2012年9月16日日曜日

有馬旅行記番外編(というか映画レビュー)

・にしむら珈琲店は由緒正しき喫茶店である

なんか大分空いちゃったんですけど旅行記の続きです。でもタイトルにもあるように、この記事は殆ど2日目に観た映画のレビューになります。というのも20~21日と神戸に居たものの1日目はほとんどの時間をカラオケで過ごし、2日目は映画を観たあと京都へと撤退しちゃった感じなんでとりわけて旅行記になりそうなものが無いんですよね(^^;

・中華料理屋...ではなくこれ実はジャンカラの廊下なんですw

まぁそういうことなんで今日は映画のレビューとプラスアルファで神戸のカフェの話をしていく感じになります。いやでもこのジャンカラ凄いでしょ?カラオケ屋の廊下で写真撮るのもおかしな話なんですが、もうこれは絶対ネタになると思ったので撮ってきちゃったんですよ。皆さんも神戸でカラオケに行くことになった際は是非このジャンカラのサンキタ通り店に立ち寄ってみるといいと思いますw


・にしむら珈琲店のケーキセットは900円から

それからこれは冒頭の写真の「にしむら珈琲店」で食べたケーキセット。僕はオレンジのタルトを、彼女の方はクグロフというドイツの焼き菓子的なのを食べました。流石神戸といった感じでケーキもコーヒーも美味しかったです。店の雰囲気も良くてついつい長居してしまいます。三宮駅からも近く、異人館のあるエリアに隣接しているので是非観光に訪れた際には立ち寄ってもらいたいところです。

--------ここから下は映画レビューになります---------------

・今回の作品は新シリーズのバッドマン三部作の完結編となる

ということでここからは8月21日に観に行った映画「ダークナイトライジング」のレビューをお送りしたいと思います。クリストファー・ノーラン監督による「バッドマン・ビギンズ」、「ダークナイト」に続くシリアスバッドマンシリーズの第三作であり完結編が今作ということになるのですが、一言で言うと本当に凄い映画でした。前作に負けず劣らずの作品であり、三部作の有終の美を飾るにふさわしいものだったと思います。あまり話してしまうとネタバレになっちゃうんですけど、とにかく終盤のどんでん返しに唖然とします。ただストーリーの展開に飲み込まれる一方、悪役に関して言えば勿体無いなというのが率直な感想だったりします。ベイン(ポスターの右端)は充分魅力的な悪役なんです。だからこそ最後まで‘完全な悪役’を貫いて欲しかったワケですよ。だから悪役に関してだけ言うとどうしても前作のジョーカーには一歩劣ってしまうかな?というのが僕の感想です。悪役が悪役然としていてこそ、ヒーローが際立つというものだと僕は思うんですよ。だからいわゆる‘名作’と呼ばれるものにはそれぞれ魅力的な悪役が登場するではないですか?ということで下のコーナーに移ります。

~作者の独断による名悪役ランキングBest8~
ハリーポッターのキーパーソンでもあるスネイプ

第8位:ビフ・タネン
(バックトゥーザフューチャー)
いわゆるジャイアンタイプの悪役。自身は勿論、孫から先祖に至るまでワルでありとことんバカという限りなく救いようのない遺伝子を継承している人物でもあります。ただバックトゥーザフューチャーという作品にスピード感を出しているのは紛れもなく彼の存在です。バカも使い用というのはあながち間違いではないことを教えてくれる存在です。

第7位:伊東鴨太郎(銀魂)
「真選組動乱篇」に登場。自らの度量を世に示すため、鬼兵隊と内通して真選組をのっとろうと画策します。しかし鬼兵隊に‘利用’されていただけだった彼は戦闘の中で深手を負います。裏切られてもなお部下ではなく一人の友として手を差し伸べる近藤勲や真選組の面々を見て、自分の本当に欲しかったもの(仲間や自分の居場所)がそこにあったのだということを悟ります。新選組に看取られて最後は謀反者ではなく一人の仲間として死んでいくことになりました。

第6位:セブルス・スネイプ(ハリーポッター)
7位の鴨太郎同様、「かわいそうな人」タイプの悪役。ある意味ヴォルデモート以上に悪役として立ち回ることも多かったスネイプ。ただ嫌味な態度が目立つもののその真意はかつて愛していたリリーの息子であるハリーを守ろうとしていただけであり、最終的にはハリーも彼を「いちばん勇気のある人」と認めることになるのでした。ハリーポッターシリーズのもう一人の主役とも言うべき人物で、実際に人気投票では、ハリーやロンなど主要キャラを差し置いて1位に輝いたこともあります。

第5位:アル・カポネ(アンタッチャブル)
禁酒法下のアメリカに実在した伝説的ギャングのボス。ただの極悪非道な人物ではなくユーモアも兼ね備えた魅力ある悪役としてロバート・デ・ニーロが演じています。個人的には食事中に気に入らない部下をバットでメッタ殴りにして殺すシーンが最高でした。それでこそギャング、あれでこそ悪役です。裁判では陪審員の買収を図りますが事前に発覚して陪審員を入れ替えられてしまい、タイーホされて終了。(史実通り!!)

