2015年3月29日日曜日

年度末に一人旅だコノヤロー

・相変わらずキラキラしているハーバーランド

・旅のメインは横尾忠則現代美術館に行くこと

・久々に湊川神社にも行ってみた

比較的久々の2連休ということで、僕は神戸に一人旅に出掛けてます。なんか去年の6月くらいにも似たようなことをやった気もするんですが、まぁこういうの好きなんですよね。(あのときは「就活絡み」なんて言ってましたがあれは嘘です。完全なるオフでしたw)

・岡本駅にて

ちなみに神戸の桜はもう見頃を迎えています。(京都は来週くらいかな?)神戸の桜の名所はあまり分からないのですが、たしか北野の異人館周辺は桜が多かった気がしますし、あと今日行ったところだと王子動物園の近辺も桜がいっぱいでした。

・王子公園駅(また撮り鉄)

といっても王子動物園には行ってませんが。では何をしに行ったのかというと、また例によって横尾忠則現代美術館を訪れるためです。去年の夏に行ったときに招待券を貰っていて、その展示が今日までだったんですよね。

・エスプレッソとパンナコッタで合計550円也

今日は美容院に行ってからの移動だったので美術館に着いたのはもう16時を過ぎた頃。本来であればまた青谷ベーカリーに行く予定だったのですが、そういえば日曜は定休日だったということで断念。(丁度明日の朝を食べる場所が決まってないので強行で行ってきますw)仕方ないので美術館に併設されているぱんだカフェで一服。食事的なものを食べてもよかったのですが、そういや夕食も近い時間だなということで、今日は甘味を食してきた次第です。

・あ、ここは撮影OKなスペースですのでご安心下さい^^

ちなみに今回の展示テーマは「大涅槃展」。涅槃はY字路などと同じく横尾さんの好きなモチーフの1つのようで、写真にもあるように個人的にも涅槃モチーフのグッズを多く収集しているようです。また涅槃絡みで今回の展示では1箇所だけ寝っ転がって作品を見える場所というのも設置されていました。



ちなみに次回の展示は「横尾忠則展 カット&ペースト」というタイトルのもので、その名のとおりコラージュ作品が多く展示される模様です。コラージュは横尾さんの得意とする表現技法の1つであるように思うのですが、どんな作品が集められるのか今から大いに期待です。

・ミュージアムロードも桜がいっぱい

横尾忠則現代美術館は兵庫県立美術館の別館(王子分館)なのですが、この2つの美術館の間の道は俗に「ミュージアムロード」なんて呼ばれ方をされています。この距離はJRの灘駅をだいたい折り返し地点として1.5km。距離的にも丁度良くて歩きやすいところなので、特にこれからの季節は歩きで美術館巡りをするのもオススメです。

・これが湊川神社

JRの灘駅まで向かうと、そこから電車に乗って神戸駅まで。そこからだいたい山側に向かって徒歩3分程度のところに次の目的地である湊川神社はあります。冬場は早く閉まっちゃうんですけど、この時期は19時までは参拝ができるようになっています。(前回もこんな感じの時間に来訪してますねw)

・黄門様の命で建てられた楠木正成の墓地

前に来た時はスルーしてたんですけど、門を入ってすぐのところに楠木正成のお墓があるんですね。前回訪問時の記事で言ったように、ここは大楠公こと楠木正成を祀った神社。しかし建てられたのは明治時代になってからのこと。このお墓がつくられたのは、それに先駆けた江戸時代のことでした。お墓を建てた人物はあの徳川光圀。そうです。「水戸黄門」でお馴染みのあの人ですね。徳川光圀が実際には諸国漫遊なんてしてなくて、遠出といえば精々鎌倉くらいだというのは比較的有名な話なのですが、史実の上ではどうして有名なのかというと「大日本史」という歴史書の編さんを始めたことが大いに関係しています。




製作開始からおよそ2世紀以上もの時間をかけてこの歴史書は完成するのですが、この書における歴史観こそが、いわゆる水戸学の源流となっているのは疑いようのないことですし、或いはそれは皇国史観の原型となったものとも言えるのです。その意味では「徳川光圀なくして明治維新なし」とすら言えてしまうんですね。ちなみに実際にここの墓を建てたのはその光圀の家臣である佐々宗淳という人。苗字でピンときた人は多分なかなかの歴史通。そうなんです、あの佐々成政の子孫に当たる人物なんですね。ちなみに水戸黄門の助さんはこの佐々宗淳がモデルであると言われています。彼が光圀に代わって各地を歴訪し、史料の収集などをしていたのですね。またこれは完全なる余談ですが、水戸黄門のモデルの1つは鎌倉幕府の第5代執権である北条時頼であると一説には言われています。

