2010年5月23日日曜日

国防論!

というワケで、久々に連載やります。今回取り上げますテーマは「国防論」。こういうテーマをやると喜ぶ人も多いんですが、まぁ,非難も多いです。個人的にはその辺も含めて一つのイベント(?)だと思っているので、遠慮なく持論を展開させて貰います。(コメント&メール,どんと来い!)


1、イントロダクション

①「普天間」のコト

現在,蛇口をひねれば水が出るかの如く、ニュース番組は普天間一色です。しかし、皆さんは実際,どの程度基地問題や米軍が日本に居る意味についてご存知なのでしょうか?この問題に限ったことではありませんが、マスコミを通して入ってくる情報は時に恐ろしく「部分的」です。より多角的に見なければことの本質は見えてこないのですね(笑)

まぁ,そういうワケなんで、これきっかけにでも読者の皆さんが「基地問題」「安全保障」といった問題についてそれぞれに考えるようになって貰えればな...と思う次第です。豚(権力者)に呼応する羊の群れ(B層)に成り下がってはいけません。



②あくまで「建前」

ところで皆さんは次のような言葉をご存知でしょうか?

自国すら守れない民族を他国が助けてくれるはずがない。 もし、助けてくれることがあるなら、何か別の野心を持っているだけのことである。 したがって、大国に頼り切ることは大国に逆らうのと同じくらい危険である。

言葉は、「冬戦争」を戦い、フィンランドの独立を守ったマンネルヘイム元帥の残したものなのですが、あたかも戦後の日本に向けられているかのような辛辣な格言です。たしかに大抵の場合,何の思惑もなく人は他人のことを助けたりはしません。後述しますが、アメリカとて、あくまで自国の利益のために日本に米軍基地を置いているのであり、「日本を守る」というのは、建前でしか無いんです。

2、在日米軍のオシゴト

鳩山首相は「(抑止力について)勉強不足だった。」と半分寝言のようなコトを言ってましたが、「沖縄の米兵は日本の平和のために今日も頑張っているんだぞぉ。」などという妄言は、見るからに頭も気色も悪いネット右翼でさえ今時,しないというものです。では,ホントのところ、彼らは何をしているのでしょうか?

・参考VTR共産党赤嶺議員が「抑止力」論批判→辛辣且つ的を射ています)
http://www.youtube.com/watch?v=Fsj0YNMZlko


沖縄に滞在する海兵の活動範囲は当初こそ「極東の防衛」という一応の制約の下に成されていました。しかしその後,ベトナム戦争に参加し、当時,「極東とはどこなのか?」という議論に発展します。そして今日ではその’制約’はあってないようなもので、かのイラク戦争にも大きく関わっているんですね。よくアメリカ人は「地理が苦手」だと言いますが、流石に中東と極東を間違えはしないでしょう(笑)

尤も、その‘見苦しい弁明’もせずに開き直っているところを見るに、あれは確信犯なのだとは思いますが...。

①どこに対する抑止力か?

そもそもアメリカが日米同盟を重視したのは、冷戦期,「反共の砦」として日本を捉えていたからなのです。しかし,言うまでもなく、もう20年近く前に冷戦は終わっています。では,どこに対する「抑止力」として在日米軍は存在しているのでしょう?まず第一に強大化を続ける中国,ここに対する抑止力。成程,最近も中国の巡洋艦が日本の領海をうろ付いていた...などというニュースもありました。 しかし、チベット問題に関して踏み込んだ行動も起こせないアメリカ政府が、果たして我々の誠実な味方たるのでしょうか?甚だ怪しいモノです。昨年のイラク戦争の連載時にも述べたことですが、アメリカは正義のために動いているのではありません。あくまで自国の利益のために動いているのです。

まぁ要するに、「抑止力」は、あくまで建前でしかないのです,ハイ。しかし民主党はアレですね。野党時代には、威風堂々と日米同盟や在日米軍に関する批判を展開していたのに、いざ自分が政権を取ってみるとこの様ですよ,なんかもう悲しくなりますね。

 

3、辺野古は利権の巣窟?

・ソース:日刊ゲンダイ
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col15544.htm

これはまぁ,直接今回のテーマには関係ないので、番外編くらいに捉えて貰いたいのですが、皆さんも「小沢一郎が辺野古に土地を買っていた」みたいなニュースを皆さんも目にしたことがあると思うのですが、どうやら他にも複数の政治家が転売目的で辺野古に土地を買っている模様です。しかも汚いのが、自分の名義を使わずしてやっているという点です,ハイ。このメンバーの中には、中川秀直(←死ねばよかった方の中川)など大物議員のほか、民主党の前原国交大臣らしき人物の名前も見られるのですが、ホント,「なんだかなぁ」といったところです。


なんかいいところですが、今回はこの辺でおしまいにして、次回に「結」の部分を書きたいと思います。ってなワケで、今日はこれにて,ジベリ!

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