2015年10月21日水曜日

やはり阪神大震災も人工地震だったのか?

昨日買って帰った神戸新聞の紙面を何気なく見ていると、1面にこんなニュースが出ているではないですか。

・阪神淡路、縦揺れ説再び 日本地震学会で報告へ(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201510/0008496592.shtml

これを見て僕は「おや?」と思ったのです。疑問点は2つ。なぜ今頃になってそうした風説が再度語られるようになったのかということ。もう1つは、これはかつてからあった阪神大震災=人工地震説を補完する情報なのではないかということ。というのも、通例地震というのはP波と呼ばれる初期微動とS波と呼ばれる主要動によって成り立っています。そしてP波は縦揺れ、S波は横揺れというのが一般的な形態であり、当然ながら壊滅的な被害を及ぼすのはS波、つまりは主要動ということになります。ところが阪神大震災には不可解な点がありました。多くの被災者が「下から突き上げる衝撃」について証言していることに加えて、明石海峡を横行中だったフェリーからは

「潜水艦がぶつかったような大きな衝撃があった」

との証言もあったというのです。有名な話ですが、明石海峡といえば丁度この震災の震源地に当たる場所。そして何の因果かその場所では悪名高いベクテル社が明石海峡大橋の建設に携わっていたのです。3.11後、東京湾を震源地とする地震が何度か起こっているのですが、その震源地の近くにある海ほたるの工事に際して埋め立てを担当したのが他ならぬベクテル社であり、一部では「人工地震の陰にベクテルあり」とまで言われるほど。閑話休題。本文にはこの縦揺れ説の論拠として次のようなことが書かれています。

・被災後の阪神高速神戸線の橋脚(記事より)

また、上部のコンクリートが砕け散ったものの、鉄筋は横に折れたり曲がったりしていなかった橋脚や、鉄筋がちょうちんのようにたわんで倒れた橋脚から、縦揺れで圧縮したり、引っ張られたりした破壊だと推定する。




このように普通の地震ではあまり起こりえないことが起きているんですよね。そうしたことがありながら、なぜ今まで「横揺れ」説が正透視されてきたのか。その答えは地震計にあるのだとか。どうやら縦揺れは周波数が極めて高いため、既存の地震計では拾えなかった(本文より)そうなのです。人工地震を企てた人たちは、そのことを知っていてこの手口を選んだのではないか。そんな憶測もありますが、まぁこの点に関しては憶測の域を出ないのが実のところ。



ただこれは余談ですが3.11同様に阪神大震災も実際には震源地が複数あったとする説もあるようですし、そうした点を類推するに、阪神大震災=人工地震というのはありえない話じゃないんじゃないかな?というのが現時点における僕の見解です。昨日の記事でも言っていたように、僕は今日は東寺の弘法さんに行くことになっているので、ここいらで一旦失礼したいと思います。それでは皆さん、よい一日を^^!

2015年10月20日火曜日

大阪駅ビルとかいうパラダイス

・大阪マルビル

今日はドリームチームという塾をやっている会社の説明会&一次選考に行ってきました。会社名からしてなんか胡散臭い気はしていたのですが、まぁその予感は半分的中していたような感じですw

・およそ1ヶ月ぶりの大阪

今日はJRルートで大阪へ。稲荷駅からまずは京都駅へ向かい、そこで乗り換えて大阪まで。説明会の会場はTKPのビジネスセンター。梅田でTKPと言えば、高速道路が建物を貫通している例のアレが真っ先に思い浮かぶことかと思いますが、そうじゃない方のビルですw



会場には僕を含めて4名の選考希望者が。話をしてくれたのはどうやら会社の代表の模様。「他のスタッフは来れなかったので筆記試験は無し」とのことでどうやら一次試験は通過(?)した模様なのですが、正直この会社大丈夫なのか...というのが本日の感想。もちろん有意義なところもあったんですよ。今日来ていた社長と思しき方は結構な苦労人のようですし、経営戦略など勉強になったところもありました。でも「成長したいならブラック企業の方がいい」とか「(パワハラなどがあっても)3年はその会社を辞めないほうがいい」ってのはやっぱ暴論でしょうと...。ただまぁこの国には現状パーフェクトなホワイト企業というのは存在しないというのは事実なんですけどね。




