2014年4月30日水曜日

順調すぎると逆に怖くなったりする

・今日はまた神戸に行ってました

・神戸新聞社の社屋はこんな感じです

ということで今日はこないだ言ったように神戸新聞社の2次試験(面接)に行ってきました。で、まぁタイトルにもあるんですが、本当にこれまでにないほどに順調に終わり、安心していると同時に些か怖くもあったりしますw

・やっぱハーバーランドっていいな

まぁ尤もただ単に運というよりも、実力的にも多少成長しているところはあるんだと思いますが...。ただ今思うのは、早く記者になってどんどん記事を書きたい、或いは取材に行きたいということ。このまま「内定」が貰えたとしても、それはゴールではなくスタート。それだけは忘れないようにしないといけないなと改めて思っているところでもあります。

・久留米ラーメン「虎と龍」のチャーハンセット(小・800円也)

ちなみに今日は面接のあと、またいつものように街歩きに興じつつ三宮まで引き返し、そこでラーメンを食べてから久々にヒトカラに行ってました。(そして5時間歌い倒すというw)そんなこんなで家に帰ったのは本当についさっきなのです。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
[CD] ガガガSP/くだまき男の飽き足らん生活
価格:2012円(税込、送料別) (2016/8/29時点)


で、明日はといえばまた違う会社(ここは新聞社じゃない)の勉強会に参加することになっており、また大阪まで行かねばなりません。まだまだ載せたい写真もあるのでそれは明日また改めて書きますが、とりあえず今日は要件だけということで...。それでは皆さん、今月もお疲れ様です,夢の国で会いましょう、ジベリ!

2014年4月29日火曜日

本編より予告編の方が面白い映画がたまにあるから困る

怒涛のブログ強化週間が終わり些かホッとしている(?)ところではあるのですが、まだまだ書きたいことは沢山あるので、早速新連載に取り掛かりたいと思います。とはいえ今回はその連載がどういうものかを説明する、いわばプロローグ的なやつで、詳しい内容には次回から入っていくことになるのですが...。まぁとりあえずタイトルから行ってみましょう!

「地方紙の逆襲」

ということで今回のテーマは地方紙。インターネットの普及で軒並み既存媒体は衰退傾向にあると言われており、とりわけ紙媒体はその存在意義を失うのではないかなんて意見も聞きます。実際新聞の購読者数は減少傾向にあり、或いは廃刊となった雑誌も幾つかあります。しかし、逆にネットの普及が実はその既存メディア、殊にとりわけ地方紙にとっては大きな‘追い風’となり得るということをこの連載を通じて言いたいのです。第1回となる次回は、まずTPPを通して全国紙と地方紙の論調の乖離、そしてその裏には何があるのかということの分析になるものと思われます。まぁタイトルの如く予告編に名前負けするようなことのないように頑張って書いていきますので、楽しみにしていてください。それでは僕はあすの準備もあるのでそろそろ寝る準備をしたいと思います。皆さんも夜更しはほどほどに,ジベリ!

ポン酢にソースの代わりは出来てもソースにポン酢の代わりはできない

今日は一日休みではあるのですが、別段どこに行くでもなく家でノンビリと過ごしています。あいにくの雨ですし、明日の神戸新聞の面接の準備もありますからね...。

・昨日の夕食(大根餅とか厚揚げとか..)

ちなみに今日のタイトルは、今は亡きたかじんさんの番組で生まれた格言(?)からの抜粋です。まぁそのくらい関西人はポン酢を愛して止まないということですね、ハイ。でも僕もよく使いますよ、ポン酢。最近大根餅を家でよく作るんですけど、何を付けて食べるかというとポン酢ですからね。今日はもう1つ記事を挙げたいと思っているのですが、それまでしばしお待ちください。では一度ここで失礼します。

2014年4月26日土曜日

Birthday

ということで、今日は僕の26歳の誕生日(ちなみに言うと平成26年の4月26日に26歳になったことになる)...なのですが、まぁバイト行っただけで特に大したことはやってません。ただちょっといいこともあって、バイト帰りに何となく立ち寄ったセブンイレブンでちょっと前に終わったと聞いていたはずの銀魂の一番くじが...。

・桂小太郎(子ども時代)のフィギュア

折角ということで1回だけやってみたら、なんとこれが当たったんですよ。凄くないですかw ちなみに今回の一番くじ、一等賞は吉田松陽先生のフィギュアなんだとか...。(なんかくじ自体残り少ないみたいだったので、今度立ち寄った時にもう一回やってみようかな?)



