・今回の3冊
ということで昨晩開催の第2回ツンドク道場の稽古の模様をお伝えします。2度目となる今回はなんと酒を呑みながらやる...という方式に。
ちなみにタイトルは稽古中にかけていた我らがあいみょんの楽曲タイトルから。相変わらず冷めやらぬあいみょん熱。そんなワケで最近になってインディーズの頃のアルバムを買い集めるようになっているのです^^
ついでに言っておくと昨日はあいみょんの生誕記念日でもあったのですね。23歳といえば僕は大学院の1回生だった頃。なんかつい昨日のことのように思い出すのですが、気付けばそれですらもう7年前ですからね。ホントに時間の経つ早さに驚かされます...あいみょんお誕生日おめでとう☆ pic.twitter.com/QASjekijUH— あいみょんスタッフ (@AimyongStaff) 2018年3月6日
ちなみにこのBGM制、今後も続けようかな?と思ってます。ま、色々試してみようかなと。この道場の目的は読書を楽しむことその一点のみなので、それを忘れなければ何をやってもいいじゃないかと。そういう気持ちでやってます、ハイw沢山メッセージありがとう(^。^)— あいみょん (@aimyonGtter) 2018年3月6日
23歳になりました。健康第一だす。
ともあれ今回の1冊目。孤独のグルメでもお馴染みの久住昌之さんの著作、「ひとり家飲み通い呑み」という本。お酒&旨いもの大好きな久住さんが「食べながら飲む」という文字通りの飲食を考える本であります。今回読んだのはその8~18ページ。最初の話題は炒飯と焼酎のマリアージュについて。久住さんも言ってることなんですけど、炒飯て冷めてもツマミになるんですよね。あと「肉なんてなくてもいい」にも共感です。ああいうのはシンプルなほど美味しいんですよw先月佐賀嬉野を取材した時、吉田焼きの絵付け体験をした。その時遊びでこんな絵皿も作った。もちろん一点もの。これを3月11日の嬉野すいしゃのトーク&ライヴに来てくれた人の中から抽選で1名様にあげちゃおうと思う。来てね〜。今年は吉田焼ちょっと修行。 pic.twitter.com/56qlAABFd4— 久住昌之 (@qusumi) 2018年3月5日
あと「肉なんてなくてもいい」にも共感です。ああいうのはシンプルなほど美味しいんですよ。続く14ページからの話題はカツオの刺身について。タタキじゃなくて刺身。この2つはたしかに似て非なるものなんですよね。合わせるお酒はやっぱり日本酒。ちなみに久住さんは薬味にこだわりがあるようで、かつおの刺身には白ネギとシソの葉とニンニクの醤油漬けを付けるのだとか。
辛くなったら地元のここに逃げます。いつもの吉祥寺・闇太郎。 pic.twitter.com/WuUMTnQgRs— 大石始 (@OISHIHAJIME) 2018年3月7日
どうやらこの薬味の合わせ方は吉祥寺にある闇太郎というお店で知ったのだとか。何でもクドカンこと宮藤官九郎さんなんかも行きつけにしている知る人ぞ知る名店だというではないですか。東京で呑み歩きもやってみたいな・・・
ともあれ2冊目。今日届いたばかりの「徳川がつくった先進国日本」という本で、著者は磯田道史さん。(なんか磯田さんもこのブログに出てくる常連の人になりつつあるなw)江戸時代が再評価され始めたのってここ20年くらいのことなんですかね?パックストクガワーナとも称される「徳川の平和」と、その中で培われたリテラシーの高い日本人。一体どのようにしてそれが成り立ったのかに迫るのがこの本であります。前回の「無私の日本人」は人を主体に語られましたが、この本ではいくつかの歴史的事件を主体として、それにどのようにして人々が対処していったかを論説しています。今回読んだのは2~22ページ(ともあれ6~14は目次などのため実際読んだのは10ページ程度)。まえがきと1つ目の項である「露寇事件」の冒頭部。
露寇事件は文化年間の1806年および翌1807年に北海道で起きたロシアとの軍事衝突事件のこと。一般的に江戸時代と聞いて想像するものって浮世絵であったり江戸前寿司であったりそういうものだと思うのですが、だいたいそういうものが出来上がったのがこのくらいの年なのだとか。江戸は大いに栄えていて、まさかその60年後に幕府が倒れるなんて誰も思ってはいなかったであろうそんな時代です。
ちなみにいわゆる鎖国以来でオランダ以外のヨーロッパとの初めての接触はいつだったかというと1792年。根室に来航したラクスマンは通称条約の締結のために江戸に行きたいと申し出るのでした。まぁ結果的にこれは幕府によって拒否られることとなるのですが、以後もロシアは日本と国交を結ぼうと試みていたのですね。そういう中で起こったのがこの事件ということになります。で、この事件で取った幕府の対応とは?というのがここの主題なのですが、今日読んだのはとりあえずここまで。
政治家が自己の信念を持たなくなった理由はいろいろあろうが、要するに選挙に勝つためとか、よい地位を得るとか、 目先のことばかりに気をとられすぎるからではないだろうか。 派閥のためにのみ働き、親分の言う事には盲従するというように、 今の人たちはあまりに弱すぎる。— 石橋湛山 (@tanzan_bot) 2018年3月7日
3冊目は「石橋湛山」。石橋湛山に関してはこのブログでも度々言及してますし、この人に関する本も何冊か持っているのですが、その中でも今回取り上げたのは中国出身の姜克實(ジャンクーシー)なる人物が書いたもの。読んだページはその冒頭部、2~5ページで、ここでは幼年期の湛山について書かれています。湛山が生まれたのは日蓮宗の寺院。学生時代の彼は決して優秀な生徒ではなく、どころか月謝を買い食いに使い込むなどなかなかの問題児だったのだとかw でも育ての親でもある日謙はそれを知っても怒ることもなく何も言わずに学校に月謝を納めていたのだとか...。
これに恐縮した湛山は態度を改め、学業に打ち込むようになります。同時に日蓮の教えにもこの頃深く傾倒していったのだそうな。宮沢賢治に石原莞爾と日蓮に影響を受けた著名人は数多くいますが、石橋湛山もそういうバックボーンだったのですね。結局2年留年した湛山ですが、そのお陰(?)でその後恩師となる大島正健校長と出会います。この人物はかのクラーク博士の教え子であり、湛山は大島を介して民主主義の精神やフロンティアスピリッツを学ぶこととなったのです。石橋湛山という人の面白さはその多様性にあると思っているのですが、その背景には原理や道理にこだわらず「これ」と思ったものをどんどん取り入れていくというところがあったんだろうなと改めて認識しました。ジャーナリストとしても尊敬する人物ですし、これからも石橋湛山という人物には多角的に迫ったみたいなと思います。
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・ノー残業デーの空は蒼かった
あ、ちなみに今日は奇跡的(?)にノー残業で終わりました。で、これ幸いとシャトレーゼに立ち寄ったりもしていたのですが、まぁこういう日もたまにはあるのでしょうw
ちなみに日本酒は先週神戸で買ってきた大関酒造さんとこの辛丹波で、つまみにしたのは業務スーパーで買ってきたごぼうのフライでした。ちなみに今日はこれから大阪に行ってきます。ようやっとカノエラナさんの新譜も受け取れそうですし、ことのついでにまたセント酒も楽しんできたいと思いますw それでは皆さんもよい一日をお過ごし下さい^^
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