2013年5月17日金曜日

フジファブリック@オリックス劇場

・今回のライブは大阪ミナミのオリックス劇場にて

ということで、今日はフジファブリックのライブに行ってきました。フジファブのライブは今や伝説となった龍谷大学の学園祭でのステージ以来であり、加えて言えばシムシム(志村正彦)さんが他界し、3人体制になってから初の訪問ということになるのですが、3人体制のフジファブもやっぱり最高でした。アルバム「STAR」を初めて聴いたときから思っていた事でもあるのですが、これからもずっと聴き続けたいバンドです。それを今日改めて感じました。

・チケット!(僕の席は2階でした)

1.Small World
ライブの幕開けは、今年3月6日にリリースされたNewアルバム「VOYAGER」収録でアニメ「宇宙兄弟」の主題歌としてシングルカットもされたこの曲。何か聴いていてワクワクしてくる曲で、ライブの1曲目にはこれ以上ないほど相応しい1曲です。

2.夜明けのBEAT
ドラマ「モテキ」の主題歌であり、シムシム(志村さん)が携わった最後のアルバムである「MUSIC」収録のアップテンポなロックナンバー。アルバムでは志村さんがヴォーカルを取っていましたが、山内さんバージョンもなかなか良いです。

3.会いに
さっきの曲と同様に収録アルバムは「MUSIC」。志村さんが途中まで書いていた歌を、残りのメンバーが完成させた曲で、収録時からヴォーカルは山内さんでした。山内さんの透き通るような歌声を聴いた初めての曲であり、とても印象深く記憶しています。

4.自分勝手エモーション
収録アルバムは「YOYAGER」。耳に残るイントロと、ついつい体が動きそうになるメロディ、そしてクセのある歌詞はまさにフジファブリックの王道。CDで聴いた時からライブで聴くのを楽しみにしていたのですが、やっぱりこの曲はライブ映えします。会場のボルテージもグングン上昇です!

5.Upside Down
これも収録は「VOYAGER」。グニャグニャと曲がりくねった不思議な空間を作り出しそうなメロディに絡む意味深そうであり無意味そうでもあるリリック、こんな曲フジファブリック以外に多分作れるバンドはありません。

6.Splash!!
キター!!この曲が聴きたかった!ライブで聴きたかった!!正直この曲が聴けただけでもう満足と言っても過言ではないくらい楽しみにしていた曲なんです。因みに収録は3人体制になって1枚目のアルバムである「STAR」。3人の中に生きている志村さんが作らせたような、そんな雰囲気を感じる1曲です。(きっと夏フェスとかでやると、もっと盛り上がるんだろうな。ホントにサイダー振ってすっ飛ばしそうw)

・フジファブリックの3人(右から金澤さん、山内さん、加藤さん

~MC①~
ここで1回目のMCタイム。3人体制になったフジファブのMCとはこれ如何に...。はいやっぱりグダグダです。(←いい意味でw)まぁ楽しそうで何よりです。そして「志村君がPUFFYのために作った曲です」という紹介のあと、あの曲が演奏されます。

7.Bye Bye
多分ライブでフジファブリックが演奏するのはこのツアーが初めてなんじゃないかな?「MUSIC」収録の切ないラブソング。(詩の内容が妙にリアルなので志村さんの実体験なのかな?とか思ってみたりw)

8.Time
収録アルバムは「VOYAGER」。メロディといい、山内さんの歌い方といい、どこか志村さんっぽい1曲であり、やはり3人の中に変わることなく生き続けている志村さんの姿がチラリと垣間見えます。(「若者のすべて」に曲調などがどことなく似ている感じも...)フジファブのバラードは聴いていて優しい穏やかな気分になれるものが多いのですが、この曲にもそんな感じがあります。

9.こんなときは
志村さんの作る脱力系ソングの延長上にあるのが多分この曲なんですね。「splash!!」のときもそうだったんですけど、やっぱりこういう曲を聴くときっと志村さん3人の中でずっと生きてるんだな...なんて思えてきてなんだか嬉しい気分になります。予定のない休日にぼーんやりと聴きたい曲ですw

