今回を含めた数回にわたって、僕は自分の過去について語っていこうと思います。
ここで触れるのは松山で過ごしていた幼少~高校卒業まで、つまり京に上ってくる前の19年間についてです。
僕は個人的にこの19年間を「不遇年間」と呼んでいます。
さらに今回の連載では、幼少期~小1までが「挫折年間」,その後の小2~4年までの時期を「葛藤年間」,小5の一年間が「瞬光月間」で、その後の小6から高校卒業までの7年間を「暗黒年間」と、呼ぶこととします。
正味,この19年間のことを細やかに綴れば、一冊の本が書けてしまうかもしれません。自分で言うのもあれですが、本当に出来れば振り返りたくない歴史なのです。「悪い」と言ってしまえば、本当にそれだけの19年でした。特に「暗黒年間」は・・・。しかし、そんな真っ暗の過去にも、僕は「楽しい」と心から思えたときが幾度もあったのです。どんな壁にぶつかっても、それを超えていけた自分がいて、圧倒的多数人が僕を迫害していたときでも、手を差し伸べてくれる人はいました。
いつだったか,ある人が僕に言ってくれた言葉を、僕は今でも覚えています。それが誰だったのかは思い出せませんが、その人は言ったのです。「幸せだから笑うんじゃない。幸せになりたいから笑うんだ。下を向いてたって、どんどんダメになるだけだ。」と。その時は何のことかよくわかりませんでしたが、そのずっと後に読んだ、『One Piece』に、同じようなことが書かれてあって、今更のように、その真意を知ることになったのです。辛いときこそ、希望を持つことが、笑うことが大切なんですね。笑顔って、必ずしも「結果」では無いんですよ。Queenのべーシスト,ジョン・ディーコンも、こんな言葉を残しています。「僕は苦しいときでも、なるべく多く笑うようにしようって心がけてるんだ。その方がシリアスに悩むより、余程,楽だよ。」と。流石、彼だって思っちゃいました。ホント、その通りなんですよね。下向いて悩んでても、大方,答えなんて分からないんですよ。ちょっと楽な気持ちで「いやぁ,こりゃどうも参ったなー。」なんて思ってた方が、存外早く答えに辿り着けたりするんですから不思議なもんですよ。「ピンチはチャンスでもある」なんて言葉もありますからね。
あと、僕がこうして過去のことを話そうと思ったのは、主に2つの理由からです。だんだんと調子が良くなっている今だからこそ、もう一度,あの不遇の時代を思い起こし、これから先の自分の糧にしていこうと思ったということ。つまりは、自分と向き合うためです。もう一つの理由は現在も、たくさんの人が「いじめ」などの不条理な現実と戦っているという事実があり、そういった「流離の英雄」たちにエールを送るとともに、「共闘」を呼びかけたいからです。一人じゃ無いのだと。これも「One Piece」の受け売りですが、人間,生まれてきたからには一人ぼっちなんてことは絶対に無いんです,それを忘れないでください。真っ暗闇の中にも小さな光があって、前進すれば、もっとたくさんの光に出会えるということを教えたいのです。生きてさえいれば、必ずまた笑える日がくるのだと。
それと、間違えて欲しくないのは、これは『武勇伝』では無いということです。「成功本」を読む感覚で読まないでください。どちらかといえば、「失敗本」ですからwww。もっとも僕自身,まだ夢に向かって走っている身であり、そんな偉そうな事を言える身ではありませんし。
長くなりましたが、今日はここまでで、次回からが「本編」です。ジベリ!
0 件のコメント:
コメントを投稿