いい加減に政治記事を書け、冨樫仕事をしろ、大瀧詠一そろそろ新曲出せという読者の声が僕に届いていないワケでも無いのですが、とりあえず今日は久し振りに映画のレビューをやりたいと思います。しかも劇場公開中の新作でもなく最近DVDがリリースされた話題作でもなく完全な旧作。しかもどちらかというとミニシアター系...。何のことは無い最近レンタルしたDVDの感想を書いていくだけのコーナーです。(しかも2本立てw)
・ストロベリーショートケイクス
池脇千鶴さん、中越典子さん、中村優子さん、魚喃キリコさん(←因みにこの原作者)の扮する立場も境遇もバラバラの女性4人の日常を描いた結構生々しい描写の印象的な映画です。漫画原作ってコトなのですが全然メルヘン要素はありません。寧ろメンヘルです。メルヘンと思ったらメンヘルだったみたいな典型例です。(←不謹慎だろ。そしてねぇよそんなことw)
・DVDのジャケット
こういう複数主人公型の作品って、どこかでどこががもつれ合っていって最後に大団円を迎える..みたいな展開が多いのですが、偶然に偶然を経て4人が接触する...というそのシーンで映画は終わってしまい、あとは視聴者の想像に委ねられるところとなっています。というかストーリー自体、誰も幸せを完全に掴んだってところまで行ってないんですよ。フラグは立ってるけどそのあとはやっぱり視聴者の御想像に任せますみたいな...。いやそれはそれでいいんですよ。ただあまりに丸投げされすぎてて僕としてはちょっと煮え切らない感じが許せないところでしたw
それから誰一人報われてねぇじゃんかみたいなのも・・・。強引過ぎるのは別として、僕は少々無理矢理でも最後はハッピーエンドにしたいんですよ。現実的じゃないとかって言う人もいるけど僕はその現実=敗北みたいなのが既にイヤで...。僕自身が結構苦労人だからってのもあるかもしれませんが、報われる方がいいじゃないかと思うワケですよ。それにその方が観ててスッキリするじゃないですか。(※意見には個人差があります)
そういうワケもあって一度観てほしいと思う一方、頻繁には観たくないかな?というのが個人的な感想だったりします。それから一応R-15掛かってます。(ストーリーの設定上、性描写が結構多いのでだと思います。かといってムダにそういうシーンを入れてる体ではありませんけどw)
・海でのはなし。
スピッツと西島さん、僕の好きなものが2つも!!というコトで借りた次第ですw 監督は脚本家や作詞家などマルチに活躍する大宮エリーさんで、もともとはyahoo!動画において期間限定で配信されていたものをその後新たに編集し、2006年に劇場で公開した作品。主な出演者は西島秀俊さんと宮崎あおいさん。BGMとしてスピッツの楽曲を全編にわたって使用しているのである意味スピッツの長いPVのようなエッセンスさえ感じる作品です。
・主演の西島秀俊さんと宮崎あおいさん(劇中)
一言で言うならば西島さん扮する理屈っぽくて不器用な男と宮崎さん扮する純粋な女の子のラブストーリーといったところでしょうか?「ストロベリーショートケイクス」のように重々しい感じもドロドロした要素もないので、比較的安心して見れるかな?といった感じです。特に何か大きな事件が起きるでもないのですが、かといって当人たちにとっては色々あるワケで...。そしてそうしたものを抱えた2人が遠回りしながらも最後には向き合うようになる。そんなよくあると言えばよくあるお話しなのですが、僕はこういうの嫌いじゃないですね。ただスピッツのファンである僕に言わせれば、もっとそのシーンに映える曲は他にあるだろうというところもあり、そこはやや不満が残るところでありました。(海が登場するにもかかわらず「インディゴ地平線」からの選曲が無いってどういうことよ?みたいなw)
以上、褒めるでもなければケナすでもない作者による中辛くらいの映画レビューでした。既に旧作扱いになってると思うので皆さんも良かったら近くのレンタルビデオ屋で借りてみてください。それでは本日はこの辺で失礼します,ジベリってことで。
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