10.Fire
フジファブ王道の耳に残る一風変わったメロディ。正直なところ、音源で聞いている限りではそんな印象に残る曲ではなかったのですが、それがライブでこんなに化けるとは...。



~MC②~ここで再びMCの時間へ。
大盛況の「Fire」は山内さん曰く、今日のライブのための特別アレンジだったそうな...。(金澤さんがそれを「大阪Fire」と命名するも、山内さんは「何言ってるの?」と冷静かつSな返しw)話は山内さんが大阪出身であり、これが凱旋ライブだということに...。山内さんは「(市内からは)大分遠い」と言いつつも、嬉しそうに声援に応えていました。(因みに山内さんは茨城市というところの出身なのです。)それから山内さんは「ここから数曲は座って聞いてください」とアナウンスし、ライブはアコースティックパートへと移行します。

~座って聴いてくださいタイム~
11.まばたき
アルバム「TEENNAGER」収録のバラード曲で、作詞は志村さんなのですが、作曲は山内さんなのです。やはり志村さんの声で聴きなれているので、どうなんだろう...という心配もあったのですが、山内さんバージョンも悪くありません。(幸か不幸か、2人の声質は全く別物なんですよね。)

12.春の雪
三島由紀夫さんの小説に同タイトルのものがありますが、当然関係はありませんw 収録アルバムは「VOYAGER」。タイトル同様に暖かくそして眩しいバラード曲です。



・番外編(ライブ前に食べたアメ村名物の甲賀流たこ焼き)

~MCタイム(3回目。)~
もう少しバラード曲を聴いていたい気持ちもあったのですが、ここで三度目のMCタイムへ。「後半戦も盛り上がっていきましょう」という山内さんの一言のあとに演奏されたのは、昨年シングルとしてリリースされたあの曲でした^^

13.徒然モノクローム
アニメ「つり球」の主題歌としても使われていた曲なのでご存知の方も多いかもしれません。(ステージ後方の立方体の不思議な電飾にもアニメの映像が映されていました。)シングルとして昨年5月にリリースされたこの曲は、新生フジファブの方向性を示したかのようなポップな1曲。ダンスミュージックのようでありながら、ちゃんとロックな要素も内包しているのが流石フジファブリックといったところでしょう。

14.流線型
シングル「徒然モノクローム」の両A面で、アルバム「VOYAGER」にも収録されていた曲。「徒然・・・」と同じく聴いていると自然に体が動くポップな1曲で会場は俄然の大盛況。楽しい音楽の時間はまだまだ続きます。

15.Magic
摩訶不思議な歌詞と立体感のあるメロディ。フジファブ得意のダンスロックがここでも炸裂します。自然とカラダが動き出すような1曲なのですが、まったくこの手の曲を作らせればフジファブの右に出るものは居ないでしょう。

16.星降るよるになったら
収録は11曲目同様の「TEENNAGER」。もうこの曲はイントロから大好きなんですよね。ついつい胸が高揚してしまうような一曲です。ライブ版はDVDでしか見たことがなかったんですけど、

17.銀河
ライブの定番曲。四季盤で言うと冬盤に位置する曲で、収録アルバムは「FAB FOX」。山内さんバージョンは初めて聞いたけどこれも悪くないです。因みに龍大のステージではこれが最後の曲でした。

18.Light Flight
演奏前に「またすぐに大阪に来ます」と山内さん。そして歌うのは、昨年末にシングルとしてリリースされ、アルバム「VOYAGER」の最後の曲として収録された珠玉のバラード曲。宇宙へと無限に広がっていくようなサウンドに映える優しい歌声。ついつい聞き入ってしまう1曲です。(「流れ出すメロディ 悲しいだけじゃないから、夜空に散りばめ輝かせてみせるよ」とか、やっぱりこの歌は志村さんへのメッセージなのかな?とか思ってみたり...)ともあれ、ここで本編は終了。メンバーは帰っていきます。

