今日大阪に行った帰り、久々に日刊ゲンダイを買いました。(夕刊フジ派はシャラップそしてDie!)1面下の記事のタイトルはズバリ「TPP傘下で国民生活は激変」。まず横枠の1文が秀逸。
これは「自由貿易のための協定」などではない、
アメリカ一国の繁栄を守るための究極の手段なのだ
いやここまでビシッと書ける新聞が他にあるなら知りたい。流石はリチャード・コシミズさんへのインタビュー記事を丸1ページ使って載せたメディアですよ。記事はこう続きます。
TPPとは「自由貿易」に名を借りた米国の覇権主義なのである。言いかえれば米国の繁栄を維持するための装置だ。これを世界中に導入させる。それが狙いだ。
と...。2面目の続き記事では冒頭に1つも守られる気配のないTPPの6項目(重要5品目の関税維持、食の安全、ISD条項など。自民党はこれらが守られない限りTPPには参加しないと昨年末の衆院選マニフェストで宣言していた。)についての危惧について語り、アフラックの‘下請け’にされつつあるかんぽ生命についても触れています。中盤ではアメリカとFTAを締結し、当初ノータッチとされていたはずの公的保険制度まで破壊されてしまった韓国や、同じくアメリカとFTAを結んで食糧主権を失うなど散々な目に遭ったメキシコについて触れ、「日本もおなじようなことになりかねない」と指摘。ここについてもその通りと言ったところでした。後半部ではISD条項の脅威やTPP参加によって国家の主権をも失いかねない危険性について改めて触れ、結局得をするのは1%のグローバル資本だけであるという真理にも言及しています。
相変わらず半分以上は下世話な話題で埋められ、そしてもれなくエロ記事を欠かさないあまり上品とは言えない夕刊紙ではありますが、この国でも稀な仕事をしているメディアの一つだと思っているので是非ともこれからも機会があれば140円を投資し、貢献したいと思っている次第です。皆さんも是非機会があれば買って下さい。(いいものが消費されてこそ社会は良くなるものですので…。)そんなところでありますが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!
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