2017年1月19日木曜日

ふしみ瓦版:ムーラン墨染店

・ムーラン墨染店は昔ながらの街のパン屋さん

今日は仕事はなかったのですが午前中ちょっと用事があって外出していて、そのついでに寄り道をして帰ってきたのですね。その寄り道先というのが墨染駅の程近くにあるムーラン墨染店というパン屋さん。昔僕が行きつけにしていたエッフェルと同じで2階がカフェスペースになっているお店です。実はこの店、過去の記事にもチラッと出てきてたりもするんですが、そういえばちゃんと紹介ってしたことなかったんですよね。いい機会なんで今日はここを取り上げてみようと思った次第です。



まぁエッフェルのベークキッチンと違うのはカフェスペースで食べられるメニューが必ずしもパンに限っておらず、ランチ時にはご飯も食べれたりすることでしょうか。まぁちょっとした洋食屋みたいなメニューが食べられるのです。(あ、パン食べ放題みたいなのはやってないようですw)

・メニュー表はこんな感じ(6月来訪時の撮影)

まぁ今日はモーニングの時間帯だったんで定食モノはまだ食べられなかったのですが。モーニングセットは3種類あってそれぞれ500円で食べられます。それにしてもよかったんですが、1階で売ってあるパンの中に食べたいものがあったので買い物を済ませたあと2階で飲み物だけを注文したんですね。

・ホットコーヒーは360円也

ここのパンの中でオススメなのは何といっても塩パン。味付けは塩のみのホントにシンプルなものなんですが、塩のしょっぱさにパン本来の甘さが際立てられてるんですよね。しばしば「レベルが高い」と言われる京都のパン屋ですが、それはムーランも例外ではないのです。



ちなみにですが、ムーラン墨染店を運営するのは山一パン総本店というところ。京都だとスーパーのパン屋さんにも「山一パン」と書かれたパンが時たま売ってますが、ちょうどそれを作っているのと同じ会社です。山一パン自体の創業は1947年でムーラン墨染店のオープンは1973年。創業が大正時代にまで遡るササキパンや進々堂に比べると新しめではありますが、そもそも100年近く続いているパン屋がゴロゴロあることの方が珍しいのであって半世紀近くやってるってだけで十分老舗と呼ぶに値するんですけどねw

・個人的にオススメのピザは108円也

まぁ要するに京都のパン文化は「分厚い」ということです。前にも言ったように、京都市はあの神戸を上回る日本一のパン消費地ですからね。しかしながら何故京都にはこういうパン文化が発展しているのかについてはあまり考えたことがありませんでした。これはいい機会だということで、今日僕もちょっと調べてみたのですが、すると2年ほど前の東洋経済の記事に次のようなものがありました。

・あの「京都人」が、ここまでパンを愛する理由(2015年4月25日、東洋経済)
http://toyokeizai.net/articles/-/67556

僕と同じく京都市のパン消費量に疑問を持った取材班が京都で見たのは舞妓さんや住職すらパンを朝食に食べているという光景でしたw よくよく考えてみたらこっちに来てからスーパーで驚いたことの1つがパン売り場の面積の広さだったような気がします。(あとポン酢のラインナップ。これは関西圏特有なんだなw)この記事では京都市民のパン好きの理由として①和風に飽きている(実際緑茶の消費量が少ない京都市)、②そもそも新しいもの好き(意外と最先端を取り入れてきた京都という町)、③手軽に食べられるパンを商人や職人が重宝している(これは感覚的に分かる気がする...)という3つを挙げています。



最近になってようやく雑誌なんかでも京都のパン屋特集なんてのが組まれるようになりましたが、知名度的にはまだまだなのも事実。僕も京都のパン屋好きとして、ここはもっとセールスしていきたいと思っているところでもあります。ま、とりわけ伏見区のパン屋をもっと盛り上げて行きたいなと...。で、伏見といえばやっぱり日本酒が欠かせないワケで、「もしや...」と思って探していると見つけたのがこのページでした。

・パンと日本酒・焼酎の相性体験セミナー開催(All About グルメ)
https://allabout.co.jp/gm/gc/225270/

パンといえばどうしてもワインなど洋酒を合わせがちなんですが、考えてみれば日本酒とのマリアージュも合っていいかもしれませんね。まぁ未だそういう分野に手を出しているところも伏見には少なくともまだないのですが、ちょっとそういう観点からパンを見てみるのも面白いかな?とは考えてみます。なんか意外と長文になってしまいましたが、とかく今日考えたのはそんなことでした。そんなところではありますが、今日はこれにて失礼します。ジベリ!

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