たとえばあらゆる宗教がカルトになりかねないのと同じで、企業(特に日本の)はふとしたことでブラックになってしまいかねないのです。なぜか?労使関係で見ると労働者側が圧倒的に弱いからですよ。もちろんサラ金同様の形態である奨学金制度とか多種多様な要因はあるのですが、根本はそこなんですよ。だからやるべきことは労働組合、それも会社単位じゃなくて個人単位で入れるユニオンが力を持つことだと思うんですよね。大学3回生の頃の討論会で訴えたことの1つがまさにそれだったんですけど、たとえば怪我をしたときは病院に行くのと同じように、会社で困ったことに出くわしたら労働組合を頼るっていうメソッドを普及させなくてはいけないんですよ。だけど現状ではそういう人は少ないですし、入っているというだけで会社から嫌がらせを受けるようなケースも散見されるようです。こういう状況を変えていかなきゃこの国からブラック企業はなくなりませんよ。

・梅田のビジネス街にて

・・・とまぁシリアスパートはここまで。別段ここから抱腹絶倒のすべらない話をするワケではないのですが、まぁお察しのとおり、これから先は呑みが始まるワケです。・・・とその前に今日はシアトルズベストに立ち寄ってちょっと自習していくことに。ちょっと書かなきゃいけない書類もあったんでねw

・キャラメルラテ(トール)は440円也

僕とシアトルズベストとの付き合いはなんやかんやでもう10年以上になります。高校時代、体育会系の人たちであれば部活上がりにラーメン屋みたいなとこに行くのが定番なんでしょうが、文化系の端の端にいた自分はどうだったのかといえば、精々テスト明けの土曜に一人でシアトルズベストに行くのが関の山んぼうでした。スタバじゃないんですよね、敢えてのシアトルズベスト。(まぁ僕がよく行ってたフジグラン松山店はもう無いのですが...。)天邪鬼なんですよ、僕は基本的にw

・アフター5はこれから!

店を出る頃にはすっかり辺りは暗くなっていましたが、ビジネス街梅田のもう1つの顔は夜の街。ここからが本番、ここからがパーリィなのです。また食道街に行っても良かったのですが、今日の行き先はそこではありません。他に行きたいところがあったのです。

・一見するとただのオフィスビルだが...

それがタイトルにもある大阪駅前ビル。パッと見はただのオフィスビルなのですが、ここの地下には驚くべき世界が広がっているのです。(あ、ちなみに駅前ビルは1~4まであるのですが、今日行ってきたのは写真の第一ビルです。)

・地下は呑みの聖地だった!

地下1~2階に広がるのは様々なお店。数多の呑み屋が立ち並ぶそこはまさに呑みの聖地といっても過言でない世界。しかもワンコインメニューのある店が多いので財布にも優しい。今日はとりあえず2軒ハシゴしてきました^^

・ワンコインセットは税込で540円也

1軒目は串カツ屋の串泰。生中と串カツ4本がセットになったワンコインメニューを注文してとりあえずの一杯。テレビの音とお客さんの話し声をBGMに本日の一人呑みはスタートです。大阪の串カツ屋ということでソースの二度漬け禁止ルールと食べ放題のざく切りキャベツはワンセット。ソースが足りないときはそのキャベツでソースをすくって串カツにかけるんですよね。

・だし巻き卵は250円(税外)也

あと、ここは串カツのほかにちょっとした一品メニューみたいなのも揃っています。今日食べたのはだし巻き卵。いいですよね、だし巻きって。そしてもう一杯のお酒には日本酒を。ちなみに銘柄は伏見は宝酒造の松竹梅。(渡哲也さんのCMのやつですねw)


ここのところ、気付けば日本酒ばかり呑んでいる僕であります。と、まだまだ飲みたいところですが、とりあえずこのお店はここまで。これだけ飲み食いしても会計は1000円少々ですから驚きです。

・ワンコインセットはタパス(小皿料理)の盛り合わせとドリンク1杯の組み合わせ

2軒目はアルフレッドというお店。いわゆるバルというやつなんでしょうか。なかなかにお洒落なお店です。そしてここにもワンコインメニューが。しかも今度は税込での500円。まさしくワンコインなのです。お酒はサングリアにしたのですが、もちろんビール(銘柄はハートランド)もありますし、ワインやハイボールも選択可。ワインはフランスやイタリアのものを中心に赤白計10種が取り揃い、これはボトルでの注文も可とのこと。ピザやパスタ、リゾットといったガッツリ系のフードメニューもあるので呑みの場所としては元より、食事にも使えるお店だと思います。あと、串泰が完全なる立ち呑み屋だったのに対してこっちはカウンターに丸太のようなものがあって、軽く腰掛けることもできるほか、座って飲めるブースもあるので立ち飲みビギナーにもオススメできます。

