2015年2月21日土曜日

「私の挑戦」(文字起こし)

・訴えたければお好きにどうぞw

今日は京都新聞社に提出した作文の文字起こしをやりたいと思います。今手元にあるのは昨年の春季採用のものと前回の社会人・既卒採用のものの2つなのですは、今回文字起こしするのは前者のもの。(書いたのはたしか昨年の3~4月頃だったように思います。ほぼ原文)

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「私の挑戦」

 私にとって今年は、記者を目指す最後の挑戦になる。大学院も今年の3月に卒業したし、若いとは言えない年齢になりつつある。4年前から付き合っている彼女にも、これ以上苦労はかけたくない。だからこそ、私は今年を最後の挑戦とするのである。

 ここだけの話、私は過去2年間、記者職の採用を落ち続けている。いつも「あと一歩」が届かず、気持ちだけが空回りを続けている。私には記者になりたい確固たる理由がある。単純なところ、それは「真実を追究したい」という情熱だ。物事を考えるとき、必要なのは正確な情報である。それ無くしてはいくら試行錯誤を続けても意味はない。ゆえに記者ないしジャーナリストはこれを追究し、人々に正しく伝えなくてはいけない。大きな責任感なくしては出来ない仕事であるし、楽な仕事ではあり得ない。それでも、いや、だからこそ私は記者を目指すのである。責任感とは言わばやりがいの裏返しだと確信しているからだ。

 加えて言えば、私が目指すのは地方紙の記者だ。これにも明確な理由がある。第一には今日において重視される視点である「グローカル」というものを重んじているのが地方紙だからである。「井の中の蛙、大海を知らず」とは言うが果たしてそうかと私は言いたい。成程蛙は海のことはそう深くは知らないだろうが、井から見える海のことは知っているだろうし、空のことも知っている。そこから見えてくるものは軽視できないだろう。2つ目には、そうした所以ゆえか、今日市民に近しい立場なのは全国紙よりも地方紙なのだ。読者の声を身近に感じながら私は記者という仕事をしていきたい。だからこそ、地方紙に私はこだわり続けているのである。

 一度ならず二度既についた勝負だ。容易な道ではないことは百も承知だ。しかし己が信念のため、私は三度戦場へと向かうのである。
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先月、大学の研究室で提出用の作文を書いていたところ、たまたま居合わせた友人が「これはいい」と高評価を得たので、これまたたまたま持ち合わせていたこのときの作文も読んで貰ったところ、「これは是非ともブログに文字起こしするべきだ」というアドバイスされたので、ちょっとそれに従って上げてみました。もう1本のやつは個人的にもかなり気に入ってるものなのですが、今日はちょっと時間が遅くなってしまったので続きはまた明日にします。(明日はバイトもあるのでw)そんなところですが、本日はこれにて失敬,ジベリ!

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