その他、こっちは到着が間に合わなかったみたいなんですけど、昨日話題に出してたNo Regret Lifeのアルバムも誕生日に併せて買いました。(フルアルバムはこれで全部揃えたのかな?)小田和奏さんは定期的にソロライブやってるみたいなんで、時間合えばそれも行きたいんですけどね...。まぁ今日は家にあるノーリグのCDをヘビロテして楽しみたいと思います。

・ポルフィディオ プラタ 40度

最高のお酒も手に入ったんでね。普段はこんな高いお酒、高くて買えないんですけど、偶然ちょっと安くなってたのと今月末失効の楽天ポイントが結構あったので買っちゃいました。カリブ海は仏領マルティニーク島(※ディエゴ・ガルシアではない)で造られているというラム酒で、まぁ説明はこちらのページなんかにあるんですけど、ホントにこだわりの逸品なんですよね。これでうちにはラム酒が3本あることになるのですが、まぁ好きなんですよね。大方の予想通り、先日の神戸新聞の筆記試験は無事突破できて次のステージに進めたほか、加えて連休には中日新聞などの試験も控えており、闘いはこれから...といったところなのですが、ようやくツキも回ってきているようなので、これを無駄にしないべく気を締め直して戦いに赴きたいと思います。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

2014年4月25日金曜日

読者からの質問に答えるコーナー

ブログ強化週間も間もなく残すところあと2日となりましたが、今日はちょっと読者からの質問に答えちゃったりなんかしちゃたりなんかしちゃおうと思っちゃったりしてます。(←なんじゃそりゃw)まぁ基本的に政治に関する話題が殆どなんですが、中には「それ聞いてどないするねん」みたいなのもあり、まぁ世の中にはいろんな人がいるんだななんて思ってます。

1、Senichiさん(或いは志士会)は護憲派なのですか?
まずはこの質問。数ヶ月前に東京都知事選の記事のコメント欄になぜかこの質問があったほか、ほかの読者の方からも似たような質問があったのですね。

で、これに関する答えですが、まずそもそもな見解として、僕は改憲派です。自民党が主張するところの9条改正とて、その昔僕が言っていたことと字面だけ見れば大差ありません。(「国防軍」ってのもそのまんまですし...)

ただ重要なのはここからなのです。そもそも僕は9条改正は日米安保破棄(或いは抜本的見直し)など、アメリカとの関係を見直した上でやるべきだと予てから主張していました。しかし現状、自民党はそれを言ってません。当のアメリカですら「間違いだった」と言っているイラク侵略についても反省している素振りはなく、その過ちから何かを学ぼうという姿勢も見受けられません。(その後も変わらず集団的自衛権を主張する自民党の姿を見ればそれは明らかです。)

では僕が真っ先に改憲すべきだと思っているのはどこかというとそれは第26条の第1項、つまりは教育についてなのです。現状では26条第一項にはこう記されています。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。(現在)

これに僕は前々から大きな違和感を感じていたのです。「能力」は固定化されたものではなく、生まれ育った環境や、本人の意思・行動により日々左右されるものです。ゆえにそれに応じて教育を受ける権利があるというのはそもそもおかしな話であり、ともすれば身分の固定化を認めているようなものなのです。僕はこう改めたいのです。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その必要に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。(志士会改正案)

と。未だに日本では生涯学習という考え方が希薄であり、若いから勉強しなくてはいけない、年をとったら勉強できない(大人は勉強しなくてもよい)というのが不文律のように見受けられるところがあるのですが、それで本当にいいのでしょうか?社会は常に変化します。人もそれに応じて日々変化していくのです。急に新たな知識が必要となるときが来るかもしれませんし、新たな技能を見につける必要が生じるかもしれません。そういうときに「教育」を受ける権利が保証されていないようでは変化に対処できないと思うんです。ただでさえ今は「変化」の時代です。それに対処し、生きていくのをサポートするのも教育の重要な役目でしょう。