・梅田は地上ステージもなかなかハード

外に出るともう真っ暗。ボチボチ帰らなくてはいけない時間なのですが、もう1つ行きたいところがあったので、そこに向かって進軍開始。梅田は地下に入れば無理ゲーレベルのダンジョンが広がっていることで知られるのですが、では地上ステージはどうなのかというと、こちらもなかなか曲者なのです。(決して舐めプはいけませんよw)

・さっさと退陣しろ、安倍政権

行きたかった場所というのはヨドバシカメラ...の中にあるジャンプショップなのです。近くでは大阪にしかないので、近くに来た時には是非とも立ち寄っておきたいお店なのです。ここの前ではよくデモや街宣がやっているのですが、今日もそうした人たちの姿が。SEALDsではなくやや高齢の人たちが主体のようでした。世代を超えた闘い、まだまだ諦めちゃいけませんよ、一刻も早く暴政を終わらせましょう。志士会も戦い続けます!

・缶バッジは350円(中身はランダム)

ジャンプショップは行ってみて正解でした。一番くじも引いて帰れましたし、ワンピース歌舞伎グッズも買うことができましたからね。しかもその缶バッジは一発でレア物を当てる快挙。一番くじの方はI賞のアクリルスタンドをゲット。(ちなみに写真のサンジのおみくじのようなものは何なのかというと、ワンピース歌舞伎グッズを買うと貰えるおみくじステッカーなんですね^^)

・そういや最近ギター弾いてないな...

店を出ると遠くから聴き慣れた歌が。YUIさんの「It`s Happy Line」ではないですか!で、歌声の主がこの写真の人。あまりこういうのを立ち止まって聴く方ではないのですが、好きな歌を歌っていたのでついつい足を止めてしまいました。名前も留めてはいないのですが、個人的に好きな歌声だったので是非とも今後も頑張って、YUIさんを越えるようなアーティストになって貰いたいところです。

・阪急電車の色合いが好きです

1~2曲聴いたあと、僅かばかりの小銭をボックスに入れて帰路につきました。阪急電車にはもう何度も乗ってますが、あの電車の色合いが個人的に大好きなんですよね。あと最近はあまり行ってませんが、梅田駅構内の喫茶店も好きなんですよね。


日本の私鉄阪急電鉄 [ 広岡友紀 ]
価格:1620円(税込、送料無料)


まぁ今年は元より、これから先もあそこには何度も行くことになると思われるので、たまにはあの店から電車を眺めながらビールを飲みたいものです。明日は予定では東寺の弘法市に行くことになっているのですが、まぁ予定はあくまで予定。貴重な休日をエンジョイしたいと思います。それでは皆さんおやすみなさい,ジベリってことで。

2015年10月6日火曜日

神戸新聞社、あーあ



先日の会合でついにTPPが大筋合意に至ったようであり、こぞってメディアはこれを好意的に伝えています。それは比較的まともだったはずの我らが(?)神戸新聞でも同様のようであり、ちょっとガッカリしています。

・TPP大筋合意/負の部分も十分に説明を
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201510/0008459521.shtml


2013年上旬の社説ではISD条項にも言及していたりと、数ある地方紙の中でもTPPについて鋭い言及を繰り返していた神戸新聞でしたが、今となってはこのテイタラク。これでは毎年僕が落とされるのも仕方がないのかもしれません...。まぁそれは置いておくとして、ひとまず先述の社説を見てみましょう。まず前半部~中盤。

TPPは、物品の関税を原則撤廃する貿易の自由化だけにとどまらない。投資や知的財産などのルールの統一、労働者や環境の保護規定など幅広い分野の包括協定となる。発効すれば、経済規模で世界の4割を占め、欧州連合(EU)をしのぐ一大経済圏が形成される。人口減少で市場が縮小傾向にある日本経済にとっては、成長が見込めるアジアなど海外市場への輸出や投資拡大に期待がかかる。陶磁器や繊維製品の関税引き下げも含まれ、地場産業や中小企業にも輸出の可能性が広がる。価格の安い輸入品の増加は、国内の消費者のメリットにもつながるだろう。

