2012年7月25日水曜日

還幸祭

                  ・神輿が寺町京極を進んでいく(これは西御座という神輿)

山鉾巡行から1週間目にあたる今日7月24日は祇園祭のもう一つのハイライトである還幸祭が行われる日ということで、僕はそれを観るべく彼女と一緒にまた河原町へと出掛けてきました。還幸祭とは山鉾巡行のある先週17日の夕方、八坂神社を出発して河原町の御旅所へと向かっていた3つの神輿が、再び八坂神社へと帰っていく...という内容のものなのです。

                        ・おくむらのおばんざい定食(1000円也)

本当は午前中に到着して「花傘巡行」というのを見る予定だったのですが、少し時間が遅れてしまったためそれは見えず、とりあえずお昼を食べることにしました。今日お昼を食べたのは「おくむら」というお店。今年の花見のときの記事に一度出てきているのですが、それっきりここには来れてなかったんですよ。今回僕が食べたのはおばんざい定食というやつで、ご飯と味噌汁の他に好きなおばんざいを3つ選べます。今回食べたのは鯖の味噌煮と茄子田楽と筑前煮。茄子田楽は丁度旬の食べ物ってことなんですが、その味は無類でした。是非とも食べて欲しい一品です。

・神輿が担がれて賑わう烏丸通

その後、まだ還幸祭までは大分時間があったのでジャンカラにフリータイムで3~4時間ほど滞在してカラオケを楽しみながら時間を潰し、6時前にお神輿のスタート地点である四条河原町の御旅所(おたびしょ)へ...。四条通はまたも封鎖され、沿道は見物客でごった返していました。鉾町という一種の自治組織を主体として開催される山鉾巡行に対し、こちらはあくまで神事として祇園祭のそもそもの担い手である八坂神社を主体として開催されています。

・御旅所で祈祷する神主さんらしき人

やっぱり日本の祭りといえば神輿ですね。神輿には中御座・東御座・西御座の3基があり、中→東→西の順に時間差で御旅所を出発、それぞれの巡回ルートを辿って21時~22時にかけて順次八坂神社へと帰っていきます。神輿はそれぞれに形や装飾品が少しずつ異なり、また掛け声も違うのですがそういうところに着目してみるとより一層楽しめることと思います。(なんかお祭りってそんなところありますよね^^)

・最後尾には乗馬した神主さんらしき人の姿も        

還幸祭は3台の神輿が街を練り歩く山鉾巡行の雅な感じとは対を成す力強く躍動感のある行事なのですがその中にも「静」の部分があり、伝統と荘厳さを垣間見ることが出来ます。あと神主さんらしき方が列の最後尾でこうして馬に乗って巡行するのですが、京都随一のアーケード街を進んでいく様は些か不思議な光景でもありました。

・きらびやかな町の灯り(四条大橋より)

今月1日から始まった祇園祭は来週31日の夏越祭という行事をもって終わりを迎えます。今年は山鉾巡行以外の行事にも参加することができ、これまで以上に京都の風物詩を楽しめたような気がします。小~中学校の皆さんはボチボチ夏休みでしょうか?まだまだ暑い日が続きますが、皆さんも暑さに気をつけつつ、季節のイベントをお楽しみください。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

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