・今日はいい天気^^
・伏見桃山は酒蔵が軒を重ねる酒の町である
家を出たのはお昼前の11時頃で、京阪の藤森からとりあえず伏見桃山まで行きます。丁度お昼時だったので着いてすぐにとりあえずお昼ご飯を食べることに...。駅前には大手筋商店街というアーケード付きの大きめの商店街があるのですが、そこから一歩小路に入ったところは酒蔵や町屋が軒を重ねる趣あるところとなっています。
・親子丼(680円)はとにかく一度食べてみるべし。
今日のお昼を食べたのはそんな伏見桃山の酒蔵街の一角にある「鳥せい」というお店。言うまでもなく焼き鳥屋として有名なここですが、このお店に来たならば絶対に呑んでおきたいのがこの日本酒でもあります。酒蔵が近いとあってここは「神聖」という蔵元の生酒を置いてあるのです。それともう個人的にお薦めしたいのがこの親子丼だったりします。
・勿論焼き鳥も食べなくては...(盛り合わせは800円くらい)
僕は親子丼自体が結構好きなのですが、これまで食べた中でも多分1番美味しいんじゃないかな?ってくらい個人的には気に入りました。他にもラーメンなどもあり人気メニューとなっているここですが、当然焼き鳥もお薦めです。次は晩酌に来たいですね。多分また近々行きますよw
・遊覧船は十石船と三十石船の2つのタイプがある
お昼を食べたあと街を散策していると、遊覧船の案内が出ていました。それが今日乗ってきた十石船いうもので、これとは別に三十石船という少し大きめのものも運航されています。この2つ、乗り場がちょっと違う場所になっていて走るコースも微妙に違ってくるのですが、料金はどちらも1000円で、往復でおよそ1時間ほどの船の旅を楽しめます。
・三栖閘門で一度下船できる
船頭さんのガイドを耳にしながら船は酒蔵街横の疎水をすり抜け、鉄橋の下を通り抜けながら三栖(みす)の閘門(こうもん)前まで運航します。(←位置的には若干,宇治の近郊)この灯台のような外観が特徴的なこの閘門、実は非常に歴史的価値の高いものなのです。パナマ運河の水門と同じ設計で作られたというこの水門はそもそも京都における明治初期の一大事業である琵琶湖疎水整備事業の一環として作られたものなのです。実際ここは経産省に近代化遺産として指定されており、どうも話しによると事業仕分けの際にもここの資料館(無料)の運営について予算が断ち切られることは無かったとか...。とにかくそのくらい歴史的価値のあるものなのです。
・この一帯は公園にもなっている
内陸でなぜ?と思われる方も居ると思いますが、この辺りには伏見港公園なるものがあります。というのも、もともと伏見は内陸の運河として機能していたのです。京都や大阪から程近いこと、そして東京へ向かうルートの途中にあることからこの辺りは古くから地政学上の要衝だったのですね。特に豊臣秀吉がこの地に伏見城(今は公園になっている)を築城して以降はとりわけ商業と物流の町として大いに栄えることとなります。
・船頭さんの解説にはついつい聞き入ってしまいます
そしてその繁栄は江戸時代を経て明治まで続くこととなります。奉行所(つまりは裁判所)が日本で初めて置かれたのも実は伏見なのですね。また銀座(今で言う銀行のようなもの)が初めて設置されたのも伏見でした。その名残か今も大手筋商店街にはたくさんの銀行が店舗を軒を連ねています。
・船は新緑の疎水を突き進む...
そしてご存知の通りこの辺りには寺田屋(←でも今あるのは再建されたもの。一応素泊まり可)など幕末の志士,とりわけ坂本龍馬に因んだ場所が多くあり、「龍馬通り商店街」なるものまで作られていたりするのですが、もう一つ言えばここは戊辰戦争の緒戦となった鳥羽伏見の戦いが行われた場でもあるのですね。新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三も参戦していたことで知られるこの激戦は結局新政府軍の勝利に終わることとなり、やがて時代は明治へと移っていくこととなるのです。因みに言うとこの戦いにおいて例の奉行所も焼失することとなりました。(歴史の‘節目’の渦中にこの町は何度となくあったのです。)
・清酒アイス(650円)
下船後、近くにある伏見夢百衆という喫茶店のようなところで一休み。喫茶メニューに加えて酒の町らしく何種類かの日本酒を楽しめる「利き酒セット」とかそれに併せたおつまみみたいなメニューも置いてました。今日食べてきたのは写真の清酒アイスというもので、バニラアイスに清酒を掛けて食べるというユニークなモノ。日本酒と柚子リキュールのどちらかが選べるようになってるんですが、今回は柚子を選んでみました。なんか今日は5月のわりに夏のように暑い日だったので柚子のサッパリした感じが丁度良かったです。今年のゴールデンウィークは半ば夏のような気温が続くところもあるようですが、皆さん一足早く夏バテしないようお気を付け下さい。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!
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