「経済規模で世界の4割」なんて仰々しく言ってますが、これがまず欺瞞なのです。そりゃ経済大国が2つも入ってるんですからそうなるでしょうよって話ですからね。実際GDPで見ると、ほぼ日本とアメリカの二国間協定とすら言えるレベルなんですよ。「成長が見込めるアジアなどの...」というのもまやかしに他なりません。BRICsのうち、一国でも中に入っていますか?いいえ、1つも入っていません。Vistaで見ればベトナムが入ってますし、あとインドネシアも入るんじゃないかとは言われてますが、ここはまだ流動的ですからね。とかく日本に対して大した恩恵はなく、市場の拡大という効果もあまり見込めないだろうというのが僕の分析です。次に後半部を見てみたいと思います。

国会はコメや乳製品、牛・豚肉など農産物5項目を「聖域」として関税撤廃の例外とするよう決議した。だが、安倍政権は工業製品の輸出増のメリットが大きいとし、成長戦略の目玉として積極的に進めた。

・そもそもはTPPの交渉参加に反対していた自民党

政府は、日本の農産物の輸出を増やすなど競争力のある強い農業にするというが、道筋が見えない。具体策を示し、実行する責任がある。(中略)参加国は今後、国内での承認を経て協定を締結する。日本も国会での承認が必要だが、政府はあまり交渉内容を明らかにしてこなかった。国民生活に関わる問題だけに「負の部分」も含めて十分に説明し、国民の理解を得なければならない。

政府は「農作物よりも工業製品」という判断を下したとのことですが、その論拠が今ひとつ曖昧な点に対しての批判をまずはするべきでしょう。そして何より許せないのは、まだ大筋合意というだけで締結もしていないのに、まるで締結が既定路線のような書き方をしているところです。アメリカだった次期大統領候補の多くがTPPに反対していますし、どうやらもうじきに大統領選を迎えるカナダでも野党はTPP反対なのだとか。このように実際にはまだまだ流動的なんですよ。それをもう決まりきったことのように報道しているのが許せないのです。では他の新聞はどうだったのかというと、とりあえず京都新聞は神戸に似たり寄ったりの内容。まぁ最後の一文に

とりわけ国会の責任は重い。真に国民の利益にかなう内容なのか、見極める必要がある。

と加えていて、暗に「まだ締結していないぞ」ということを暗に伝えている点は評価しますが、結局農業問題ありきで非関税障壁の部分(ISD条項など)に触れていないのは大きくマイナスです。「国会承認は許されない」とタイトルから銘打ったのは琉球新報

民主党政権下で自民党は交渉参加に反対していた。2012年衆院選で「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り」の条件付き反対に変わり、政権復帰後は交渉参加に前のめりとなった。変遷したのは、首相が日米同盟強化を第一に考えた結果だろう。TPPへの参加は米国が求めていた。安保法制同様に米国追従の表れである。国内農業と消費者をその犠牲にすることは許されるものではない。

といった具合に対米従属の1つの表れとして今回のTPP大筋合意を見ているのも評価すべき点でしょう。(まぁ他紙同様内容はほぼ農業で占められてますが...)TPPのブラックボックス性を批判したのは河北新報

もっとも、問題なのはその利益も不利益も「不確か」であることだ。それは参加国に守秘義務を課し密室で行われた、この交渉の特異さにある。断片的な報道はあっても、情報はほぼ伏せられてきた。広い分野を網羅する協定の影響は農業ばかりか、生活全般に及びかねない。政府は合意内容を速やかに開示し、どんな分野にどんな影響があるのか詳しく説明すべきだ。

農業は元より、多分野に渡って多大な影響をもたらすというTPPですが、にもかかわらず議員ですら全容にアクセスできないという異例の密室会議で交渉は進められてきました。一体どれだけの人が全容を把握できているのかは怪しいものですが、流れてくる情報を統合すると、やはりどうにも日本にとって有益であるようには考えられないのです。というか国家単位ではほとんど全ての国にとってマイナスなんじゃないでしょうか?TPPで恩恵を得るのはグローバル企業や富裕層のみ。それ以上でもそれ以下でもないのだと僕は分析しています。次に見てみるのは東京新聞。ここも比較的まともな論調で知られるところですね。注目すべきところは文章の丁度、中間地点。

