・映画のポスターはこんな感じ
こういうシリーズもの的な作品って、それまでの話や人物相関を知らなければ楽しめないものが多いのですが、この作品に関してはそういうことがなく、単純に一つの作品として楽しめてしまうのも魅力のひとつだと思います。(勿論シリーズを通してみている人にとっては二重三重に楽しめるのだろうと思いますがw)監督は「探偵はbarにいる」シリーズでお馴染みであり、ドラマ相棒の監督としても2話携わっている橋本一(はじめ)さん。
(※以下ネタバレあり)
相棒シリーズをご存知の方は分かると思うのですが、あの作品って結構社会派のストーリーが多いんですよね。今作もその例外ではなく、グローバル経済や金融工学がストーリーのバックボーンとなっており、また官僚組織の弊害や、難しいことから目を背けて自分で何も考えようとしない大衆の姿が全面を通して描かれています。正直なところ日本国債と日本円と株のトリプル暴落(X-DAY)というのは事実に基づけば殆ど杞憂な心配事であり、何やかんやで消費増税はしょうがないという結論に持って行っている映画パンフの「伊丹刑事でも分かるX-DAYの仕組み」というコーナー(?)の解説は相当偏向的なのですが、それでも物事を考えようとしない大衆の姿や、その状況を利用しようとする政治家や官僚たちの描き方はリアルであり、問題提起としては十分なものに思えます。
それから、この映画がすごいのは社会派でありながら一級の娯楽大作として成立している点です。伊丹と岩月がぶつかり合いながらも少しずつ互いを認めるようになっていく過程はときにコミカルでときに熱く、知らず知らずの間に引き込まれてしまいます。また戸次重幸さん扮する中山雄吾(物語の引き金となる殺人事件の被害者)とその恋人である国仲涼子さん扮する麻生美奈の関係もまた一興であり、ラブストーリーとしての性格も有しているのです。3月17日からの公開なので、もうやってない劇場も多いようですが、まだ観ていない方は急いで劇場に脚をお運び下さい。相棒シリーズが好きな人は勿論、そうじゃない人も楽しめる作品なので...。
明日はまた神戸に行く予定なので今日はそろそろ寝たいと思います。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!
(※以下ネタバレあり)
・劇中の一幕より(左端が田中さん扮する岩月で右端が川原さん扮する伊丹)
相棒シリーズをご存知の方は分かると思うのですが、あの作品って結構社会派のストーリーが多いんですよね。今作もその例外ではなく、グローバル経済や金融工学がストーリーのバックボーンとなっており、また官僚組織の弊害や、難しいことから目を背けて自分で何も考えようとしない大衆の姿が全面を通して描かれています。正直なところ日本国債と日本円と株のトリプル暴落(X-DAY)というのは事実に基づけば殆ど杞憂な心配事であり、何やかんやで消費増税はしょうがないという結論に持って行っている映画パンフの「伊丹刑事でも分かるX-DAYの仕組み」というコーナー(?)の解説は相当偏向的なのですが、それでも物事を考えようとしない大衆の姿や、その状況を利用しようとする政治家や官僚たちの描き方はリアルであり、問題提起としては十分なものに思えます。
それから、この映画がすごいのは社会派でありながら一級の娯楽大作として成立している点です。伊丹と岩月がぶつかり合いながらも少しずつ互いを認めるようになっていく過程はときにコミカルでときに熱く、知らず知らずの間に引き込まれてしまいます。また戸次重幸さん扮する中山雄吾(物語の引き金となる殺人事件の被害者)とその恋人である国仲涼子さん扮する麻生美奈の関係もまた一興であり、ラブストーリーとしての性格も有しているのです。3月17日からの公開なので、もうやってない劇場も多いようですが、まだ観ていない方は急いで劇場に脚をお運び下さい。相棒シリーズが好きな人は勿論、そうじゃない人も楽しめる作品なので...。
明日はまた神戸に行く予定なので今日はそろそろ寝たいと思います。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!
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