2010年9月3日金曜日

映画レビュー:べロニカは死ぬことにした

9月1本目の記事は、なんと映画レビューです。しかも,今映画館でやってるのとかじゃなくって、5年前に公開されたやつ...。ちょっと前までTSUTAYAが旧作全品50円セールやってて、その時に借りてきたんですよ。タイトルは「べロニカは死ぬことにした」、主演は現在大河ドラマ『龍馬伝』でお龍を演じている真木よう子さん。共演者として韓国のイ・ワンさん,市村正親さん,中島朋子さん,風吹ジュンさんなどの実力派、演技派と称される方々が脇を固めています。

                    ・映画のポスター

<ストーリー/概要>
変わり映えのない日常に絶望したトワ(真木よう子)は、睡眠薬による自殺を図るが未遂に終わり、変わり者の院長(市村正親)が運営する一風変わった精神病院へと送られる。「余命は1週間~10日」と宣告されたトワだが、その運命やいかに?

ブラジル人作家パウロ・コエーリョ原作の小説を新星・堀江慶監督の下,映画化。配給は角川映画で公開は2005年の知る人ぞ知る名作。

・センイチゃんの評価:90点(★★★
ヾ(´∀`○)ノイェーイ♪

・予告編
http://www.youtube.com/watch?v=YhfpBFVF5TQ


<感想>
「何でもあるけど何にも無い」,それは現代人なら誰もが味わい得る感情。主人公トワは、もしかしたら映画を観ている僕らなのかもしれません。院長先生がトワに言った「どんなものにだって毎日が同じなんてことはあり得ないんだよ。」という台詞は、‘日常’に埋もれている全ての人へのアドバイスなのではないでしょうか?空の色も風の音も海の景色も、毎日ちょっとずつ違うんです。昨日と全く同じ今日なんてあるはずもなく、今日と全く同じ明日なんて来るはずも無いんです。


<見どころ>
そりゃやっぱり真木よう子さんのおppうわなにするやめr
まぁ,R指定掛かってるんですが、そういう映画ってワケでも無くて不自然&蛇足なラブシーンがあるワケでも無く、ホントに美しく描かれているな...といったところです。あと,全編を通して映像が物凄く綺麗です。重た気なテーマの作品ですが、観ていて重苦しく感じることはなく、それどころか些かコミカルにさえ感じられます。 監督の堀江慶さんはまだ若い方のようなのですが、素人目にもなかなか凄い方だと思います。そのうち日本を代表する映画監督さんになるかも...ですw

あと,真木よう子さんの演技ですね,ハイ。当時22歳(←ハッ!俺と同い年^^;)だった彼女ですが、当時からその力は本物だったようです。無垢でありながら時にヒステリックな主人公,トワを熱演しています。(ただ脱いでるだけじゃねぇんだよ!)

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<ヒトリゴト>
どうでもいいんですが僕はトワみたいなあぁいうちょっと危なげな雰囲気を持った女性って嫌いじゃないんですね。ホラ,なんかほっといたら自分で自分を壊しそうな人...。そこまで行かなくとも、よくよく考えたら僕が好きになってる人って結局,助けてあげたくなる人なんですよ。ホントは自分の方が助けが必要だったりするんですけどね。分からないものです。(なんじゃそりゃ)

まぁ,そんなワケで、9月一本目の記事はこんな感じで終わりにしたいと思います。「ベロニカは死ぬことにした」,お薦めの一本なので是非,観てみて下さい。本日はこれにて,ジベリ!

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