TPP交渉には当初から国内に不安が広がり、反対の声が根強く続いた。農業や保険、医療など暮らしや命に直接関わる幅広い分野が自由化交渉の対象になり、利益至上主義の大波にさらされる危機を感じたからだ。自由な経済活動を放任すれば弱者は追い込まれ、経済格差は拡大して対立が深まる。TPPがそれを広げることがあってはならない。合意を受けた国会審議では、影響を受ける分野で弱者に対する目配りと対策が求められる。

一部ではそれが本丸なのではないかとも噂される保険や医療。個人的には金融も加えたいところですが、とかく農業のみならず命にかかわる幅広い分野が対象となりかねないことに言及しているのは評価していいでしょう。(まぁ合意ありきの書き方は頂けませんが...)また後半部ではTPPが経済のブロック化を進めるものとして批判しているのですが、個人的にはこれもちょっと待てよというところ。

TPPのもう一つの顔は経済のブロック化、保護主義への傾斜という危険な顔だ。 「地政学的」と言われる対立の広がりで、国際社会の様相は目に見えて悪化している。経済成長する東アジアで覇権争いを繰り広げる米国と中国は、先日の首脳会談で共同声明すら出すことができなかった。英国の経済紙は、TPPは台頭する中国に対抗して、米国がアジア太平洋で影響力を確保するのが狙いと指摘。米中の争いが強まれば相手を排除する経済のブロック化、保護主義に傾斜しかねない危険性があることを浮き彫りにした。

たしかその昔、TPPに関する連載で言及したと思うのですが、アメリカにしてみればTPPの狙いはアジアの分断にあるんですよ。とどのつまり、経済成長の著しいアジア市場に低迷している自国の商品を押し売りしようという狙いがあるワケですが、そうなってくると困るんですよね、たとえば東アジア共同体なんぞを作られちゃったりすると。だからそうした意味では安保法制もTPPも同じ根の問題なんですね。日本に安倍や前原がいるように、中国にもアメリカの息がかかった人がまだ少なからず居ます。韓国にも居るでしょうし、北朝鮮はアメリカの傀儡といっても語弊のない状況です。火種はあちらこちらにあるんですよ。それらに指示を出して、何とかアジア諸国が揉めるように仕向けているのがアメリカなんですよ。それを理解しないと何にもなりません。まぁこんなこと書ける新聞はないでしょうけどね...。

・結果を待たず 甘利大臣「TPP大筋合意」フライング会見の悪辣(日刊ゲンダイ)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165039

それにしても甘利明は何しに行ったんでしょうね?各国が自国の国益を少しでも守ろうとしている中、ただただ譲歩だけをしていたような印象なのですが。全く呆れたものです。そしてこんな政権の存続を許している大多数のアホな国民にも心底ウンザリさせられます。白井聡さんじゃないですけど、もう一度悲劇を経験しなければ日本人は分からないのですかね?

日本劣化論 ちくま新書 / 笠井潔 【新書】
日本劣化論 ちくま新書 / 笠井潔 【新書】
価格:907円(税込、送料別)


そうじゃないことを祈るとともに、事実の追求と拡散を進めていきたいと思う今日この頃です。あ、神戸新聞さん。僕の方にはまだ‘その気’はありますので、もし気が向いたら一度連絡下さいよ。きっと僕の力が必要になるときが来ますから...。そんなところでありますが、本日はこれにて失礼したいと思います,ジベリ!

2015年10月4日日曜日

淀ってどーよ

・魅力的な店の多い淀本町商店街

・十石船は絶賛運航中です^^

・淀城跡からの眺望

今日は日曜ということで仕事が休みだったので、ちょっと淀まで出掛けてきました...というか結果的にそうなったんですよね。本来はまた港公園でのんびりとするつもりだったのですが、気候の心地よさに釣られて歩いていると、結果的に淀まで行ってしまったというw

・今日行く予定だったイベント

というか本来はこのイベントに行くはずだったのですよ。それが先日の仕事の疲れもあってかウトウトしているうちに時間が過ぎていき、結局桃山に着く頃にはイベントが終わってしまっていたのです。(ちーん)

・カフェタイム(ついでに今回の同伴者)