2、大阪市長選は何のためにやったのですか?
これに関しては僕もよく分かりません(笑)

「大義なき選挙」と与野党が徒党を組んで候補者擁立を見送ったあとに凡そ勝てる見込みのない候補者が立候補を表明。そして橋下が再当選こそしたものの、一番多いのは棄権者だったという奇っ怪な結果に終わった。要約するとそんなところだと思うのですが、些か不自然に感じているのも事実です。で、ここからは僕の憶測という名の与太話なんですが、もしかすると今回の大阪市長選は新しい不正選挙の形のデモンストレーションみたいなもんだったんじゃないかな?と思うのですね。

・君のアホ面には心底うんざりさせられるよ

明らかに自民党は失速しています。メディアによって捏造お膳立てされた高支持率も最早維持できなくなり、確実に支持率を下げ続け、しかもそれに歯止めをかけるものが何も見当たらないというクライシスな事態にも関わらず、かといって自民党には昔のような派閥が有名無実化しているため、安倍晋三に変わる有力な後継者が見出せないのが実情です。結果としておそらく消費税が10%に引き上げられる前にまた総選挙でガラガラポン...ということになると思われるのですが、重要なのはここからです。つまり、自民党を離れた支持者の票がどこに行くのかということなのです。

勿論生活の党をはじめとする、いわゆる国民連合派の諸政党に支持が集まって然るべきなのですが、未来の党のときから続くマスコミの露骨な偏向報道の影響もあってか、そうした政党にそもそもスポットが当てられず、多くの人の脳裏からそうした政党・政治家の存在が消えつつあるような気がするのです。その結果として何が起こるか、或いは人為的にその結果を作り出そうとしているのかといえば大阪市長選ですよ。同様の結果が出たということにして結局自民党政権を存続させるのです。つまり、みんな自公政権は支持しないけど、ほかに支持できる政党がない。結果として自民・公明に入れた人が辛うじて一番票を獲得した...というシナリオを作り出そうとしていると僕は予測します。

では予防策として何をすればいいのか。生活の党をはじめとする国民連合派の主張・政策を拡散していくということや、或いは不正選挙追求運動を先鋭化させるというのは勿論必要なことなのですが、それだけでは不十分だと考えます。これはこの次か次の次くらいにやろうと思っている連載にも関わってくる話なんですけど、今やるべきなのは、たとえば脱原発とか反TPP、或いは消費増税凍結といった個々の政策についての主張を国民一人ひとりが明確にし、ある種の国民運動のようなものに展開していくということなんです。そうすれば、そこと主張の違う政党が票を集めるというのがいかに不自然かが殊更明白になりますし、そもそもこれだけの運動になっているのに低投票率はおかしいだろうという空気を作り出せます。とにかく必要なのはそういう草の根の運動ではないかというのが僕の見解です。


3、今一番オススメのバンド・アーティストを教えてください
こういう質問にも答えますw

そうですね。今個人的にどハマりなののは昨年解散したNo Regret Lifeなんですけど、活動中のところでいうとメレンゲ、クリープハイプ、高橋優、後藤まりこ、ガガガSP、50回転ズといったところでしょうか。



クリープハイプはおそらく最近、最も注目されているといっても過言ではないと思いますし、メレンゲや高橋優も名前くらいは多分聞いたことがあるって人が大多数だと思います。ガガガSPと50回転ズはこれまでにうちのブログでも登場しているのでまぁ説明はいいでしょう。なので今日は後藤まりこさんについてちょっと話したいと思います。



もともとはミドリというバンドでヴォーカルをやっていた人で、その可愛らしい風貌とは裏腹にパンクで過激なパフォーマンスが注目を集めているアーティストなんですが、まぁとにかくこの人の作る曲に最近ホントにハマってるんですよね。またいつかそういうことも書きたいんですけど、なんか共感できるんですよね。ただ1つ言っておくと、僕の好きなバンドとかアーティストというのはなかなか個性の強いところが多いので、好き嫌いがハッキリ別れちゃったりするんですが、多分このブログを愛読するような人というのは結構異端児扱いされてる人たちが大多数だと思うので相性いいんじゃないかな?とは思います。(←よく分からんが誰かに謝れw)

