今日は京都新聞社の筆記試験でした。そして明日が京都市の筆記試験なのですが、どういうワケか僕はこの日程を逆に覚えていたようで、なんと気付いたのは立命館大学の到着して受験票を見たときでした。(←アホですかw!)これはマズいということで急きょ引き返し、家に戻ってから午後スタートの京都新聞の筆記試験に備えたのですが、もしもこれが午前中のスタートだったらと思うとゾッとします。運はいいとは言えない僕ですが、まぁ悪運だけは何故か強いんですよね。そしてそのおかげで幾度も助かっているワケですがw
・京都御所にて(中央奥に大文字山が見える)
まずは教養問題。京都の伝統行事の細かいところや京滋の難読地名なんかも出題されてて難易度はやや高めです。(梅小路公園にその昔平清盛の屋敷があったとは...。)まぁ何問かやっちゃった感のあるところもあるのですが、まぁ何とか乗り切ったかな?という感じで全体の手応えとしてはまずまずといったところでしょうか?そしてその次は作文。毎回これに助けられているといっても過言ではない節があるのですが、今回のテーマは「今会いたい人」。数秒間考えた挙句、2人の顔が僕の中に浮かび上がります。一人は我らが亀井静香先生。そしてもう一人は我らがYUIさん。どちらでも原稿用紙2枚では書き足りないくらい思い入れのある人物なのですが、YUIさんだと募る想いから冷静さが失われてしまうのではないかという懸念があり、ましてやロキノンの記者になるでもないだろうという現実的アプローチもあり、このプランは断念。多少冷静に語れて、且つ政治学を学んできた人間の素養を示せるかもしれないという若干の皮算用もあり結局亀井先生について書くことに...。書き始めるとまたいつものようにペンが進み、最終的にはなかなかの自信作になりました。
・京都御所は物凄く広い
誤字脱字等のチェックをしたあと僕はその作文を足早に提出し、試験会場をあとにしました。試験会場の京都新聞本社は京都御苑の目と鼻の先にあるのですが、まぁ折角ということでちょっと立ち寄っていくことに...。この時点で時間は16時くらいでした。本殿は基本的に閉ざされているのですが境内は立ち入り自由になっていてちょっとした市民の憩いの場ともなっています。御所を後にして向かったのはその目と鼻の先にある梨木神社。ここは公家の開明派として知られ、王政復興と明治維新に貢献した三条実萬(さねつむ)・実美(さねとみ)父子を祀った神社で、また萩の名所としてもその名を知られます。
・緑で溢れ返っている梨木(なしのき)神社の境内
もともとこの辺りには公家の屋敷が建ち並んでいたようで、この場所には丁度三条家の邸宅があったそうな...。また境内にある井戸,「染井の水」は京都三大名水の一つに数えられる名水で、ぺッドボトルなどを持参する参拝客の姿がこの日もチラホラ見えました。僕も次回行ったときは汲んでこようと思います。(実は試験会場にはぺッドボトルのお茶を持って行ってたんですけど、飲み干して捨ててきちゃったんですよね^^;)
・盧山寺境内にて
梨木神社を出たあと向かったのは盧山寺(ろざんじ)というお寺。ここは「おみくじ」の起源となるものを作ったことで知られる元三大師の開祖とされる圓浄宗のお寺であり、また同敷地内にはかつて紫式部の住居があったことでも知られているのだとか...。そんなワケで小ぢんまりとした寺院ですが、見どころは意外にあります。(是非近くに来た際は立ち寄ってみてください^^)こうしてまた道すがら神社仏閣に立ち寄りながら、荒神口方面に抜けてバス停へ。ここから次は北山の方に行ってきます。実は気になってるベーグル屋があるんですよね。
・お洒落なカフェ・雑貨屋の建ち並ぶ北山界隈
北山はイノブンやネオマートといった雑貨屋の店舗があり、またチャペルなども立ち並ぶお洒落な町で、パン屋や洋食屋なんかも沢山あります。(時に京都市って日本一パンを消費してる市町村なんだとか。意外でしょw?)そのベーグル屋もこの一角にあるものとばかり思っていたのですが、実際には鞍馬街道を挟んだ閑静な住宅街ゾーンの方にあるのです。知る人ぞ知る心霊スポットでもある深泥池(みどろがいけ)からほど近い小さなアパートに果たしてその店はありました...がどうやら売切れたらしく、今日はもう閉店しちゃってました。
・北山にはヴィレッジヴァンガードの路面店もある
閉まってるもんはしょうがないということで、まぁ折角なんでこの辺のパン屋で何か食べようということでカフェスペースもあるという進々堂へ。ベーグルは取り扱っていないのか、ここにはありませんでしたが、結局丁度焼き立てだったスコーンとほうれん草と玉子の総菜パンのようなものの2つと、アイスコーヒーを頂くコトに...。(これで合計約600円也)
・くるみレーズンのスコーン(写真左)とほうれん草タマゴ(写真右)
だいたい週1は絶対パン屋さんに行ってるくらい、まぁ僕はパンが好きなんですよ。京都来てからは特にそうですね。よくこのブログにも出てくるエッフェルっていうパン屋さんがありますが、果たして僕はあの店に総額幾ら落としているのか...。攘夷志士の日常は戦いの連続であり、勉学と修行の日々なのですが、こうして時には息抜きをすることも忘れません。それが長期戦を闘うコツでもあるのです。
・北山のバス停付近より撮影(深泥池方面に向かって...)
今日はもう一つ、このあと立ち寄った場所があるのです。それが上賀茂神社。こんな日も暮れ出した頃から一体何をと思う方もいらっしゃるかと思いますが、別段夏を先取りして肝試しを満喫しようと思ったワケではありません。蛍を観に行ったのです。
・夕暮れ時の上賀茂神社境内
上賀茂神社はご存知の通り世界遺産にも登録され得居る由緒ある神社なのですが、境内に小川が流れており、初夏には蛍が舞い踊る幻想的な光景を目に出来るということで蛍観賞の名所としても著名な場所なのです。そういうワケでこの時間にもかかわらず境内にはたくさんの親子連れの姿が見えました。
・写真中央にボンヤリと見える光が蛍である
そして蛍はと言うとこの写真なのですが...まぁ写真にしてみると殆ど伝わらないんですよね。これはやっぱり実際に観に行かないとこの感動は分からないと思います。闇夜の中にまばゆく光る蛍が何匹も飛び交っているあの光景、そういうものに市街地からそれほど離れていない場所でお目に掛れるというのも京都という町の魅力の一つなのではないかな?と改めて思う夜でした。子どもの時にこういう自然に触れられるっていうのは実は幸せなことなんですよね。僕の地元でも蛍なんて見ようと思ったらそれこそ山奥まで行かないと見れませんでしたから...。
・上賀茂神社前のロータリーにて
現代社会というものは、ただでさえ自然との距離が離れすぎているきらいがあり、それは都市部ともなれば尚更のことなのですが、そんな中で「持続(ないし維持)可能な社会」とか「環境を大切に」って言ったところで説得力も何も無いんですよね。それよりはこうやって自然を身近なものに感じる機会を作ってあげた方がいいのであり、もっと言えば都市に自然を取り戻すことが必要なワケです。どんな大都会であれ、そこが地球の一部であるという事実に変わりはなく、人間がその自然の中で生きるものの一部であるという事実も変わらないのですから。皆さんもときには‘自然’に帰依って(かえって)みてはどうでしょうか?きっと何か新しい発見があると思いますよ。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!
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