2020年8月2日日曜日

生きているならここで証明しよう


・絶賛上映中!

今日は残業を少し早めに切り上げて久々に出町柳のミニシアター、出町座に行ってきました。今回観てきたのはその昔このブログでもレビューを書いた「青い春」、「ポルノスター」で知られる豊田監督の最新作、「破壊の日」。いわゆるコロナ禍で撮影され、監督自身が7月24日、つまりは本来オリンピックが開催される予定だった日の公開にこだわったという意欲作です。



実は撮影の構想自体はコロナ騒動の前からあったようなのですが、その時点で疫病は1つの作品の主要なファクターになっていたのだそうな。で、騒動の最中監督は再度プロットを練り直し、そこから急ピッチで撮影。編集が終わったのは公開日の2日前という最近の映画では異例のスピード感で作られた映画なんですね。



冒頭でも言ったように僕は今日、残業を少し早めに切り上げて劇場に向かったのですが本当にギリギリのスケジュールだったんですよね。にもかかわらずちょっとしたトラブルがあって結果的に開演に数分遅れると言う事態になってしまったのですが、もうそのイライラ自体がこの映画を見るにあたってのスパイスになったくらい。それほどのエネルギーを感じました。豊田監督の怒りと僕の怒りが全く同じではないでしょうが、やはりあの人からは何かしらのシンパシーを感じますね。



ちなみにタイトルはこの映画のOPで流れているGEZANっていうバンドの「証明」っていう歌の歌詞からの抜粋です。バンドのヴォーカルでもあるマヒトゥ・ザ・ピーポーさんは映画にも実質主役のような立ち位置で出ているのですが、楽曲においても演技においてもその存在感は格別。



完成披露試写会みたいなので窪塚洋介さんがマヒトゥ・ザ・ピーポーについて「ジェラった(嫉妬した)」なんて言ってたのですが意味が分かります。かつて時代の最先端を生きていた窪塚さんがそう言うってのが凄いですよね。この人がこれからの時代のアイコンになるんじゃないかとすら僕は思ってますよ。

・國田屋のハイボールは濃ゆい

終演後、そういや國田屋がまだやってる時間だなということで立ち寄ったのですが、どうやらまだ立ち飲み営業は再開していない様子。まぁ今は誰もいないからってことで滞在を許されて結果的に葉巻1本吸う間だけポツネンとハイボールを呑んでいたのですがw

・やはりガストに篭るの巻w

映画のレビューは一足先にYouTubeでも上げているのですがホントにこの映画、劇場で見てほしいんですよ。インスタでもチラッと言ったのですけどまるで目の前で起きているかのような臨場感或いはライブ感、これを待ってたって僕は震えました。



まだライブハウスにもまともに行けませんし、今年は夏フェスも大して開催されません。ですがそのフラストレーションを埋めるだけの何かがこの映画にはありますよ。

・変われ!

映画のラストで3人の登場人物がそれぞれの思いを込めて「変われ」と叫びます。1人は祈り、1人は慟哭、そして3人目は怒り。そういうふうに僕は解釈しているのですが、同じ言葉でも込められる感情というのは違ってくるものです。僕はやはり怒りを込めた「変われ」が一番しっくりきますかね。変われというか変えてやるぶっ壊すみたいなそういうの。



あと映画の最初で国立競技場を爆破するみたいな演出があったのですがあれも最高にスカっとしました。僕あれのデザインがもう受け付けないんですよw マヒトゥさんが劇中でオリンピックを「利権にまみれた糞運動会」って揶揄するシーンがありましたけどあれも心の中で拍手喝采。日本列島やり直し、いいじゃないですか。ここからまた新たな何かを初めて行こう。そういう気分になりましたよ。そのうち大きな劇場で爆音上映とかもしてほしいところですが、先ずはお近くの映画館(といっても現時点ではやっている映画館は少ないですが...)に足を運び、この映画という名のライブを目撃してきてください。

・本日の昼食(ハンバーグは昨日ガストで買ったやつw)

ちなみに今日は夕方からちょっと水無瀬のほうに出掛けます。また動画なども撮るかもしれませんのでお楽しみに。それでは皆様よい日曜をお過ごし下さい。ハヴァナイスデー!

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