まぁ他にもたくさん質問はあるのですが、なんか3つ答えただけで結構な分量になっちゃったので、今日はここまでにしときたいと思います。また気が向いたらこういうコーナーもやっていくんで、ドシドシ質問ください。そんなところですが、本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

2014年4月24日木曜日

映画レビュー:森崎書店の日々

ということで、本日2つ目の記事はまたしても映画レビュー。「森崎書店の日々」は、本の町神保町(東京)を舞台にした八木沢里志原作の同タイトルの小説を映画化したものであり、ちなみに小説では続編も作られているようです。

【送料無料】森崎書店の日々 [ 菊池亜希子 ]
【送料無料】森崎書店の日々 [ 菊池亜希子 ]
価格:3,362円(税込、送料込)


ストーリーは主人公の貴子(菊池亜希子)が彼氏だと思っていた同じ職場の男に「結婚する」と捨てられてしまうところから始まります。会社を辞めて塞ぎ込んでいるところに神保町の古書店を営む叔父のサトシ(内藤剛志)から「仕事を手伝ってほしい」との連絡が入り、だれかの助けが欲しかった貴子は神保町へと向かいます。
・神保町には沢山の古本屋が立ち並ぶ(撮影は今月11日)

仕事も恋人も失い、絶望していた主人公が神保町や古本の魅力、そして叔父の暖かさに触れて立ち直っていく...というストーリーの映画で、本当に最後まで何か大きな事件があるでもなく、ラブロマンスがあるワケでもない。ただひたすらに優しい時間が流れているだけ。でも人にはそういう時間が必要な時って多分あるんですよね。立ち止まってもいいんですよ。あるいは逆戻りしても...。そうすることでまた前に進めるんだったらそれでいいじゃないですか。

・(左から)菊池亜希子扮する貴子と内藤剛志扮するサトシ

あとこの映画、結構役者がいいんですよ。菊池亜希子さんも勿論そうなんですけど、助演の内藤剛志さんがホントにいいんです。内藤さん扮する貴子の叔父のサトシはなんかいつもニコニコしてて飄々とした感じなんですけど1回だけ怒るシーンがあるんですよね。勿論貴子のためにです。中盤で貴子は何があったかをサトシに話すんですけど、そしたら「お前を傷つけたやつを謝らせよう」と2人で元彼の家に乗り込むんですよね。

・ホントに何やっても絵になる人だよなぁ...

でも当の男の方はそんなもん意にも介せずといった感じで本当に酷い。なんでこんな男を選んだのか全くわからないのに加えて、コイツが結婚するっていう女がまた何っていうか化粧の上手そうな微妙なヤツで、しかも目の前が修羅場になってるのにアッケラカンとしてる感じでまぁ性格も悪そうなんですよ。(もう言ってやりたい、こんなもん別れて正解だとw)甥を無下に扱われたサトシは激怒。声を荒らげて最後には玄関のドア蹴ってましたからね。いや僕も従妹が同じ目にあったら多分似たような事しますけどね...そりゃそうですよ。

・その他共演には田中麗奈さん(写真左)も...

サトシをはじめとする町のちょっと変わった、でも優しい人たちに触れてすっかり神保町を好きになり、元気を取り戻した貴子ですが、その後どうするのか...まぁそこは映画を見てのお楽しみということで。観たあとにちょっと幸せになれる映画ですので、ちょっと最近元気のないっていう人にもオススメです。(それから観たあとにはきっと神保町と古書店に行きたくなってると思います^^)

・喫茶さぼうるのカフェオレ(450円也)

先日の東京滞在では靖国参拝の前に神保町に立ち寄ったのですが、本当にあそこはいい町なんですよね。古本屋さんもそうなんですけどカフェとか喫茶店もいっぱいあって、あと一歩路地に入ると町並みもなかなか素敵で...。

神保町公式ガイド(vol.2)
価格:1234円(税込、送料無料)



ブログ強化週間も気付けば残すところあと2日。しかも明日明後日はバイトのある日ということでかなり時間的制約はあるのですが、なんとかこの企画を乗り切って26歳の誕生日を過ごしたいと思います。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

・映画「森崎書店の日々」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=6M0vx8wLEbM

続、靖国論

・靖国の桜(撮影は4月11日)

先々週東京に行ったときに僕はまた今年も靖国神社に参拝してきたのですが、敢えてここで、やや否定的な見地から靖国神社という場所を考えたいと思うのです。(ちなみに第一弾はこちら)というのも僕は靖国神社への参拝を続ける一方で、この場所のある種の違和感を感じているのも事実だからです。

・靖国神社とは何か?

