・オリオンビールは500円也
・神戸大橋からの景色
今日は神戸で開催されていたカミング神戸というロックフェスに行ってきました。バイトなどで仕事では参加したことのあったロックフェスですけど、客として見に行くのはこれが初めて。先日の記事で「この年になってもまだ初めてのことが沢山ある」みたいなこと言いましたけど、27にして初のロックフェス。
・お馴染みの景色
イベントのスタートは11時ということで、比較的早朝の出発に。とはいえ前の日また例によって遅くまで一人呑みをやっていたこともあって、河原町を出たのは8時半過ぎのことだったのですが...。ともあれ開場時間の30分前にポートアイランドに到着。
・そしてこの行列である
しかし大変だったのはその後。結論から言えばもっと早い時間に着いておくべきでした。ツイッター情報で「1駅先で降りたほうがいい」なんて見ていたのですが、実際行ってみると2駅先まで入場のための行列が続いている状態w
・PANのパン屋w
リストバンドを受け取って、なんとか会場に入れたのは11時を少し過ぎた頃。入場してまず向かったのはPANというバンドと神戸の老舗パン屋であるイスズベーカリーがコラボでやっているパン屋さん。まぁバンド自体はツアー中で来ていなかったようなのですが、500円以上買うと特典DVDが貰えるようになっていたこともあり、売り場にはこの通りの人だかりw
・震災直後の神戸の写真が並ぶブースも
ここでちょっとこのイベントの概要を。COMIN'KOBEが始まったのは阪神大震災から10年目となる2005年のこと。(2009年までの名称はGOING KOBEだった。)震災時の復興支援に対する恩返しの場と位置付けられているこのイベントは、来場者の寄付などにより毎年入場料無料で開催されています。そういうイベントなので、会場には写真のようなパネル展示があったり、様々なNPO法人の募金箱が置かれていたりもします。
・音楽で恩返しを、カミングコウベが伝える思い-松原裕さん
https://www.youtube.com/watch?v=NllZmW7hx_4
・ロストインタイムの3人(公式HPより)
ワールド記念ホール(冒頭写真)のスタンド席に荷物を置いて、まずはロストインタイムというバンドの演奏を見に行くことに。会場は神戸国際展示場3号館のKissFM Stageというところ。ロストインタイムはベースボーカルの海北(かいほく)大輔さんを中心として2001年に結成された3ピースバンド。海北さんはベースに加えてキーボードも演奏します。なんでこのバンドを知ったのかというと、元ノーリグの小田さんと海北さんが共演してたからなんですね。
だからアルバムも1枚しか聴いたことはなかったのですが、今回のライブを見てホントに好きになりましたね。今回演奏していたのは
1.列車
2.希望
3.30
4.366
5.五月の桜
の全5曲なのですが、特に「30」って曲が個人的に一番好きでした。演奏が終わり、会場を出ようとしたとき、後ろから僕を呼び止める声が。振り返るとそこにはうち(志士会)の盟友の姿。僕がTwitterで「ロストインタイムを見に行く」と呟いていたのを見ていたそうなw
その後、なんやかんやでその友達の友達とも合流して3人してスタンド席からライブを見ることに。戻ったときに演奏していたのは神戸を拠点に活動しているワタナベフラワーというバンドでした。曰く「紅白に出場してサマソニのオファーを断って、そしてカミコベの大トリを務めるのが夢」なのだそうですが、そうしたMCも含めて面白いバンドでしたよw そしてその次にステージに立ったのはなんとCoccoさん。
Coccoさんといえばしばしば「怖い歌が多い」なんて言われたりもするのですが、僕自身去年小田さんのライブに行ったときに共演していたUnchainの佐藤さんが「Raining」という歌を歌っていたのを聞くまでは、ちゃんと聴いたことってなかったんですよね。それからアルバムを買ったりもして聴くようになったんですけど、勿論直に本人を見るのはこれが初めて。というかメディア露出がほとんどない人で、しかもライブも最近はあまりやっていないようなので、おそらく初めて見る人が殆どだったんじゃないかな?と思います。Twitterなどでも話題沸騰となっているようなのですが、ホントにCoccoさんというのは不思議な人。MCのときの可愛らしい感じと歌の上手さに完全にやられてしまいましたよ。なお今回はギャラ上の関係で「バンドを率いてくることができなかった」とのことで、ピアノの弾き語りというスタイルに。異例尽くしのパフォーマンスだったのです。ちなみにCoccoさんは沖縄出身ということで予てから基地問題や環境問題についての活動を精力的に続けてきた人。個人的にはその意味でも応援していきたいアーティストです。
・沖縄いじめの首謀者・菅官房長官よ、この声を聴け!
基地問題をなくせるなら私が生贄になる…Coccoが吐露した“引き裂かれる沖縄”の哀しみ
http://lite-ra.com/2015/04/post-995.html
その後もステージには多種多様なジャンルのアーティストが出演。クライマックスは元ハイスタンダードの横山剣さんからのFear, and Loathing in Las Vegas(通称ベガス)からのガガガSPというバックスクリーン3連発のようなラインナップ。ベガスは人気があるとは聞いていたのですが、正直ここまでだとは思ってませんでした。会場全体が沸いたような空気で圧倒されてしまいました。個人的にあまり好きなジャンルのバンドではなかったのですが、あのパフォーマンスに魅了される人が続出するのは頷けます。
・一気にガラッとしたポートアイランド
ライブ終了は20時頃。そこからポートライナーに乗って帰れば三宮まで10分とかからないものを、その直前に僕が神戸大橋を歩いて渡った話をしていたことに起因してなんやかんやで僕らは歩いて帰ることにw
・一度は歩こう、神戸大橋
でもこの神戸大橋を歩いて渡るというのは個人的に結構オススメなんですよね。車や電車で渡ればあっという間で碌に景色なんて見えませんが、歩きだと好きなところで立ち止まれますからね。この絶景を一人占めしているかのような幸福感は筆舌に尽くしがたいところがあります。
・これがリストバンドである
ホントはまた神戸に泊まって帰りたいくらいの勢いだったのですが、明日が仕事ということもあってまっすぐ京都まで帰ってきましたよ。世間的にはもうGW突入なんて方もいらっしゃるようですが、僕には無縁な話です。とはいえ人生初のロックフェスを存分に楽しむことができましたよ。来年も是非とも行きたいものです。そんなところではありますが、本日はこれにてお暇します,ジベリ!