皆さんは、子供の頃、「桃太郎」という話を親やその筋の人に聞かせてもらったことだろう。しかしあれは、よくよく考えてみると侵略戦争ではないだろうか?桃太郎は「鬼が悪いやつ」という理由(しかも風の噂)で鬼ヶ島に侵攻した。これでは「テロとの戦い」の名の下にイラクに侵攻し、無意味に殺生を続けているアメリカと同じではないか!
桃太郎は鬼達を殺しただけでは事足らず、金銀財宝を略奪した。もう何処かで観た、いや歴史上では見過ぎてきたともいえる出来事ではないか。しかも財宝は桃太郎が独り占め!何たることだ。アイユーブ朝のサラーフ=アッディーンを見習えよ...。
貧しい人々に与えてこそ、真のヒーローだろ。もっともサラディンほど徹底して無くてもいいけど。ハリウッド・スター程度でいいけどさぁ。(サラディンはイェルサレムを奪還した際、貧しいユダヤ人などに、自らの資産を分け与えて、ちゃんと生活できるようにしたという。また今日で言うところの「ストリート・チルドレン」の救済の為に自らの私財を投げ売った。死後、彼の資産はろくな葬式も出来ないほど、残っていなかったという。)
しかもだ、桃太郎は鬼退治に際して誰を連れて行った?明らかに自分より立場の下の動物三匹だ。(イヌ・サル・キジ)そして与えたものは「きび団子」のみ。まるで低賃金で人々をこき使う大企業ではないか。今日の格差問題の原点を作ったのはこの馬鹿だ。こんな話よりも子供にはサラディンのことを聞かせてやるべきだ。そしたら日本人の持つイスラームへの妙な嫌悪感も消えるだろう。そして何より子供が平和な心を持てるはずだ。
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