・番外編(ライブ前に北欧の100円ショップ「タイガー」で買ったものたち)

~ここからはアンコール~
そしてライブはアンコールへ。後ろの風変わりな立方体の電飾設備を使ったのが(恐らく)宇宙で僕たちが初めてだ、みたいな話のあと演奏されたのは、「VOYAGER」収録のこの曲でした。

19.透明
なんというか不思議な曲。(この曲からアンコールが始まるとは想像だにしていませんでしたw)なんというか聴けば聴くほど味の出るような曲であり、そうした意味では志村イズムみたいなのを感じる曲です。(そりゃ「偶然だって楽しみたい」ですよねw)

20.虹
銀河同様収録アルバムは「FAB FOX」。フジファブリックと言えば...というくらいの代表曲であり、ライブでは定番中の定番曲なのですが、やはり新体制のフジファブでもそれは健在。勿論イントロでの「イェーイ!」も聞けます。

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シムシムさんのそれが本当に最高で忘れられないのですが、山内さんのイエーイ!もなかなかのもの。(僕もカラオケでこの曲を歌うとき、相当ノリノリだったら「イェーイ!」って言ってます。周囲はキョトーン!ですけどw)思えば僕がフジファブのファンになるきっかけはこの曲だったんですよね。龍谷大学のステージで歌っていた志村さんを今でもつい昨日のことのように覚えています。

21.STAR
「またすぐに(大阪に)戻ってきます」という再三の挨拶のあと、いよいよ本日ラストの曲へ。収録アルバムは「STAR」 。無限の星空に広がっていくようなキラキラしたメロディ。ライブが終わるのは寂しいけど、きっとまたすぐに会えるそうなので...。いやぁ、いいライブでした!


~ライブを振り返ってみたりする~
ちょっとフジファブについて知っている人であれば知っている話だとは思うのですが、実は今のフジファブには、オリジナルメンバーというのは1人も居ないんですね。もともと志村さんがまだ山梨の富士吉田(←富士急ハイランドのあるところです)に住んでいた頃に原型となるバンドが作られてのですが、志村さんが他界した今、その当時のメンバーは一人も居ないのです。(因みにバンド名の由来は、そのときメンバーが練習所にしていた場所を貸してくれていた会社の名前なんですね。(実際に富士ファブリック株式会社は今でもあるようです。)


・4人編成時代のフジファブリック(志村さんは左から2番目)

そうしてそこで結成されたバンドが何度かのメンバーチェンジを経て今の3人を含む4人の体制になったのですが、その時点でオリジナルメンバーは志村さんのみ。あとのメンバーは東京で出会った人たちなのですね。志村さんはバンドのフロントであり、欠かすことのできない人物でした。それは殆どの曲を作詞作曲しているという意味だけに限ったことではなかったのです。だけど敢えて「フジファブリック」と名乗り続ける3人を僕は応援し続けたいのです。良くも悪くも志村正彦という‘天才’と戦い続けなければならないのですから...。その覚悟って凄いと思うんですよね。

・ツアーTシャツ買いました^^

ただ、志村さんがいなくなったことでフジファブリックというバンドからいわゆる「ダークサイド」のようなものは見られなくなり、逆にポップな一面が際立つようになったので、その点で困惑しているファンが少なからずいるのかもしれません。ですが僕はそれでいいんじゃないかな?と思います。たとえばピンクフロイドが、ロジャー・ウォーターズの脱退後、敢えて社会派路線を引き継いで、やや微妙なアルバムを完成させたのに比べれば、その方が少なくとも無理はないだろう...と。それに3人の中に志村さんは生きてるんです。富士吉田の路地裏を駆け回っていた野球少年、奥田民生に憧れてロックの道にを進んだ彼の姿はもうありませんが、少なくともそれを誰よりも見てきたであろう3人の戦友がこのバンドにいます。だとしたらフジファブリックはこれからもフジファブリックとして輝いていけるんじゃないかな?そんなふうに僕は考えています。そんなところですが本日はこれにて失礼します,ジベリ!

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