違和感の正体は主に2つ。ここはそもそもの神道から見ると極めて異端だということ。これについては何のこともありません。そもそも国家神道と神道は別物なのです。神道というのは僕の理解では日本列島各地にあった土着の宗教ないし自然崇拝といったものと、国外から渡来人によって持ち込まれた既存の宗教(ユダヤ教、仏教、儒教など)が入り込み、それらが結びついてできたものです。それゆえ神仏習合という極めて特異な文化が根付いていったのです。


南方民俗学新装版 [ 南方熊楠 ]
価格:1533円(税込、送料無料)



しかし明治政府はこれをまず否定します。(神仏分離)そしてその過程で神社が有していた‘性’への信仰というものも排除されました。そもそも俗な存在であった神道を現人神としての天皇を中心とする荘厳なものに作り変えるためです。つまるところ国家神道というのは極めて人為的であり、ある意味その中心である靖国神社や全国の護国神社というものもまた極めて高い政治性を持った人為的なものに違いはないということです。

・ここの意味についてもう一度考えてみよう

そして2つにはここが薩長史観に依拠しているということなのです。ここは1869年(つまり明治2年)に明治政府によって最初、招魂社という名前で造られるのですが、そもそもの目的は明治維新や戊辰戦争で犠牲となった人たちを顕彰することでした。ここでまず留意すべき点は、そのときここに祀られたのは政府側の人間に限られているということです。つまり負けた幕府の側の人間はここから外されているのです。また同じ文脈で言えば、西南戦争で最終的に明治政府と敵対して死んでいった西郷隆盛も除外されています。しかし今となっては誰も幕府が悪者で明治政府が正義だとは考えないでしょう。それどころか見方を変えれば明治政府は稀に見る売国奴にすら見えてきます。

・まぁそういうことですよ

勿論ここを大切にしたい感情は分かりますよ。僕自身、仮にも6年間毎年参拝している人間ですからね...。ただそれに根拠があるかと聞かれれば殆どないのが実情です。そもそも繰り返すようですが、僕は日本が二度と戦争しないように、アジアに平和が訪れるようにという願いのもとにここを参拝しているのであり、それは「不戦の誓い」を削除し、ただでさえ軋轢を生じさせる靖国参拝を更に軋轢の種にするようなことをする安倍政権とは違いますからね。

・千鳥ケ淵戦没者墓苑

実は僕は今年、靖国から程近い千鳥ケ淵戦没者墓苑にも行ってきたのです。何かと反対の多い国立追悼施設のベースにと考えられているところであり、昨年10月にはアメリカの国務長官と国防長官が揃って訪れ、献花したことでも話題になったところです。何もない平日にもかかわらず、こちらにもチラホラ手を合わせる人の姿があったのが印象的でした。僕は別に今から国立追悼施設をつくれとは思いませんし、靖国神社を無くしてしまえとまでは考えていません。多分今後も靖国には行くのだろうとは思いますが、靖国神社を絶対視はしませんし、繰り返しにはなりますが各国にあらぬ誤解を持たれてまでここに政治家が公人として仰々しく参拝し続けることに関しては否定的です。今日はもう一個書きたい記事があるので一旦ここで失礼します。

ー参考文献ー
・靖国に感じる違和感の正体(るいネット)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=284837&g=131208
・靖国神社廃止論(石橋湛山)
http://members2.jcom.home.ne.jp/mgrmhosw/tanzanyasukuni.htm
・靖国神社にもの申す。西郷ら賊軍もお祀りせよ!(亀井静香)
http://gekkan-nippon.com/?p=5482

2014年4月23日水曜日

おやつは300円まで、ランチは1000円までくらいが丁度いい

・葉桜も綺麗です(四条河原町高瀬川沿い)

・六角堂ってビジネス街の真ん中にあるんだなぁ...

