2013年5月31日金曜日

しばらくブルーリボンバッジを外します

2009年末より、僕は常日頃北朝鮮の拉致被害者を救う会のバッジであるブルーリボンバッジを着用していました。実際就活の際にもこれを付けていき、訳を聞かれたときには①拉致問題について考えようという(或いは忘れてはいけないという)意思表示と、②まだ‘あの戦争’は終わっていないという初心を忘れないため、つまり戒めの気持ちからであると説明してきました。勿論今でもその気持ちに変わりはありません。ではなぜタイトルのような決断に至ったのか、今日はそのことについてお話したいと思います。

1、「救う会」は「救い難い会」になっている(?)
拉致被害者を救う会のことを揶揄する言葉として、「巣食う会」というものがあります。指定暴力団である住吉会傘下の右翼団体・日本青年社との関係が過去に取り沙汰され、のちに新潟の支部が分裂に陥った騒動(2000年)を記憶されている方も少なくはないと思うのですが、この一件が端的に示すように、救う会はその本来の理念とは裏腹に、かなりキナ臭い人たちが多く関わるようになっているのも疑いようのない事実なのでした。(そしてその影響か、同団体の主張もさながら極右団体のような一面を見せることが少なくなくなっていたのです。)



かのチンピラ集団在特会も過去に拉致問題絡みのデモに参加しているようですが、「朝鮮人は東京湾に沈めろ」等お得意のヘイトスピーチを展開し、横田(めぐみ)さんの夫妻からも苦言を呈されているそうです。加えてブルーリボンを付けている著名人も、核武装論者の西村慎悟さんや先述の在特会代表のコ・ジョンスンもとい桜井誠を筆頭に偏った人達ばかりで結構前々から嫌気がさしていたところではあったんですよね。そこに来て‘あれ’ですよ...。


2、拉致被害者奪還というカード
今回の飯島訪朝は言うまでもなく拉致被害者奪還を目的としたものであり、それはつまるところ一種の選挙対策だというのは指摘するまでもないことだと思われます。つまり安倍政権は小泉政権時の拉致被害者奪還劇をもう一度やろうと考えているのです。TPPではアメリカ言いなりで安易に賛成へと転じ、一部では公約としていた原発廃炉も守られる気配は見えず、しかも肝いりのアベノミクスは早くも失速ムード...。ここで一発逆転を狙うとすれば、もうそのくらいのことしか考えられないのです。

・言わんこっちゃないw

勿論拉致被害者が帰国することは喜ばしいことであり、一刻も早い実現が求められるところではあるのですが、それが選挙対策ないし人気取りのために使われるのは不本意極まりありません。(尤も先日の飯島訪朝は少なくとも現在のところ北朝鮮にまんまとしてやられた感が否めず、一種の外交的敗北とも言える状況になりつつあるのですが...。)

3、ブルーリボンを平和と正義の象徴にする
ともあれ僕は必ず再びブルーリボンバッジを付ける日が来ると思ってます。国民連合が実現したら、そのときは胸を張ってまたあのバッジを付けたいと思っています。(そして、その日は意外に早く訪れるのではないかな?というのは希望的な観測である一方、少しは現実味のある見解だと考えています。)

あこがれの北朝鮮(タイマーズ)
http://www.youtube.com/watch?v=LeOpyWVPMr8

拉致問題は勿論のこと、北朝鮮という国があること自体が僕は日本にとって一端の責任があるところだと思っているので、これからも変わりなく拉致問題や北朝鮮という国については考えていきたいと思っていますし、それらの解決に向けた行動を模索していきたいと考えています。だから今回の「ブルーリボンバッジを外す」というのは、単にそこに集う人たちのイデオロギーないしあり方に嫌気が差したがゆえの決定であるということを最後にもう一度言ったところで本日は終わりにしたいと思います。大亜共栄のために尽力しましょう、ジベリ!

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