まぁ終わったものはしょうがないということで気分を切り替えて、とりあえずいつもの納屋町商店街のササキパンでパンを買い、コンビニでコーヒーを買うと本来の目的地である港公園へ。三栖閘門からの眺めを楽しみつつ、カフェタイムを楽しむのが僕流の過ごし方なのです。

・それぞれの休日

休日の港公園は沢山の人でごった返していて、皆が皆、それぞれの休日を満喫しています。ピクニックをする人もいれば読書をする人もいて、写真のように魚釣りを楽しむ人も。ここを憩いの場とするのは人ばかりではありません。水辺には戯れる猫の姿もありました。

・ススキや葦の生い茂る宇治川河川敷

僕はといえばそうした風景を写真に収めたりしながら河川敷を特に目的地も決めずに歩いていくことに。港公園より向こうは全くの未知の領域だったのですが、まぁ何とかなるでしょうという見切り発車でのお送りでした。毎年恒例になってしまっている甲南大学からの無謀なウォーキングといい、僕はこういうことをたまにやりたくなるのです。

・宇治川大橋からの景色

しばらく河川敷を歩いていくと宇治川大橋に差し掛かります。これは国道一号線、いわゆる京阪国道の一部として1966年につくられたところであり、ここを真っ直ぐ行くと久御山にたどり着き、更に道なりに進んでいくと枚方に抜けるのです。

・とりあえず対岸まで来てみた

そういう車ありきの道で歩きや自転車の人が通ることを大凡想定していないため、ここには信号がないのです。これは大きな誤算でした。仕方がなく向こう岸まで渡り、河川敷に降りて歩くことになったのですが、どうやら最短ルートは他にあったようです。

・同伴者から一言

河川敷の獣道を歩くこと数分、ようやく上に上がるルートを発見。この時点で僕は淀駅の対岸に当たる場所に居るのであり、先はまだまだ長い模様。しかしここで引き返すのもなんか嫌だったのでここは前進することを決断。旅はまだまだ続きます。

・これは久御山排水機場

ちなみにこの時点で僕が歩いている場所は久御山。そう、伏見から出てしまっているのです。もちろん初上陸の地。電車が通ってない場所なので、基本的に行くことのない場所です。そして目的の地である淀もまた未知の領域。果たして本当にたどり着くことは出来るのか...。

・転がり続けて歌うよ、旅路の歌を

ちなみに少し先には高速道路があります。けたたましい速度で走る車の横を悠々自適に歩いていく。人が定めた速度でなく自分が定めた速度で、自分が決めた場所に自分のやり方で向かう。少し時間はかかるかもしれませんが、僕はその方が好きなんですよ。それにその方が見えるものもたくさんあるような気がするんですよね。

・淀大橋からの眺望

更に歩き続けること十数分。ついに淀大橋に到達。この橋を渡ると伏見に戻ることができるのです。長い旅もこれでようやく終わりです。そして目指す先は淀城跡。場所はよく分かりませんが、まぁ競馬場の方に行ったら大丈夫でしょうw

・淀城跡に到着!

途中、パン屋さんに寄ったりしながら遂に淀城跡に到着。淀城は廃城となった伏見城の代替として江戸時代初期に築城された城で、築城当時の城主は松平定綱。その後、永井・石川・戸田・稲葉と城主は度々交代しましたが、共通するのは親藩・譜代といった幕府に近い人が藩主だったということでしょう。大阪城とともにここは西国に睨みを利かすための拠点という意味合いが強い場所だったようです。

・場所に歴史あり

また、この地は朝鮮通信使が東京へと向かう際の立ち寄り所としても重要な場所だったそうな。淀川を船で上ってきた一団は、丁度淀城のあたりで上陸。そしてここから陸路で京都を経由し、江戸へと向かったのですね。

・多分この木は城の歴史をずっと見つめてきたのだろう

淀城は今日では天守閣はおろか、城を想起させる建築物を1つも残していません。これは何故かというと、別段戦争で焼失したとかそういうことではないのです。江戸時代中期の1756年に天守閣を含む主要な建築物は落雷で焼失。幕府は再建用に費用の貸付もしていたのですが、天守閣や本丸御殿はそれっきり再建されることはなかったようなのです。

