・これは北野商店街にて
今日は千本100円商店街というイベントを視察すべく上京区の千本通商店街に行ってきました。まぁイベントもそうですけど、この商店街自体が個人的にはあまり魅力を感じなかったりで、結局それよりもその周辺の散策の方が面白かったりはしたのですがw
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ともあれ今日は第2回の週刊ニュースをお送りしたいと思います。いや、しかし連載2つってダルいっすね。まぁ自分で始めると言っといてやめるというのもバカバカしいことこの上ないですし、そもそもそんなことやってたらフリーではやってけませんからねw
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1、衆院補選の一番の敗者
先週日曜に投開票された東京10区&福岡5区の衆議院議員補欠選挙、終わってみれば案の定太郎で自民候補が当選。まぁ福岡に関しては内乱もあったようではあるのですが、新潟では成功した野党共闘がここでは見る影もなし。何故こんなことになってしまったのか。手始めにまたちょっと社説を見てみましょう。まずは久々の京都新聞から...
・2補選自民勝利 野党共闘立て直し急げ
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20161025_5.html
ともに大差で与野党対決を制したが、自民の完勝とは言い難い。東京10区は党方針に反し都知事選で小池百合子氏を推した若狭勝氏を擁立。全面支援した小池氏の人気に頼っての勝利だ。福岡6区は公認調整の失敗で保守分裂選挙となり、故鳩山邦夫元総務相の後継と訴えて当選した次男の二郎氏を事後公認する苦肉の策をとった。しこりが残っても「敗戦回避」という実利を優先したと言える。
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かつて「勝ちたいんや」をフレーズに阪神タイガースは戦ってましたが、それ以上のがめつさを持っているのが自民党ということなのかもしれません。そもそも論として、2つの補選は議席こそ自民ですが、かたや東京は小池劇場に頼っただけ、かたや福岡は党の地元での不和を白日のもとに晒しただけ。決して「安倍政権が信任を得た」とは言い難いのが実情なのです。
ネックは野党共闘の軸となる民進の立ち位置が定まらないことだ。候補を一本化しながら他の3野党の推薦を受けず、距離を置く「共闘隠し」が目に付いた。支持基盤である連合の共産党への拒否感が強いためだが、野党の候補者調整だけで与党に勝てないことは今回の結果でも明らかだ。「選挙の顔」と期待される蓮舫代表も腰が引けているようでは、政権奪回への覚悟を疑われよう。
今回こうした情けない結果になった主たる原因は間違いなく民進党にあるでしょう。というか野党共闘の足を引っ張り続けてるのが今の民進党です。先の新潟にしたって民進党は何もしてません。最後に蓮舫がチラッと応援に出たくらいで、なにか戦局に影響を与えるようなことはほとんど何一つ出来ていないのが実情です。蓮舫・野田体制では勝てない、それを示しているのがここ最近の選挙結果ではないでしょうか。お次は神戸新聞...
・衆院2補選/中途半端な野党共闘では
亀井さんがちょっと前に週プレの記事で「日本の政治史において、政策で政権を取った例があるか? ないよ!」なんて言ってましたっけか。成程政権交代はないかもしれませんが、新潟や鹿児島での知事選では間違いなく個別のイシューが争点になっています。ともあれ、そういう分かりやすい争点を設定して、且つ人を惹きつけるようなヴィジョンを語れないところに野党側(とりわけ民進党)の落ち度があるのも事実。これを次期衆院選までに何とかしなくてはならないのです。お次は東京新聞を見てみましょう。
・衆院2補選 与野党双方に課題残す
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016102402000149.html
自民党全体には勝利だが、東京都連や福岡県連には「敗北」だ。その「敗因」は有権者と遊離してしまったことではないか。有権者の声に耳を傾け、政治に反映する基本的な職務を怠り、身内の論理や自らの利権確保を優先したことはないと言い切れるだろうか。
ここで注目すべきところは自民党は地方組織がもはや機能不全に陥っているということ。富山の政務活動費問題でも自民系の議員が複数関わっていたようですし、大阪は維新にやられっぱなし。おまけに相次ぐ知事選の敗北と、都市部・地方の関係なく自民が腐敗衰退しているのが実のところなのです。2年前には「あと10年で自民党員の9割が他界する」なんていう衝撃の記事なんかも出ましたが、そもそも自民党は地盤が既にガタガタの状態になっているのです。そういうワケなので、次のような寝ぼけたことを執行部が言い出すのでしょう。
2、自民党の総裁任期延長へ
まだ党として方針を決めたというだけであって別段これで決定でもないのですが、しかしこれがすんなり通ってしまうということ自体が異常なことなのです。要するに党内に明確なナンバー2たる人材が居ないということの裏返しでもあるワケですからね...。