・やったった、へっへっへw

と、ここで話を戻します。今回は参拝ついでに絵馬を奉納してきました。境内には統一教会や在特会とズブズブの政界渡り鳥ババァの立て看板があって些か辟易としましたが、まぁ神社本庁は自民党の強力な支持母体の1つなのでしゃあないのでしょう。そんなこの神社にこんな絵馬を奉納するあたり、僕もなかなかだとは思うのですが、大楠公の本懐を思えばこそのこと。真の国士は独立党や志士会に居るのであり、自民党には1人とて居ないことでしょう。

・御神酒は500円也

あ、それから御神酒も買ってきましたよ。このお酒がどこで造られてるのかというと、なんと吉野(奈良)の藤村酒造というではないですか。吉野といえば南朝の皇居があった場所。成程楠木正成は南朝にとって欠かせない人物ですもんね。なかなか粋なもんです。(先ほどホテルで少し飲んだのですが、味もなかなか良かったですよ^^)

・串カツ6本盛りは490円也(税別)

神社を出たあとは新開地にある八喜為(はきため)という居酒屋へ。元町のポートタワー近くにもここのチェーン店があるのですが、その看板を見て以来なんか気になってたんですよね。なかなか神戸まで出て飲む機会も少ないので今回は半ば強行軍でお邪魔したのですが、ここは大正解です。

・日替わりのお刺身は390円也(税別)

店の売りは串カツとお刺身、あと今回は食べてないのですが焼き鳥もオススメだそうです。値段も比較的リーズナブルで、また18時までであればビールほかアルコールメニューと串カツorお刺身がワンコイン500円で頂けるという嬉しいサービスもやっているようです。店の雰囲気も良いんですよね。(なんかBGMも昭和で、ちょっとしたタイムスリップ気分ですよw)難点はサッポロビールを置いてないことですが、他の欠点はとりあえず見当たりません。

・福原はいわゆる大人の街ですね、ハイw

新開地はその昔、三宮以上に賑わっていた繁華街だったそうな。その程近くに位置する福原というのはいわゆる歓楽街であり、そういうところなのですね。要は飲みの後に一発という流れなのでしょうが、まぁそれ以上の言及はしません。で、僕はどうしたのかというと店を出たあとは福原ではなくハーバーランド方面に向かいました。

・いざ、ハーバーランドへ!

いつ行ってもカップルだらけの場所で、別段一人で行くようなところではないんですけど、なんかちょっと歩きたい気分だったのと、絶対にいい写真が撮れるという確信があったのとで行ってきちゃった次第です。

・これが本日宿泊するホテル...なワケはないw

まぁ結果だけ言うと行って正解でしたけどね。相変わらずカップルだらけではありましたが、チラホラ1人でカメラを構えている人の姿も見えて、やっぱりみんな考えることは同じなんだな...なんて思いましたよw

・メモリアルパークにて

でまぁ結果だけ言うとまた例のごとく三宮まで歩いたんですよね。これは京都にも言えることですけど、なんか神戸って歩きたくなる街なんですよ。魅力的なんですって。ちなみに写真はいつぞやにも紹介したメモリアルパークなんですけど、なんか背景に見える煌びやかなハーバーランドとの対比がいいんですよね、これは。あの震災から20年。復興はたしかにしてるんだけど、だけど今でも震災の傷は人の心に、そして街の至るところに残っていて、今でも戦っている人が居るんですよね。

・神戸の街に思うこと...

何も終わってなんかいない、震災の延長が今でも「日常」として続いているんですよ。ここに来るといつもそういうことを考えます。多分そういうのってジャーナリストが忘れてはいけない「初心」みたいなものだと思うので、くれぐれも忘れないようにしたいものです。で、結局宿泊先のホテルに着いたのは22時前のこと。今は部屋でのんびりとしていますが、まだこれから温泉に入ったりお酒を飲んだりとすることはいっぱいなので、とりあえず今日のところはこれにて失礼致します,ジベリ!

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