・月桂冠大蔵記念館にて
・伏見桃山はやはりいいところです
・今年もスタンプ揃えました!!(鳥せい本店にて)
・今年のお猪口は乃木神社の勝水デザイン(自宅にて撮影)
今日は1日オフということで、僕が
・藤森駅から出発!
家を出たのはお昼過ぎ。京阪藤森駅から電車に乗ってとりあえず伏見桃山駅まで。丹波橋駅で特急と連絡することになっているのでその時間も含みますが、だいたい10分程度で伏見桃山に着きます。
・キザクラカッパカントリー
先週のサイクリングなんかで遠隔地(乃木神社、城南宮など)のスタンプは集まっていたので、残りは伏見桃山の酒蔵街にある5つのポイント。1つは鳥せいであり、もう1つは写真のキザクラカッパカントリー。そして3つ目は月桂冠の大倉記念館というところで、4つ目はおみくじでお馴染みの長建寺。最後の1つは景品交換ポイントの1つでもある御香宮神社ということになります。
・いざ記念館へ!
鳥せいとキザクラカッパカントリーのスタンプを押したあと、僕は次なる目的地である月桂冠大倉記念館へ。ここはおそらく伏見の地酒メーカーのなかでもダントツで知名度の高いところであると思われる月桂冠の運営する資料館のようなものなのですが、実は僕、これだけここに来ているにもかかわらず、一度も中に入ったことがないのです。(スタンプラリーも、いつも入口前でスタンプだけ押して帰ってたんですよね。)
・これは酒樽かな?
・お酒造りの工程を示す展示物
まぁでも折角なので今日は入ってみようということで入場料(300円)を払い、いざ中へ。中にはお酒造りの工程を示す展示物や、その他月桂冠にゆかりのあるものなどの展示が所狭しと並んでいます。また入口近くには井戸のようなものがあり、ここで名水の1つである「さかみづ」が飲めるようになっています。
・記念館には中庭のようなところも...
・記念館に入るとこれが貰えます(多分ここでしか手に入らない)
その他、記念館内には中庭のようなところもあり、あまり広いところではないのですが、ここがなかなか風情があっていいのです。ものつくりというのはやはり芸術の1つにはほかならないのだと思うのですが、やはりいいものを創るには、それ相応のインスピレーションが得られる環境が必要なんでしょうね。あと展示を見終わると、出口でお酒の試飲もできるほか、お土産として小さいボトルタイプの日本酒も貰うことができます。(売店で同じものが売ってましたが、これだけで300円するというw)
・独特な佇まいをしている長建寺の門構え
次なる目的地は長建寺。このブログでも何度か紹介しているおみくじで有名なあのお寺です。ここも名水スポットなんですよね。あ、おみくじは今回もやりましたよ。実は3~4週間ほど前にサイクリングでここに来たときにも一度引いていて、そのときは小吉だったのですが、果たして今回は何が出るのやら...
・かつては伏見桃山界隈に時刻を知らせていた大鐘楼でおみくじが引ける
はい、出ました大吉です。「たえたえし 幾年月のかいありて 心の空に 陽は照り出づる」という縁起のいい短歌のあとに「三望一期(3つの望みが一度に叶う)にうつる」という幸先のよすぎる一文が。ただそういう幸運勢だけに、充分に自重し、あまり有頂天にならないようにという戒めの一言もありましたが、まぁその辺は日頃より気をつけているところでもあるので、変わらず慎重に、そして謙虚に事に当たりたいところであります。
・この天気は散歩に最適だ
それから最後の目的地&景品受け渡し地点の1つである御香宮神社を目指します。疎水沿いの道をしばらく進み、そこから迂回するというルート。やや遠回りにはなるのですが、まぁ天気もいいのでちょっとムダに歩いてみようということで。(因みに景品受け渡し地点は御香宮神社のほかにあと2箇所ありますが、それは京阪の中書島駅と丹波橋駅なのです。)
・伏見で「先の大戦」と言えば鳥羽伏見の戦いだったりする
あ、そうそう。この周辺はかつて鳥羽・伏見の戦い(1868年)の主戦場となった場所の1つなんですね。1月27日から3日に及ぶ激戦の爪痕は伏見区各地に残されているのですが、上の写真はその中でもかなり貴重なものの1つなんです。左手に見える木戸に何やら抉られたような跡が見えると思うのですが、これ実は弾痕なんですね。市街地が戦場となったため、寺田屋近辺のように焼け野原になってしまったところも多いのですが、どうやらこの辺は奇跡的に難を逃れたようです。
・御香宮神社
そうこうしているうちに神社に到着。近鉄桃山御陵駅の目と鼻の先にあるこの神社については既に以前詳しい説明は書きましたが、まぁ京都の中でも長い歴史を持つ神社なんですね。それからさっき出てきた鳥羽伏見の戦いとの絡みで言うと、ここは丁度薩摩藩が本陣を構えていたところに該当するのだとか。ちなみに長州藩は東福寺に、幕府軍は御香宮神社からほど近い伏見奉行所(今は石碑が残るのみ。現在の桃陵団地付近。)にそれぞれ本陣を構えていたといいます。
・とりあえずのほろよいセット&親子丼
何はともあれ、ここでスタンプはコンプリート。社務所で景品を受け取ったあとは酒蔵街に戻って鳥せいで一杯やることに。まぁこれもある種のパターンなんですよね。スタンプラリーが終わったらここでこうして飲むというのが。で、こないだ無くなったと思っていた「ほろ酔いセット」、実はちゃんとまだあったようです。(18時半までの限定だそうな...)値段は30円上がって1030円で、焼き鳥セットとビールか日本酒が選べるようになっています。
・鳥の生ハムと古酒で〆の一杯を
今回1杯目をビールにしたのは、とにかく暑かったということ以外にもちょっとした理由があったのです。それは何かと言うと、スタンプラリーの特典として原酒が一杯飲めることになっていたからなんですね。とりあえずのビールを飲み干したあと、その日本酒を貰い、更にもう一杯のお酒として今回は古酒(ふるしゅ)なるものを飲みました。ついでに頼んだもう1品は鳥の生ハム。かくして優雅な時間を過ごして店を後にしたのでした。
・呉竹湯
食後は銭湯へ。でも今日はいつもの中書島近くの新地湯ではなく呉竹湯というところへ。ここは伏見桃山駅から程近いところにある銭湯で、まぁご覧のとおり何の変哲もない町のお風呂屋といった感じの佇まいです。大きなお風呂に入っていると、不思議と疲れが取れていくものです。かくして伏見桃山で優雅な休日を満喫し、僕は帰路に着いたのでありました。
・伏見桃山は夕暮れの似合う街です
ちなみにスタンプラリーは今月末31日迄。伏見区は京都の中にあって、この通りなかなか独特な魅力を持った街であり、僕は本当に好きな街なのでありますが、なかなかここまで足を伸ばしてくれる観光客も多くはなく、些か残念に思っているところでもあります。京都もまだしばらくはこういう行楽日和が続くと思うので、是非とも皆さん京都にお越しの際は伏見にも足を運んでください。そんなところですが、本日はこの辺で失礼します,ジベリ!
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