2018年10月20日土曜日

【週刊コラム】一滴の朝露、映るセカイ【第58回】

・楠公さんのお墓参りにも行ってきました

今日はまたちょっと神戸に出掛けていました。8月の敗戦の日に寄せた寄稿を除けて考えれば、実に4ヶ月ぶりということになるのですが週刊コラムは健在です、ハイw まぁ最早「週刊」ではなくなっていたのですが、丁度洛南ジャーナルに改名し、晴れてウェブ新聞になったところですし、頻度もまた回復させていくつもりですのでお楽しみに^^


・ダイバーシティ どこの街だと聞く上司
先日、いつものように新聞のスクラップを作っていると数ヶ月前の神戸新聞に載ったサラリーマン川柳の記事が目に付いた。「電子化について行けずに紙対応」はどこぞの中小企業の話かなと思っていたら、どうやら大企業でも日本はIT化に遅れている傾向があるとも聞く。あと目に付いたのは「効率化進めて気付く俺が無駄」だろうか。働き方改革という名の働かせ方改革を実践する政府の人間に、そして安倍晋三に抱いて貰いたい感覚である。

なんてことを思っているうちに僕も最近似たものを一句思いついた。それがタイトルだ。実際にうちの勉強会メンバーで上司から「で、ダイバーシティってのはどこの国の町なの?」と聞かれた人がいる。カンザスシティのような何処か遠くの街だと思っているのだろうか。まぁ概して年配の方は横文字に弱いものだし致し方ないか。


尤も逆に得意気に聞いたこともない洋菓子のような横文字を並べるどこかの知事をいいとも思わないのも実のところであるが、ともあれダイバーシティというのは簡単に言えば多様性を意味するものである。「で、多様性って何?」と聞かれるとそれはそれで説明が難しいが、相変わらず同調圧力の強いこの国でダイバーシティと言ったところでピンと来ないのも無理はないし、それこそどこかの町のことだと思ったとしても不思議はないのかもしれない。
一般的にダイバーシティという言葉がよく使われる場所といえばまちづくりか企業風土だろうか。藤原さんの記事によれば世界に冠たるグローバル企業のはずのGoogleですら上記のような有様のようなので企業における多様性の確保というのはまだまだ難しいところもあるのかもしれないが、そもそも社会における多様性という意味で日本はやはり大きく遅れを取っているに違いない。

先ず政権与党に多様性がないのは言うまでもない。野田聖子さんの言うように、かつては様々な思想信条を持つ人が混在していた自民党だが、もはや今ではその影はない。その成れの果てが現政権であり、そしてたとえば杉田水脈(みお)の「生産性」発言だろう。そして明らかな失言であるにもかかわらず、党内からそれを咎める声が殆ど無く、それどころか擁護するような言説まで上がり、挙句の果てには「LGBTは趣味みたいなもの」といっ更なる失言をも飛び出す始末だった。多様性どころか自浄作用も、そしてモラルまでもが今の自民党からは欠落している。




そもそも何を以ての「生産性」なのだろうか。たとえばLGBTに属する人たちは一般の人と変わりなく仕事をしている。もし、そういう人たちが働きづらいような環境があるのであれば、その環境を改善するのが政治の仕事である。たしかに同性愛者のカップルから子どもは生まれない。しかし育てることはできる。もしもそれができる環境にないのであれば法整備や環境改善を進めるのが政治の仕事であろう。




何が言いたいかというと、「生産性」云々の話はLGBTのみに留まる問題ではないということだ。要するに現政権には社会的弱者に寄り添う姿勢がまるでない。金持ち・身内だけを優遇し、偏狭な思想で固まる。異質なものを排除し、多様性を認めない。「次」を担う政権に求められるのはこうした姿勢からの転換である。排除ではなく包摂の論理で政治を行い、コミュニティの再構築に努める。ダイバーシティはまだ遥か遠いが、一歩一歩前に進んで行こう。
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問題はその「次」を担う中心になるであろうはずの立憲民主党が最近あんましやる気がなさそうなことなんですが...。大山崎町長選はあす投開票とのコトですが、経緯を考えると共産党を応援せざるを得ませんね、これは。

・高架下のレンセイ製菓で買ってきた

あ、今日の街ブラについては明日の記事にでもまた改めてまとめます。とりあえず、今日はもう疲れてるので寝たいと思います。ちなみに明日は予定ではまた弘法さんに行ってくる予定です。天気も良さそうなので今から楽しみです^^ そんなところでありますが、本日はこれにて失礼します。ジベリ!

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