっているところではあるのですが、最後には「心配ごと やがて解決す」との1文もありましたし、頑張っていれば何とかなるのでしょう。そう信じて前に進むほかはありません。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!