・町家が立ち並ぶ鉾町の景色

今日は京都新聞社のエントリー面接でした。これまでは5月にそれがあって6月に筆記試験という塩梅だったのですが、なんか例年より1ヶ月前倒しになったようです。

・久々の登場となる新風館

エントリー面接というのは一種の顔見せのような意味合いのものであり、半ばプレ選考のような感じのものなのですが、毎年こっちの面接官が本試験でも当たってくれたらよかったというくらい、いつもいい質問をしてくれるんですよね。(考えてみれば、修士論文についてまともに話を聞いてくれるのはつい最近までここの面接官くらいでしたからw)ともあれ面接は何のトラブルもなく終了。会社を後にした僕は新風館や六角堂に立ち寄っていくことに。

・新緑が眩しい六角堂

新風館と六角堂はほとんど目と鼻の先くらいの距離にあるのですが、まぁ新風館については今回取り立てて書く事もないのでもう一方の六角堂についてちょっと書きたいと思います。京都にある数多い寺院の中で、どれくらいの人がここを知っているのかは分からないのですが、個人的にここは結構オススメの場所なのです。

・境内の枝垂れ桜と十六羅漢像

勿論六角堂というのは通称であり、実際の名前は頂法寺といいます。その歴史は意外と長く、かの聖徳太子が創建したと伝えられています。(ただ発掘調査の結果では実際の創建は10世紀後半頃と推定されているそうだがな...)その後何度か火災に遭い(江戸時代末までの間に確認できるだけでも18回火災に遭っているそうな...)、現在の寺院がつくられたのは明治初期とのことなのですが、ではどの宗派の寺院になったのかというと、実は天台宗なのですね。

・仲いいなお前らw

その他、親鸞上人が修行したことなどから浄土真宗にも関わりのある場所として知られています。あと、ここを語る上で欠かせないのが鳩の存在。法隆寺のある斑鳩(いかるが)が字面的に「まだら鳩」の意であることとなにか関わりがあるのかどうかは定かではありませんが、とにかくここの鳩は奈良公園の鹿並の実効支配をこの境内で完成させているのですw

・漁師めし雑魚やのワンプレートランチ(880円也)

その後、四条烏丸の鉾町(山鉾を管理・運営している自治体)周辺を歩いていると、何やら面白そうなお店を発見。「夢処 漁師めし 雑魚や」というお店でその名のとおり海の幸を売りにするお店で、ランチタイムには上のワンプレートランチのほかに漁師めしというちょっと豪勢な海鮮丼も...。夜は居酒屋メニューみたいになっているらしく、お酒も充実しているそうなので、そっちに方にも次は行ってみたいなと思います。

・店は町家のような佇まいになってます

それからまたリスン京都に立ち寄って大分なくなってたお香を買い足したり、あとは以前から気になっていた「究極の揚げパン」というお店に立ち寄ったりなんかしながら、河原町へと戻ります。あ、ちなみに言っておくと、この揚げパン屋ではオーダーしてから揚げてくれるようになっているので、いつも揚げたてを食べられるようになっているようです。

・もうじき春も終わりか...

とはいえさっきあれだけ食べたところなので、すぐに食べるということにはならなかったのですが...。(一応店内にはイートインのスペースもあります。)まぁ天気もいいので、鴨川にでも行ってのんびり食べようということで取っておいて、ひとまず河原町でちょっと買い物などを済ませることに。

・藤の花もそろそろ見頃です

それから川端通りを横切って祇園方面を目指すことに...。(別段何の用があったでもないのですが、まぁちょっとその辺を散策しようということでw)

・禅居庵には珍しい狛猪がある

この周辺には建仁寺という有名な寺院があり、そしてここはとにかく広大な敷地を有しているワケですが、加えて建仁寺には幾つかの末寺があり、たとえば有名な「八坂の塔」がある法観寺や或いは秀吉の正室であるねねとの関わりの深い高台寺なんかがそれに含まれるのです。で、上の猪は何なのかというと、建仁寺の塔頭(たっちゅう:高僧の死後にその弟子がその師を慕ってつくったもの)である禅居庵の摩利支天堂なるところ。つくられたのは14世紀、鎌倉時代のことでした。

