2017年12月27日水曜日

聞き捨てならない武田鉄矢の戯言




僕は以前にも日本であれハリウッドであれショウビズの世界の人々(それを時たまセレブなんて呼ぶのだけど...)の発言というのは支配階級の意向と密接に関わっていると主張してきたのですが、それを差し引いても聞き捨てならないのが武田鉄矢の例の発言ですよ。


武田さんは某テレビ番組で政治批判をする人たちを「反権力とか政治を批判するとかっこいいという風潮がある。政治批判を職業としてる人は、相手が殴り返してこない事を見ててかかってこいと。それはずるい。」などと発言したようですが、ホントこれ何をか言わんやなんですよね。



たとえば沖縄で国政への批判が高まっているのはそれだけ沖縄という場所が不当な扱いを受けているからであり、むしろ権力者の方が殴りかかってる状態なんですよ。それは殴り返してこないからではなく、殴り返してきたとしても鎮圧できると思っているからです。そして現に反対の声は聞かれることもなくことごとく握り潰されています。武田さんはまず大前提を間違えているのです。


いや、「間違えてる」んじゃなくてそういうイメージにしたいだけなんですよね。武田さんは坂本龍馬を信奉していたりするワケですが、その皮を一枚剥がせば権力者とズブズブな醜悪な顔が見えてきます。完全にあちら側の回し者だったのですねw


そういや武田鉄矢ってかつては我らが楠木正成を演じたこともあるんですってね。真逆ですよ真逆。役者ってすごいですねー(棒)


あー、別段誰が誰と食事しようがどうだっていいんですよ。時の首相と会食したからといってその人が支持者だってことにもなりませんし...。ただその後の言動が完全に「回し者」みたくなってしまってる人(例:松ちゃん、田崎スシローほか)を見てるとどうもあからさまだなと思いますし、加えて言うとそーんなことしてる余裕あったんだなっていう。「国難」って何だったんですかね。あ、あなた自身が国難でしたか。こいつは失礼w


あとは何を話したのかも是非とも聞きたいですよね。ハリウッドでは大物のセクハラ告発が出てますし、それに起因して「日本の業界も変えていきたい。力添えを」みたいな話をしてるんだったらそれはそれで有意義ですし、或いは「原発をやめる方法で行くべきだと思うんだけど、僕たちにも出来ること何かないですか」みたいな話をしてるんだったらいいことだと思いますし。


それにしても僕の好きだったあの頃のカッコいい松本人志さんは今どこに行ってしまったのですかね。あ、もし僕が松ちゃんで首相から食事のお誘いが来たらこう断ります。「国難が迫る中、僕みたいな芸人風情があなたの時間を奪うのはおこがましいことです。国難が去ったあとにまたお誘い下さい。楽しい話題を考えておきます」と。そういうクレバーな方だと思っていたんですけどね・・・。


一方さんまさんはやっぱりカッコいい芸人さんですね。お笑い怪獣なんて言われてますが、良識ある大人でもあるんですよね。いや、良識があるからこそできるのが本来のお笑いなのかもしれません。


ちなみに「政治批判をすることを職業としている」うちの大将はスラップ訴訟を起こされたり似非右翼が家の前にお出ましになったりメルマガが急に打ち切られたりとかなりこっ酷くやられてます。僕は職業としようという段階で徹底的にやられました。選考は打ち切られ、内定は取り消され、挙句には学位の取り消しまでチラつかされる始末です。それでも僕もコシミズさんも諦めず戦い続けてるんですよ。武田さん、なぜだか分かりますか?「信念」があるからですよ!


自分に嘘を吐きたくないから、世の中が間違った方向に流れるのを黙って見過ごせないから、そして何よりもしここで動かなかったら自分が自分じゃなくなるから...。だから必死で僕らは戦ってるんですよ。

武田鉄矢よ、
たとえ演技であっても二度と教壇になんて立つんじゃねぇ、
このばかちんが!

それが僕の心からの叫びです。なんか熱くなってしまいましたが、ホントに許せなかったのでね...。昨日も言ったように僕は今年はもう30日までず~っと仕事ですので今日はもう寝たいと思います。それでは皆さんまた明日。ジベリってことで。

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