2008年12月10日水曜日

古都の紅葉

         ・絨緞のように辺りを埋め尽くた落ち葉。(南禅寺にて)


            ・ 上賀茂神社境内の水辺にて

今回は前に言ったとおり、11月30日の紅葉巡りについて書きたいと思います。今回行ったのは、もうこのブログにも何回も登場している上賀茂神社と、昨年秋に引き続いて2回目の登場になる南禅寺です。

    ・上賀茂神社の一角にて,境内はどこか神秘的な雰囲気を持っている。 


         ・同じく上賀茂神社にて,今回一番のお気に入り風景。

朝9時くらいからの出発のはずが、いつものグダグダで10時すぎからの行動開始!竹田久保町のバス停から京都駅を経由して、12時前に上賀茂神社到着!もう幾度と無く来てるのだが、紅葉の時期に来るのは初めてだった。京都で紅葉と聞いてここを思いつく人は少ないと思うが、ここは是非,訪れるべきだ。そしてここに来たときは今井食堂の「さば煮定食」を食べて、焼き餅を買って帰るのが粋な楽しみ方だろう。(今回は異様に混雑していたため、今井食堂には立ち寄っていない。この食堂については過去ログ四月記事の京都御苑~上賀茂(4月13日) を参照。)

       ・ 馬は居ないときもある。(また,有料にて餌をやることもできる)

また,上賀茂神社には入り口の近くに小屋があって、そこに馬がいる。この馬に因んでか、境内には馬の木彫り人形付きのおみくじが売っている。(たしか500円やったはず)境内を一通り周ったあと、本当は今井食堂で昼食をとりたかったのだが、アホみたいに行列ができていたので、やめにした。でも焼餅は例の如く3つほど買った。そして一つはすぐに移動のバスで食べた。バスに乗ると、とりあえず祇園まで向かった。それにしても休みの日の京都は観光客だらけだ。


            ・祇園は白川沿いの一角,趣のある風景である。


その後,祇園で下車し、そこから歩いて南禅寺へと向かった。別段,歩かずともバスに乗れば良いのだが、 歩くのが好きなので歩いたまでの話だ。それに,歩いていると、色々な発見ができるものだ。色々考えるのにも良いし、思いも寄らない風景に出会うことができてしまうのだ。
 あと,今井食堂がそのノリだったが、休日の京都はどエラい数の観光客でゴッタ返している。店屋なんかも、旅行本などに載る人気店ともなれば、遊園地のアトラクション並みの待ち時間を費やさねば店に入れない上,挙句に「売り切れ」なんてこともあり得る。出来ることなら工夫して平日に来てみる方がいいことと思う。

   ・動物園の観覧車と秋色の東山という、どこか不思議な組み合わせ。


そして南禅寺だ。ここは紅葉の名所とあって、人の数も上賀茂をはるかに凌いでいた。しかし,人が多く訪れるだけのことはある。秋の京都に来て、ここを訪れないのはベルリンに行ってブランデンブルク門を見ないのと同じくらいのウソだろう。 今回は方丈庭園にも入ってみたのだが、これが実に良かった。(下写真参照・入場料が500円<高校生400円,子ども300円>だが、その価値はあるものと。)

             ・方丈庭園(大方丈)

              ・如心庭(僕はここが一番,気に入った)

          ・不識庵(茶室/写真左奥)とその手前の庭園
     
その他にも六道庭,南禅寺垣横の中庭などが、内部にはあるほか、室内にも色々と見るものがあります。(室内は撮影禁止)僕のお気に入りは如心庭です。しばらく座ってぼんやりしていると、実に心が落ち着きます。あの竜安寺の方丈庭園に負けないくらい、こちらの枯山水も秀逸ですので、入場料はかかりますが、訪れた際は是非とも行ってみてください。
 
<あとがき>
今回は晩秋の京都を巡ることで、また新しい京都の一面を発見したとともに、「今年も終わったのだなぁ」と実感していました。来年は果たしてどんな一年になるのかと、この先のことを案じながらも、「来年はもっと明るい気分で紅葉を見に行こう」と心に誓ったのでありました。秋が過ぎ去り、季節は長く冷たい冬へと移ります。そしてその先にはまた「春」が...。花見や紅葉見物などで自然に触れていると、人間が,或いは自分が、自然の中で「生かされている」ものの一つであると実感するとともに、美しい四季を感じられることのへのありがたさを感じることができます。(これは日本人独特ですかね?)そう言えば,前の記事で公開したリリックは、この小旅行の中でヒントを得た部分も大きいんですよね。そんなこんなですが、今日はこの辺でお暇します,ジベリ!

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