・城跡はこのように市民の憩いの場となっている

そして幕末、ここは皮肉なドラマの舞台となりました。戊辰戦争時、鳥羽・伏見の戦い(1868年)で破れた旧幕府軍はここに助けを求めて逃げ込んできたのですが、身内同然のはずの藩主、稲葉正邦はこれを拒否。結局旧幕府軍は大阪まで受難の敗走路を辿ることとなりました。(しかもその大阪では慶喜の敵前逃亡ですから踏んだり蹴ったりですよね。まぁ逆に言えばそれほどまでに朝廷に「賊軍」と見なされることのダメージは大きかったということなのでしょうけど...。)で、結局敢え無く廃城となった淀城ですが、その後昭和初期の巨椋池の干拓事業で本丸を含む城の大半が取り壊しに。更に京阪電鉄の貫通で城は完全に取り壊される運びとなったのですが、そこに至ってようやく城の保全運動が隆起。開発の手を免れた石垣や堀が残され、また公園等がつくられて今に至るのです。

・与杼(よど)神社

敷地内には神社が2つあります。1つは長く淀の城主を務めた稲葉氏を祀るもので、もう1つは与杼(淀)神社というところ。その起源は10世紀に遡るという大変長い歴史を持つ場所であり、ちなみに今の場所に移されたのは明治時代とのこと。11月には淀祭とも称されるお祭りが開催されるそうです。今月から来月くらいにかけては祭りが続きますね^^

・夕暮れ時の淀本町商店街

その後、駅前の商店街をふらついていると何やら人だかりが。店は翼虎(よくこ)という惣菜屋で、コロッケやハムカツなどを買い求める地元の人でごった返している様子。別段今日が安売りの日とかではなく、どうやらここはいつも大繁盛のようです。僕もここで少し買い物をしてきましたが、こういう店が近くにあるといいですよね。

・電車待ちついでにちょっと酒盛り

淀は競馬場で有名な場所。今日もおそらく競馬を楽しみに来たであろう人たちで駅の周りはいっぱいでした。僕はあまり賭け事が好きな方ではないのですが、颯爽と走る馬の姿を見てみたい気はしますね。まぁそれはまたの機会です。買ってきたお惣菜とコンビニで買ったビールで酒盛りをしていると、すぐに電車が。これで中書島へと戻ります。

・伏見には坂本龍馬ゆかりの場所も幾つか...

中書島駅は伏見のターミナルとも言うべき場所の1つであり、また宇治線と本線の交差する京阪電鉄の要衝でもあるため駅舎は比較的大きめの規模であり、こうした待合室なんかも設けられていたりします。(冷暖房完備なんで、皆さんも乗り継ぎの際には是非...)

・皆さんも是非、御香宮神幸祭へ! 

で、中書島で降りたあとは大手筋商店街に立ち寄ることに。伏見桃山は今、「伏見祭」とも称される御香宮神幸祭の真っ只中なのです。ハイライトは来週なんですが、この通り商店街では舞いの奉納が行われていたりしました。踊りが終わると昔のビッキーズのごとく飴を撒いてくれます。僕も2つほど貰ってきました。明日はまた仕事なんですが、ちょっとリフレッシュも出来たので心機一転また頑張ろうと思います。それでは本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2015年10月1日木曜日

天一こってりラーメンには様式美がある

・こってりラーメン(並)は700円也

本日10月1日は「天下一品の日」であり、この日にラーメンを食べると無料券が貰えるのであります。ということで買い物ついでに近所の竹田店に行ってみたら卒倒するほどの行列が。そこで思いついたのが八条口店まで行くことでした。思い立ったら即行動、フットワークの軽さが僕の良さでもありますw

・案の定、ここにも行列が...

僕の周りではイマイチ評判のよくない八条口店ですが、結果だけ言うとそんな噂に惑わされて敬遠していたことを謝りたくなるくらい、ここも良かったです。店員さんも良さげな人でしたし、雰囲気も古き良き中華そば屋っていう趣でなかなか良し。考えてみれば「高架下にハズレなし」という不文律があるではないですかw

・新幹線と近鉄電車

ラーメンはものの10分程度で完食。それから向かいにあるイオンモールで買い物し、帰路に着いたのでした。しばらくお腹は減らないでしょうし、何より流石に疲れが出てき始めているので一旦寝たいと思います。ちなみに天下一品祭り2015は今月12日までとのことですので、気になる方は是非...。それでは皆さんおやすみなさい、ジベリってことで。