第4位:ムスカ大佐(天空の城ラピュタ)
ジブリシリーズ屈指の悪役。名をロムスカ・パロ・ウル・ラピュタと言う。「見ろ、人がゴミのようだ」や「跪け、命乞いをしろ」などのザ・悪役な発言とその立ち振る舞いで多くの視聴者の人気を得ます。(因みに英語版ではルーク・スカイウォーカーでお馴染みの俳優、マーク・ハミルが吹き替えを担当)最後はラピュタ崩壊とともに自身も海に‘ゴミのように’落ちていきました。

第3位:クロコダイル(ワンピース)
ワンピースでおそらく一番魅力的な悪役は間違いなくこのクロコダイルです。壮大な計画を実行する緻密さと大胆さ、また敵であっても実力のある者は認める度量も持っています。「‘理想’ってのは実力の伴う者のみ口にできる現実だ」という台詞からも分かるように彼もまたひとつの美学のようなものを兼ね備えており、それが彼を一介の悪役では終わらせない魅力でもあります。「マリンフォード編」では利害関係の一致からルフィに協力しますが、肝心なところで助けに入ったり、首を狙っていたはずの白ひげに悪態をついたりと完全にツンデレキャラに変貌していましたw

前作「ダークナイト」の悪役であるジョーカー

第2位:ジョーカー
(ダークナイト)
前作「ダークナイト」でバッドマンの前に立ちはだかった最強の敵。旧シリーズではジャック・ニコルソンが扮しており、当初は演者の変更を疑問視する声もありましたが、それを払拭する‘怪演’をヒース・レジャーが見せてくれました。狂気の人であるとともに知性にも富んでおり、殊に人の心理をよく理解している人物でもあります。光の騎士と呼ばれていたデント検事を「トゥーフェイス」に変貌させたのはジョーカーでした。

1位:皇帝パルパティーン
(スターウォーズ)
ベストオブ悪役と言えばやっぱりこの人の他はないでしょう。ライトセーバーの腕前だけて言えばメイス・ウインドゥに劣るもののジョーカー同様に人の闇に漬け込むことに長けており、アナキン・スカイウォーカーを暗黒面に引き込み、ジェダイの壊滅に成功します。その後銀河帝国の皇帝となり宇宙を支配していた彼ですが息子のルークによってジェダイに戻ったダース・ベイダーもといアナキンの捨て身の攻撃を受け、エネルギー炉へと転落していきます。 圧倒的なカリスマ性を感じさせる悪役であり、またルーカス自身も好きなキャラの一人としてパルパティーンの名前を挙げています。

結論:悪役はだいたい顔が青白いです。家でファミコンやメガドライブやディスクシステムばかりやってるとこうなっちゃうので皆さん外で遊びましょう。(←どこから突っ込んだらいいんだw)
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・映画を見終わったあとに立ち寄ったタリーズにて...

あと映画の感想で特筆すべきところがあるとしたら何でしょう?やっぱりゲイリー・オールドマンがカッコいいということでしょうか。あとバッドマンがなかなか序盤出てこなかったりして「これ本当にバッドマンか?」なんて思っちゃうかもしれませんが御安心下さい。あなたの見ている映画はたしかにバッドマンです。あれは「必殺仕事人」がなかなか仕事をしないのと同じ原理なので悪しからず...。それとあれですね。ベインが証券取引場を攻撃するシーンは明らかなプロパガンダですね。未だ収束する気配のないオキュパイ運動の参加者を悪者に仕立て上げたい誰かの思惑が何となく伝わってきました。まぁ実際ハリウッドのいわゆる「超大作」と呼ばれるものは、たとえ一見政治的メッセージのない娯楽作品だとしても何らかの政治誘導的意図が働いていることが多いので注意が必要なんですよね。(詳しくはこちらをどうぞ)そんな訳ですが、今日はこの辺で失礼します。そろそろあっちの方の連載(大東亜戦争のやつ)も再開したいと思いますのでまたよろしくです,ジベリ!

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