・手洗い場にも猪

摩利支天はヒンドゥー教にその起源を持つとされる神様なのですが、何の神様なのかというと、なんと太陽の神様なのです。仏教では仏の守護神である天部(てんぶ:いわゆる四天王や毘沙門天、韋駄天や帝釈天などもこれに含まれる)の1であるとされており、護身や蓄財の神として中世には特に武士から厚い信仰を集めたそうです。で、摩利支天と猪にどのような関係があるのかというと、実は乗り物なんですね。(そのため猪に乗った摩利支天の像や絵画も多く見られます。)

・ナノハナノカワ

そして祇園のスタバでソイラテを買い、それを持って鴨川沿いまで行ってカフェタイムを楽しむことに...。だってこの天気ですからね。桜はもうほとんど散ってしまいましたが、花は桜だけではありません。たとえば鴨川にはこうやって一面に菜の花が咲いていることころがあるんですけど、これがまた綺麗なんですよね。

・あんと餅の入った揚げパンは1つ200円也

で、ようやく揚げパンを食べます。今回買ったのは餡子と餅の入ったやつなのですが、これが結構美味しいんですよ。他にも店にはカレーやソーセージの入った惣菜的なものもあり、ちょっとした軽食にもなりそうでした。あ、それからスタバは増税後は外税表示にしてたんですね。表示価格より高い値段取られたんで「マジでか!」と思い、気になって調べたんですが、どうやらそういうことのようです。(なぜかワンモアコーヒーは108円になったらしいけどw)

・本当に今日はいい天気でした^^

それから京阪の七条駅まで歩き、そこから電車に乗って深草まで帰ったのでした。なんとか毎日更新という体を守っている今回の企画(?)ですが、計算でいくとそろそろ政治記事を書かねばならないことに...。まぁ明日休みなんでなんとかそこを使ってやろうと思います。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

2014年4月22日火曜日

映画レビュー:青い春

・主演の松田龍平さん(左)と共演の新井浩文さん(右)

ということで、昨日に引き続きの映画レビューですが、今回紹介する映画は同じく豊田利晃監督の「青い春」(2002年公開)。漫画家・松本大洋の同タイトル作品を映像化したものであり、今のところ豊田監督の映画の中では僕が一番好きな作品でもあるのですが、青春モノとは思えないほど、空気は重たくどんよりとしていますw



しかし考えてみてください。よしんば青春時代というものを、たとえば中~高校時代だとするとして、果たしてどれほどの人が明るい季節を過ごせるのでしょう。この映画は高校が舞台ですが、僕も明るい高校生活を謳歌できた人間ではなく、この映画とは些か異なるものの鬱蒼とした時間を過ごしていたように思います。だから一般的な学園モノに辟易としていたのです。「おいちょっと待て、俺はそんな楽しい時間を過ごしてない、俺の知ってる学校と違う」と。

・松田龍平さん(右端)や高岡蒼甫さん(後ろ左2番目)など若手実力派が勢揃い

そんなこともあって、この映画を見てある意味しっくりきたんですよね。青春なんてそんなもんだと。そもそも希望いっぱいにこの時代を生きていける人なんてひと握りなんですよ。大抵は何らかの希望がありつつも、漠然とした不安があったり、或いは将来になんの展望も見いだせず、それなのに周りの大人からは「若いんだから夢を持て」と急かされ、一方では「お前にできるのはこの程度」と将来を固定化される...。


青い春 [ 松本大洋 ]
価格:668円(税込、送料無料)



希望を持たされ、それを壊され、そしてどの道搾取される。それが「若者」なんですね。だからこその閉塞感、それは不良校生も進学校生もある意味同じなのです。敵は同じはずなのに、分断されてあたかも同世代を蹴落とすべき敵だと思い込ませる...実はそんな構図が‘青春’にはあるのかもしれません。



で、この作品を語る上でどうしても欠かせないのが伝説的ロックバンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの存在なのです。「ドロップ」がエンディングになっているのをはじめ、「赤毛のケリー」や「モナリザ」といった曲も劇中で流れ、この作品の世界観をより強固なものとしています。特にエンディングの「ドロップ」は映画の終盤で本当に印象的な使われ方をしており、いつもこの曲を聴くとこの映画のワンシーンが頭に浮かぶのです。学園モノにミッシェル、かけ離れているようで何故かしっくりくる。なぜなら多くの人が描く青春は存在しない「地上の楽園」であり、実際のそれとは大きく乖離しているからなのです。混沌こそが青春、僕をはじめとして多くの人にとっては多分そうなんだと思います。(だから僕は決してあの時代に戻りたいとは思いませんw)そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

