・本日のセンイチさんチョイスはこんな感じ...
今日は仕事終わりでまた石黒さんのところに行ってきました。前回は酒まつりの帰りなので、およそ1ヶ月ぶりの来店ということになります。そして今日が年内最後の酒場営業なので2015年はこれで行き納めということに...。今回のメンバーはいつもの月桂冠のおっちゃんのほか合計で3名ほど。今回の主たるトークテーマは暮れ正月の予定と大手筋商店街界隈の変遷について。
・納屋町商店街に新たな風の予感...
大手筋界隈も少しずつではありますが日々変化しているのです。石黒商店のある納屋町商店街には上の写真にあるようなお店が出来るようですし、竜馬通り商店街には鳥せいの新たな店舗が来春には出来るそうです。新たにできるものがあれば当然ながらなくなったものも沢山あるわけで、その歴史を紐解くのはなかなか面白い作業であります。今日来ていたお客の一人であるおじいちゃん曰く、かつては大手筋商店街には映画館なんかもあったのだとか。
そういえば街の映画館、すっかり今ではなくなってしまいましたよね。残ったのは多方が風情のないシネマコンプレックスばかりで、事実として我が伏見区には映画館がありません。しかしちょっと調べてみると、かつてこの界隈には6つもの映画館があったそうなのです。最後の最後まであった伏見会館ですら2004年になくなっているので、僕が京都に来る頃には既に1つもなかったことになりますが...
で、気になる風呂屋町商店街。実はここにも伏見映画劇場なる映画館があったようなのですが、これは1967年に閉館しています。(丁度ハローワークの真ん前くらいにあったそうな...)ただ、やはり銭湯はなかったようです。風呂屋はないけど風呂屋町....。では何故あそこがああいう名前で呼ばれるのか。公式ガイドによるとこれには2つの説があるのだとか。1つ目は江戸時代、伏見奉行所に風呂屋営業を認められた人達が住んでいた場所だったからというもので、もう1つは風呂桶をつくる職人が住んでいた場所だったからというもの。では現在桶屋が風呂屋町にあるのかといえば、1つもないのが実情ですw
あとこれは月桂冠のおっちゃんと話してたことなんですけど、昔は街ごとに映画館があったのと同様に、造り酒屋や醤油屋なんかも町に必ずあるものの1つだったのですね。もともと洛中にあった酒蔵がその後の町の区画整備などに伴って伏見に移ってきたというのは有名な話ですが、その伏見の酒蔵も長い目で見れば年々減っているのが実のところ。醤油屋に至っては、現在京都でゼロから醤油を製造しているところは淀の木田醤油というお店だけなのだとか。淀にはちょっと他にも気になるところがまだあるので、また近いうちに行ってみようと思います。
・もういくつ寝るとクリスマス
人に、そして場所に歴史あり。石黒商店は100回でひとまず酒場企画は終了となるようなのですが、まぁ石黒さんのことですからまた更にパワーアップした企画を考えてくれることでしょう。僕も伏見を愛する者の一人として、何かできることがあれば協力したいところです。商店街を起点とした街おこし。大手筋界隈は‘かつて’賑わった場所なんかじゃありませんよ。ここから先が黄金期!そんな時代を作っていけたらなと思う次第ですが本日はこれにて失礼します。で、明日はまたもや桃山へ。毎年恒例、山本本家の蔵開きに行ってくるのです。ではまた、ジベリ!
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