・総裁任期延長/「安倍1強」依存が強まる(神戸新聞社説)
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201610/0009614307.shtml
安倍首相の続投を前提としたルール変更であり、「安倍1強」体制がさらに強まるのは間違いない。気がかりなのは、延長ありきで進んだ党内論議にほとんど異論がなかった点だ。それどころか多選制限をなくす案まで浮上した。一定の上限を残した方が世論に受け入れられやすいとして3期9年に落ち着いたが、なぜ延長が必要なのか十分な議論があったとは言えない。
自分をフィクサーか何かだと勘違いしているニ階さんや、巷ではネクスト総裁とも解される石破さん、ついでに問題児(笑)の小泉進次郎君まで結局はダンマリ。もはや自民党内に安倍を諌めることのできる人が居ない、即ち自浄作用を喪失しているということなのではないでしょうか。神戸新聞もその部分について言及しています。
来年早々の衆院解散論が取りざたされ、支持率の高い首相の下で安泰でいたい、との議員心理も働くのだろう。若手からベテランまで首相になびく動きが強まっている。ここに落とし穴がある。「安倍1強」に依存するあまり、首相の意に沿わない言動を慎む空気がまん延し、党内の議論が活力を失っているのではないか。今国会では首相の所信表明演説中、自民党議員が促されるままに一斉に起立し、拍手した。その異様な光景に危うい兆候が表れている。
一斉拍手はどうやらシナリオ通りだったようですが、ともあれこの体質は如何ともしがたいところ。結局ここでも今だけ金だけ自分だけの3だけ主義なんですよ。この記事ではその後の文で野党のだらしなさについても言及していますが、何度も言うようにあれだってシナリオ通りなんですよ。民進党の役割は自民に負けること。少なくとも野田・蓮舫体制では勝てるものも勝てません。民進党にまだ良識が残っているのであれば、党を割ってでも行動を起こすべきです。ま、全員回し者って言うんだったらそれまでですがw
3、まともなことを言うケビン・クローン
先日、職場のテレビで偶然「たかじんの胸いっぱい」を観ていたのですが、そこでアメリカ大統領選について取り上げるコーナーがあったのです。関テレの番組ですし、まぁまたどうせトランプをディスって終わりだろうなと思ってたのですが、実際はそうでもなかったのです。勿論番組のコンセプトとしてはトランプを危ないおっさんと思わせたい感じでいっぱいだったのですが...
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しかし、いざ出演者に「トランプかヒラリー、どっちを支持する?」と聞いたところ、なんと殆どの人がトランプを支持すると回答したのです。どうやら先日の「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ)でも同様の現象が起きたようなのですが、それにしても一体どうしてこんなことになってしまったのやら...。しかし面白いのはトランプ支持の面々ですよ。北野誠さんや室井佑月さんなど比較的良識派と思える人は元より、木村祐一さんや更には絶対にあちら側の回し者であろうケビン・クローンまでもがトランプ支持を公言したのです。(ちなみにヒラリーを支持するといったのはどこかで知事をやっていたことがあるそうな元たけし軍団の淫行ハゲくらいのもので後は覚えてすらいないのですがw)
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しかもケビン・クローンは「(日本のメディアが)CNNの世論調査ばかりを取り上げるのはおかしい」と何ともまともな事を言うのです...。これは我らがRK大将も丁度指摘しているところ。あまりメディアは取り上げないのですが、ドラッジリポートなど多数のメディアの調査ではトランプがヒラリーを上回っているのです。しかし日本だとそれはネット住民くらいしか知らないのが実情...。そもそも鳥越俊太郎さんが昔指摘していたように、メディアは世論調査を捏造するのが常のこと。その辺も分かった上で見ないとバカを見るだけです。
・青山貞一さんの記事より
前にも言ったように、日本人のメディアの鵜呑み度は群を抜いているのです。テレビから流れてくる情報を聞いてそれをそのまま無思考に吸収する。「人が言ってたから」、「みんなが○○って言ってるから」と何の論理性も無く意思決定をしてしまう。まぁそれがグーミンのグーミンたる所以と言えばそれまでなのですが、ホントこれはどうにかしなくては・・・。
4、おわりに
コラムの方は何となく定形が見つかりそうなのですが、相変わらずこっちは模索の段階。ということで来週もどういう形でお送りするかはまだ決めてません。あ、それから最近の日刊ゲンダイはTPP特集をまたやってて面白いのと、あと神戸新聞は横尾さんのエッセイが毎週木曜に掲載されている模様。皆さんも機会があれば読んでみて下さい。それでは皆さんまた明日、ジベリ!
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