2016年5月12日木曜日

ブラタモリ伏見編を観た話。

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僕が基本的にテレビを観ない人間なのはこれまで何度も言っている通りなのですが、より正確に言うと我が家ではテレビを見ることができないのです。というのも地デジ化が完了していないのです。地デジ化後も一時的にテレビが映ったのはアパートの管理会社がケーブルテレビを通していたからであり、それがなくなった今となってはもはやテレビはただのオブジェと化しているるのですw

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しかしまぁ時折見たい番組はあるワケで、そういうときは知人に頼んでDVDに録画してもらうのです。(そんなことしなくても話題の番組は動画サイトに上がっているのが常ですがw)で、ようやく見れたのが先日5月7日にオンエアされたブラタモリ。NHK版タモリ倶楽部とでも言うべきこの番組になんと我らが伏見区が登場したのです。ということは見知った場所をタモさんが歩いたということなのであり、もうそれだけで嬉しいことこの上無いのですが、やや思ってたのと違ったのはスポットの当て方でしょうか。

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伏見は酒の街であり、また幕末には激動の中心地となった場所でもあるのですが、今回はそこにはノータッチ。主たる話は安室桃山時代、秀吉の手で一時的に日本の首都となった時代の伏見の話でした。ということで番組は伏見城からのスタート。そこから当時、大名屋敷のあった場所などを巡り、秀吉による都市造営の形跡を追う...というのが大まかな内容でした。

・伏見城の遺構が多く残る御香宮神社(撮影は先月19日)

自転車で走るとよく分かることなのですが伏見の旧城下町は妙にアップダウンが多いのです。これは一体どういうことなのかと僕は前々から不思議に思っていたのですが、今回の番組でその謎が解けました。もともと丘陵地だったこの界隈を「都会は平地であるべき」と考えた秀吉が大規模な土木工事を以てしてなんとなく平地っぽくしたんですね。かつて洛中を囲むように造られていたという御土居なんかを思い浮かべて貰えば分かると思うのですが、秀吉というのは土木工事マニアでもあったワケですね。権威を誇示したい所以か何か、とにかく大きなものを作るのが好き。まぁ御土居も伏見城も現在では何となくの遺構を残すのみですが、伏見はその後江戸時代に入ってからも重要な場所に位置付けられたのであり、何だかんだ言って先見の明はあったんだなと思ってみたり...。

・伏見城天守閣(昨年の城まつりの際に撮影)

何はともあれ、この番組効果でまた伏見に来る人が増えてくれればそれに越したことはないですよ。あと今回の放送では珍しく駿河屋っていう和菓子屋が登場したんですけど、今回出てきた方のお店は近鉄の桃山御陵の程近くにあるお店。このブログでたまに出てくる駿河屋はかつて市電の走っていた竹田街道沿いにある方の店なのでそこはご注意下さい。あと伏見城は基本的に外からしか見ることができませんし、ついでに言うと天守閣に入ることはできません。(耐震の関係からだそうな...)

・十石船から見た三栖の閘門(昨年5月の撮影)

ま、冒頭でも言ったように今回の番組で取り上げられたのは秀吉時代の伏見の話のみ。まだ江戸幕府以降の話にも幕末の話も酒造りの話にも触れていないので、そこは第2弾第3弾に期待したいところです。(十石船にも是非とも乗って貰いたいですね^^)ともあれ皆さん、是非とも伏見に遊びに来てくださいね。ちなみに余談ですが日曜か木曜だったら僕とエンカウントする可能性が高いかもです。(実際今日も桃山界隈に居ましたしw)そんなところですが、本日はこれにて失礼したいと思います。ジベリ!

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