・これが有名な曳っかわせ
なんかほかに書くことが沢山あって東京旅行のことを書けてなかったのですが、とりあえず今日は川越祭のことを書きたいと思います。川越祭は「小江戸」として知られる川越の代表的なお祭りで、埼玉県内は元より、全国から人が集まるほどの一大イベント。
・クレアモールもこの人だかり
川越に初上陸したのが今から2年前のことなのですが、毎年タイミングを逃していて見れず仕舞いになってたんですね。だけど今年は行けました!ちなみに川越祭はどのような歴史があるのか、ちょっとここで勉強してみましょう。
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祭りの起源は江戸時代。2年前の記事で喜多院っていうお寺を紹介したと思うのですが、まぁ川越という町は江戸幕府ととても深いつながりがある場所なのですね。そのきっかけは寛永15年(1638年)に発生した大火災でした。荒廃した川越を再建したのは幕府の老中だった松平信綱でした。彼は藩主になると農地開拓や河川の改修事業などに着手。江戸と川越を結ぶ川越街道も彼の手によって作られたのです。
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そしてその10年後の1648年(ヨーロッパだと30年戦争が終結した年ですね。)、彼が2基の神輿・獅子頭・太鼓を氷川神社に寄進したのに伴って始まったのがこの川越祭だったのです。そうなんです、川越祭は氷川神社の祭礼行事なんですよ。ちなみに時の将軍は徳川家光。松平信綱はもともと家光の小姓(武将や大名の側で雑用や護衛の任に就いた武士)だった人物なのであり、川越祭には家光の名を冠した山車も登場します。
・川越祭は江戸時代の天下祭の名残を今も残す貴重な祭礼
その後1651年には祭礼として位置付けられ、更に川越が商人の町として賑わったことから祭りは大規模に進化。今のように山車がメインになったのであります。もともと江戸ではこの手の祭り(天下祭とも称する)が多く行われていたようなのですが、それらの多くは明治維新後に新政府によって解体され、或いは街の近代化の中で山車の曳行が困難になったことから神輿メインにシフトしたことなどにより、現在では川越祭のような江戸時代当時の面影を残している行事は珍しくなってしまったのです。そうした意味でも貴重であるということからなのか、2005年には重要無形民俗文化財に指定されています。
・曳っかわせはパフォーマンスバトルの場でもある
ともあれ山車が出てくるお祭りは、秩父や飛騨高山など様々ですし、祇園祭だってその1つに数えることもできるでしょう。しかし川越祭がそれらと違うのは、「曳っかわせ」という一種のパフォーマンスバトルが繰り広げられることでしょう。祇園祭同様に、川越も小さな自治体で山車を管理・運営しているようなのですが、まぁそうした経緯からこれらはおらが町自慢の絶好の場となり、そして今に至るということなのだそうな。といっても元々は山車同士がすれ違うときの挨拶のようなものだったようであり、パフォーマンスバトルなんて言いましたがそれで別に勝ち負けを競うかというと、そういうワケでもないのですが...。
・神輿も出るよ!
川越祭には神輿も出ます。祇園のように山鉾が結界を切ってそのあとで神輿が渡航する...という流れは無く、比較的それらはごちゃ混ぜで登場するのであり、そこが面白いところでもあります。山車もいいですけど、なんか神輿って独特の血を騒がせるものがあるんですよねw
・川越祭りデザインのワンカップは258円也
それにしても普段は比較的大人しい印象の川越が大いに盛り上がっていたのが印象的でした。あ、そうそう。川越の地酒といえばコエドビールを連想する人も多いと思いますが、実は川越には酒蔵もあるんですよ。鏡山酒造というところで、これは川越祭り仕様のワンカップです。絵柄がいい感じなので飲み終わったあとはペン立てにでもしようと思います^^
・ホテルに置いてあったハロウィンのオーナメントみたいなやつ
あ、祭りと言えば来週はハロウィンですね。僕はイマイチこれの楽しみ方がよく分からないのですが、まぁ適当に甘いものをいっぱい食べようかなとは思ってます。あと仮装は卒業式でやったっきりですけど、こっちも機会があればまたやりたいなと。(銀魂で言うと前は桂だったし次は佐々木異三郎か。ワンピだったら2年後編のトラファルガー・ローも気になる木...)まぁ祭りというのは人生と一緒で楽しんだもん勝ちだというのが僕の持論ですし、これからもいろんな祭りを楽しんでやりたいなと思ってますよ。まぁ話は尽きませんが、とりあえず今日のところはこれにてお開きにしたいと思います。それでは皆さんおやすみ、ジベリ!
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