2024年5月21日火曜日

新連載「我が酒場放浪記」


・バーミヤンやん

相変わらず僕はあちこちを呑み歩いているのですが、ちょっとここいらで僕の呑み歩き方を皆さんに教えようと思うのです。酒場にはそれぞれ人格のようなものがあります。

それはその街や店の歴史、客層等々さまざまなものにより形成されるのでありますが、そうした雑味こそが酒場の醍醐味であり、それを目当てに僕たちは店やその街に通い詰めるのであります。

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我が酒場放浪記

第1夜、京橋。


・最近お気に入りの赤垣屋

京橋は大阪の玄関口の一つである。特に我々京阪沿線の住民にとっては一大玄関口だ。しかしそれと同時に京橋は乗り換え地点でもあり、いわゆるトランジット空間という色合いも強い。果たしてここを目的地として訪れる人は如何ほどいるだろうか。

・ここ数年通っている京橋の銭湯

かく言う僕も初めて京橋に降り立ったのは上洛間もない2007年の夏だったが、まともにこの街を闊歩するようになったのは実はここ6〜7年のことなのだ。それまでは飽くまで通過点のような扱いであった。

・とある日の赤垣屋にて。(酒はハイボール)

しかしいざ歩き出すとこの街は実に味わい深い。ついつい足を踏み入れたくなる路地が幾つもあり、そこには趣ある店がひしめき合う。僕は一度通いだすとその店に愛着を持ち始める。そうなると通過儀礼のようにそこを訪ねるようになる。(単価の安い客なので向こうはあまり歓迎していないかもしれないが...)


・呑むと吸いたくなるのさね

それから煙草を嗜める店が多いのも京橋の特徴だろうか。さながらレジスタンスのような我々喫煙者を受け入れるだけの包容力がこの街にはあるのだ。いけ好かなくはなく雑味があり、それでいてメロウ。まるで安価ではあるものの良質なウイスキーのような街、それが京橋なのかもしれない。

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・こういう瓶好きやねん。

ウイスキーの街と言いながら、京橋は日本酒も多種多様。赤垣屋の日本酒は奈良産ですが、月桂冠のところもあれば白鶴の店も。大阪にも一応地酒はあるんですが、京橋ではあまり目にしませんね...


ちなみに烏丸の松川酒店で大阪の地酒は楽しめます。秋鹿は能勢のお酒ですが、高槻とか交野にも酒蔵あるんですよ。とまぁこんな感じでつらつらと、そしてざっくり酒場について話すのがこのコーナーになります。さぁて明日はまた京橋に呑みに行きますかな。それでは本日はこれにて。ジベリ!

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