・青い春(予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=kxpuc-7lick

2014年4月21日月曜日

映画レビュー:ポルノスター

ということで、今日は1998年公開の日本映画、「ポルノスター」のレビューを書きたいと思います。以前紹介した「ナインソウルズ」の監督である豊田利晃監督のデビュー作品である本作品、主演は千原兄弟の千原ジュニアさん。この頃の千原さんといえば、俗にジャックナイフなんて呼ばれていたワケですが、まぁこの映画での千原さんはまさにそのものといった感じでヤクザを文字通りメッタ刺しにするのです。(そして結果、主要人物の8~9割が死にますw)


豊田監督の作品は、以前紹介したナインソウルズとこの映画の他に、近々これもレビューを書こうと思っている「青い春」という映画の3つを鑑賞済みなんですが、この人の作品の特色としてはとにかく不条理なんです。カオスと言い換えてもいいでしょうか。とにかくその「不条理」で最後まで突っ走っていく、そんなイメージが全盛期の日活映画を想起させるところがあり、僕はわりと好きなのですが、勿論不満もあるワケで、この映画もナインソウルズ同様に人物描写というかそのキャラクターの背景みたいなのが殆ど描かれてないんですね。

・上條(鬼丸)は荒野を利用してのし上がろうと試みる

なので感情移入できないというか、今ひとつ入っていけないところがあるのは間違いないでしょう。特に千原さん扮する主人公の荒野は本当に何を考えてるのかサッパリ分かりません。(なんでヤクザが嫌いなのかも結局分からず仕舞いでしたし...)で、麿赤兒さん(大森南朋さんのお父さんですね、因みに)扮する組長なんだけど、これがまるで悪い人に見えない。

・ギャップルールってズルいよねw(左手が麿赤児さん扮する組長)

勿論見た目は文句なしの組長だし、最後荒野に殺されるときも最後まで毅然としてて大物感もあるんだけど、一番人間味があるっていうか、まぁそういう描写が多いんですよね。食事も質素で贅沢をやっているようはなく、クスリも女遊びもせず...。部下のために誕生日ケーキをプレゼントするシーンなんて、危うく泣きそうになりましたよ。上條かあの組長、どちらについていきたいかと聞かれれば、僕は迷わずあの組長についていきます。(それに上條も最後荒野に斬りかかったとき持ってたのは組長の刀だったし、何だかんだ言ってて慕ってたんじゃないのかな...)

・とりあえず一味に加えられた荒野(千原ジュニア、左端)だが...

ただ、奇しくもこの映画で描かれたことはその後当たり前のようになっていきます。「誰でもよかった」的殺人の横行であったり、或いは既存のヤクザが衰退して、関東連合をその典型とするある意味ではヤクザよりも質の悪い半グレが台頭するようになったり...。豊田監督が今のような未来を見据えていたのかどうかは分かりませんが、きっと何か感じていたものはあったのでしょう。

・ちなみにヒロインは2001年に加藤浩次と結婚した緒沢凛

それにしても1998年といえば僕はまだ小4で、つまるところ16年前ということになるのですが、まぁたかが16年、されど16年といったところです。なんか映像を見ていて98年の渋谷ってこんな感じだったんだとやや感慨深く思いました。(まぁ渋谷にはあまり行ったことがないのですがw)あと役者さんも勿論大分若くて千原さん以外にも今とはイメージの違う人もチラホラ居て、そういう意味でも楽しめるかもしれません。

・なぜか空からナイフが降ってくるの巻

僕はこれで豊田監督の作品を3つ観たワケですが、今のところ一番好きなのは次に紹介する「青い春」ですね。(で、その次にポルノスターかな?)あとナインソウルズ同様、この映画でもdipの曲が作品を盛り上げています。独特の世界感を持った豊田監督の作品は好き嫌いのハッキリ分かれるものだと思うのですが、前にも言ったように僕は嫌いじゃありません。ちょっとした週末の夜にでも、よかったら見てみてください。そんなところですが、本日はこれにて失礼します,ジベリ!

・「ポルノスター」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=wvCDwF7GQdw