もう連載が続いていたことさえも忘れている人も多いことでしょうが、まだあと少し残ってます。今日の話は中3の最後~高校後期まで...です。また例によって暗い話になってますが、ある意味,微妙です。
中学三年の最後,高校入試からこのエピソードは始まります。3年間,紆余曲折ありながらも一路邁進した成果は実を結ぶことなく、志望校に不合格。この辺りから徐々に僕の人生観は変わり始めます。それまでにあったいろいろな伏線が、そこに来て表面化し始めた...と言った方がいいのかもしれません。人生においてはゴングがなる前に、その勝敗が決まっているゲームが幾つもある。そんな分かりきっていたことを今更のようにそのときの僕は実感していたような気がします。外面さえよければ、中身なんて何でも良い,上っ面の建前だけの正義が亡霊の如く彷徨う社会。それが「新しい自由」の形,それが秩序。求めていた光の一つも得られることも無く、僕は絶望の淵に堕とされることとなったのでした。
高校進学後も、しばらくの間,僕はそれこそ抜け殻のようになっていました。その前後から、僕は本格的にロック(とりわけ,クイーンやビートルズ、イーグルスなど)に傾倒し始めていました。一度,離れていた(もしくは意図的に距離を置いていた)音楽が、再び無くてはならないものになっていたのでした。また、それ以前からも映画などへの興味から、少しは関心があったのですが、本気で芸能界を目標にし始めたのも、この頃からです。学校の勉強には依然としてめっきり興味を失せていた(綿密には、それっきり2度と戻らなかった)のですが、歴史学への興味は絶えていなかったので、独学でいろいろ勉強してました。それで夏休みのリフレッシュもあってか、その年の後半くらいからは、再び次は大学入試に向けて...と再度,走り始めました。志望大学進学の為に...。(結局できてないがwww)
しかし,「抜け殻」であることには大差なかったような気がします。抜け殻と言うより、まるで自分の虚像のような自分を壁の外に放り出して、僕はずっと壁の中に閉じこもってました。どこかでは「誰かこの壁の中から出してくれ。」と思っていたのですが、そんな人物はとうとう現れませんでした。そうしていくうちにどんどん壁は高く、強固なものとなってました。親などからの圧力も依然として強く、殆どのところ僕は孤立無援の状態でした。(これは中学の3年間と大した変わりは無かったのですが。)本当にあの6年間は自分でも「よく生きてたな。」と思います。ところが違うんですね。殆ど生きてなどいなかったのです。ただ呼吸して食事して、追い立てられてなのか、何かを目指してなのか、それすらも分からずにただ走り続ける。それでは「生きている」なんて言えないのでしょう。こっちに来てからですね。久々に、常に「生きている」という感覚を持てるようになったのは。またしてもワンピースの受け売りですが、生きるということは喜びです。生きてさえいれば、また何かと出会うことが出来るし、光を手にすることもできるのですから。なんか説教じみた締めくくりになってますが、今日はこの辺で。ジベリ!
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