2013年2月10日日曜日

まちづくり論②(街歩きのススメ)

先ほどの記事ではいわゆる「まちづくり概論」のようなものをお届けしたのですが、次はもう少し砕けた立場から「まちづくり」を見ていきたいと思います。僕の趣味の一つに‘街歩き’というものがあります。このブログでも度々名前だけは登場していると思うのですが、ここではその「街歩き」を皆さんにオススメするとともに、その視点から理想のまちづくりについて考えていきたいと思います。

・桃山の龍馬通り商店街(撮影は昨年12月)

1、そもそも街歩きとは?
街歩きにとって重要な点は、それがウォーキングでもなければ食べ歩きでもないということです。つまり「街を歩く」のが主たる目的であって、よしんば歩くことが健康にいいとしても、その途中でいいお店を見つけて立ち寄ったとしても、それらは副次的なものであって主たる目的ではないということです。

・伏見稲荷近辺にて(撮影は1月)

じゃあ街を歩いて何をするんでしょう?「街歩き」の際にカメラは必需品です。「面白い」と思った景色を写真に納めるのです。では写真を撮るのが主たる目的かというと、そうでもありません。別に思い付いたら一句詠んでもいいですし、気になったお店があったら入ってもいいのです。要するに街を歩くことを楽しめば、あとは自由なのです。

・こちらは百万遍近郊にて(先日街に出た際に撮影)


2、街歩きが楽しめる街
歩いて楽しい街は、きっと住みやすい街です。だって一番人間のスケールに近い感覚でその街を感じているのですから間違いありません。逆に歩いて楽しくない街はあまり住み心地が良いとは言えないはずです。車がビュンビュン走って排気ガスで煙たく、また歩いても歩いてもチェーン店とパチ屋しかないような町は最悪です。そんなところでは生活しないほうがいいに決まっています。

・これは家の近所にて...(撮影は昨日の夕方)

だってそんなところでどうして情緒的になれますか?まず歌は書けません。仕事に関するいいアイディアだって浮かばないでしょう。だいたいそんなところで生活していても心が病んでしまうだけです。未だに少し田舎に行くと車社会で自動車なしでは何もできないようなところが沢山ありますし、都会でも騒々しいだけで趣がないところが沢山あるのですが、それがそもそもはおかしいのです。もう少し人間らしい視点を街に取り戻してもいいのではないでしょうか?そういう話が本来であれば保守政治家の口から出て然るべきだと思うのですが...聞こえてきません。未だに「もっと大きく」なんて言ってる人たちまでいる始末です。街も社会も「適正な規模」に戻しませんか?それを僕は提案したいのです。そんなところですが、本日はこの辺で失礼します,ジベリ!

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