2013年12月12日木曜日

[悪法]秘密保護法[廃案しかない]

早いものでもう12月に入って1週間。昨年の今頃はもう選挙、選挙、選挙だったように思うのですが、その12.16の大規模な不正選挙を経てトリモロス安倍が首相になり、そしてそれ以来、元々まともじゃなかった国が一層おかしなことになりつつある..というのが今の我が国の状況です。

・流石にこれは失礼だ、ヒトラーにw

先々月ちらっとこの話をしたように思うのですが、まぁ案の定まともな審議がされることはなく「数の力」を以て稀代の悪法が衆院&参院で可決されてしまいました。それが秘密保護法案。このブログで初めてこれを取り上げたのは昨年の5~6月頃だったと記憶しています。有識者からはもちろんのこと、国連や更にはこの法律の発起人であったはずのアメリカからも「待った」の声が聞かれるようになったというこの法律について、今日はもう一度考えて見たいと思います。

・国外と比べてもこの法律は異常である

とにかく問題だらけのこの法律ですが、まぁ大きく言えばその問題というのは3つあるワケでして、まず第一には多くの方が懸念しているように、「秘密」に指定され得る領域が非常に広く、同時に曖昧であるということ。そして2つ目には、これは小沢さんが指摘しているところでもあるんですが、官僚の権限が非常に大きく、従来以上の官僚主導を招きかねないということ。そして3つ目には特定秘密にアクセスできる者(適合事業者)について、国籍条項が指定されていないということなんです。つまり、国民にはブロックされている情報が、たとえばグローバル企業を通して他国にはダダ漏れになるという事態が想定されるのです。思えばTPPもその実はグローバル企業のためのシステムと言うべきものであり、それを補完するのがこの法律ということなのかもしれません。(最近議論されている国家戦略特区なるものも、間違いなくそうした企業のためのものです。)



・これを与党の幹事長が平然と言っている現状


この法律を通して安倍政権が目指している国家像は、より鮮明になりました。もともと日本を北朝鮮のような国にしたいのだろうなとは思っていたのですが、それでは少し語弊が生じるかもしれません。より正確に言うのであれば、シンガポールと北朝鮮を足して2で割ったような感じでしょうか?グローバル大企業が支配する、1%の富裕層のために99%の人々が奴隷のような扱いを受ける、そんな国を安倍政権は目指していると考えられます。

・そもそもこういうことですw

ともあれ、そんなに危惧することもありませんよ。そもそもこの法律が効力を発揮するのは少なくとも2年後ですので、それまでに安倍政権に何かあれば廃案に出来ますし、もっと言えばこの法律でよしんば僕やリチャード・コシミズさんなんかを逮捕したとすれば、自動的にそうした人たちの言説に注目が集まることとなり、瞬く間に莫大な影響力を有してしまうのであり、そうしたことを考慮すると実際には殆ど機能しないんじゃないかと思うんですよね。すでにこの法律に萎縮してブログをやめようかなんて言っている同志の方もいらっしゃるみたいなんですが、そういうことなんでちょっと考え直してもらえないかな?と思う次第です。決して前途洋々とは言えぬ‘将来’にこの国が向かっているのは最早疑いようのないことですが、それに絶望していてはいけません。一人ひとりが自分に何ができるかを考え、課題解決の突破口を見出していく、そういう形を創ろうではないですか。時間はかかると思いますし難しいことではありますが、少なくとも不可能ではないはずです。そんなところですが本日はこれにて失礼します,ジベリ!

ー参考文献ー
・特定秘密保護法案の衆議院強行採決を受けて(生活の党)
・特定秘密保護法案の成立を急ぐ理由は「TPP」にあった?(元官僚が暴露)
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/11/27/23376/

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