2008年4月27日日曜日

「未来」へと繋がっていく‘今’

             ・映画のポスター(二条にある映画館内にて。)


と言うわけで、先日言っていた、映画『砂時計』のレビューなんかを書きたいと思います。 

この映画の原作は、同名の漫画なのだそうですが、僕は読んだことはありません。(ちょっと前にはドラマもやってたとか...)だから別段,内容に興味を持って行ったというよりは、松下さんのファンだから観に行ったって感じでした。 

レビューを見ていると悪評が多く、少し心配でしたが、つまらない映画ではありませんでしたよ。悪評の主は多分,原作のファンでしょうね。原作が好きだと、過剰に映像化に期待してしまいますから。僕も前にそういうことがあったので、なんか分かる気もします。 

この映画のコンセプトには、前に紹介した『未来予想図』昨年の11月のログにあります。)に通じるものがありましたね。タイトルにもありますが、いろんな「過去」が、現在に繋がっていて、それが今の自分を作っているんですね。(そして現在は、未来を作っていく訳で・・・。)多忙な日々の中,相手のことを思っているつもりが、知らず知らずのうちに自分のことしか考えていなかったり、逆に誰かの幸せを考えるあまり、自分を忘れていたり・・・。この映画の登場人物たちは、様々な葛藤や逆境と闘いながら、日々を送ってました。だから最後,ハッピーエンドで終わったとき,僕は「感動」と言うよりは「安堵」に近いものを感じましたね。もっとも僕は恋愛映画では泣いたこと有りませんけど。(でも男の絆とか友情とかにはヤラれます。『ターミネーター2』とか『バックドラフト』は何度観ても泣けます。不覚にも『忍者・ハットリ君/the movie』でも泣いてしまいましたね。『One Piece』漫画ですが>でもよく泣きます。) 

あとこれは、この話が主人公の杏(<演>若年期→夏帆さん/現在→松下奈緒さん)の回想であるという構成上,仕方がないのでしょうが、現在と過去が行ったり来たりするので、「ややこしやー、ややこしやー」ってなってしまうことはありましたが。(笑)それくらいですかね?苦言を呈するとすれば。(あとまぁ,若年期を演じてる人と現在の人が「似てないじゃん。」とかって意見もあるようですが、そんな細かいこと言っちゃうと、映画が成り立ちませんよ。) 

何にせよ、観にいって損はない映画なので、時間があれば観にいってください。毎度のことながら自然な松下さんの演技にも注目です。夏帆さん他,共演者の皆さんも「ステキ!」です。東宝系の全国の映画館でロードショー!とのことです。Don't miss it!

・『砂時計』・予告編①/http://jp.youtube.com/watch?v=qcYu3EUtl-M&feature=related
・予告編②/ http://jp.youtube.com/watch?v=GoerJXzw5vU

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