2016年11月1日火曜日

蔵元DAY@松本酒造

・日本酒で乾杯!

なんやかんやで11月に突入し、今年も残すところあと僅かとなったのですが、今日は残業を1時間ほど早く切り上げてココン烏丸で開催中のSakezo's Barに行ってきました。毎週火曜と木曜にはここで蔵元DAYなるイベントが開かれているのでその視察に行ってきたのです。


松本酒造
と言えばフラグシップは桃の滴でしょうか?この銘柄は僕も好きでよく飲むのですが、勿論その他にもこだわりの品々がある酒蔵で、しかもそれを置くのは本当に厳選された酒屋さんということで半ば幻の一本となっているものもあるのです。

・やっほーい!

蔵元DAYのイベントはおおまかに言うと2つ。1つは抽選会。イベント時に行くとくじが引けて、1等を引くと蔵元から何かステキな贈り物があるそうな。ちなみに僕は2等を引き当てたようで、大きめのお猪口を貰いました。もう1つは蔵元さんの話が聞けるということ。ついでに言うとこのときにその蔵元のオススメのお酒が振舞われたりします。松本酒造さんの推しはRISSIMOという聞き慣れない名前のもの。西洋の料理とのマリアージュを考えて造られたというこのお酒は日本酒では珍しい酸味のあるものに仕上がっています。ちょっと調べたところによると、イル ギオットーネというイタリア料理屋のシェフと共同開発したとのことなので、なかなかの意欲作にして異色作なのではないかと思います。




まぁ最近はスパークリング日本酒というのがちょっとしたブームになってたりもするようですが、そうではなくて純粋に酸味のある日本酒っていうのはなかなか無かったので、これは面白いんじゃないかとは思いますよ。



もう1つ、これは別段今日飲んだでもないのですが、石黒さんのところで一度聞いたことのあった守破離というお酒についても聞いてみました。RISSIMOも流通してるところは少ないのですが、こっちも負けず劣らずの少なさなんですよね。ま、両方とも通販では買えるようなので、どうしても飲みたい!って人は通販で手に入れるのが一番いい手なのかもしれません。

・おばんざい盛り合わせは500円也

ちなみにSakezo’s Barは立ち飲み形式のイベントなのですが、フードメニューもそれなりに充実しています。まぁここ自体が提供しているのは乾き物中心なんですけど、周りのレストランが提供してるメニューがあるんですよね。(寿司とか点心とか、更にはアヒージョまで揃ってるんですよ^^)

・ジャケットポテト(310円)とボンベイサフアイアのロック(440円)を...

それから最後に一杯熱燗を頂いて、ここでの呑みは終了。でも、もう少し飲みたい気分だったので毎度お馴染みのHUBに行ってみることに...。丁度今月はボンベイサファイアのキャンペーンをやっているようだったんでそれを飲んだのと、あとはジャケットポテトというのを注文。まぁこれはよく食べるやつなんですよね。ここのはグラタンのような形で出てきますけど、どうやら家でも作れるようなので是非ともお酒のお供に...




ボンベイサファイアはジンっていうお酒で、キリッとした辛口が印象的なお酒ですね。ジンはイギリスのお酒とばかり思っていたのですが、どうやら発祥はイタリアっていう説が現在では支配的のようですね。とはいえ最初は薬に近いもので決して美味しいものではなかったようです。風味が改良されて一般的に飲まれるようになったのはオランダでのこと。




そしてその後、イギリスでは名誉革命が起こります。ご存知のとおり、このときオラニエ公ウィレムというオランダの貴族を国王として迎え入れることとなるのですが、そのときに新たな国王と一緒にイギリス入りしたものの1つがジンだったのですね。それから産業革命期にイギリスで流行ったことがジン=イギリスのお酒というイメージの元になっているようです。なお日本で初めて蒸留されたのは江戸時代末期、長崎奉行所の茂伝之進という人が出島に居たオランダ人の協力を得て作ったのが最初だったそうな...。




では現在、日本でジンは蒸留されているのかというと、ウィルキンソンのものがあるくらいで、ジャパニスキーのようなこだわりのものはあまり生産されていないのが実情のようです。ただ鹿児島の本坊酒造という焼酎を中心に醸造している酒造メーカーが光遠 IP-01というのを数量限定ながら製造しているほか、なんと京都にも蒸留所が新たに作られたりもしているようで、今後もしかすると国産ジンがバーカウンターを席巻する日が来るのかもしれません。人に歴史あり、酒にも歴史あり。グラスを傾けながらそうした物語に耳を傾けるのも粋なものかもしれません。そんなところではあるのですが、僕は明日も仕事ですのでこの辺で失礼したいと思います。ジベリ!

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