2017年2月22日水曜日

【週刊コラム】一滴の朝露、映るセカイ【第12回】

・相変わらず迷惑メールが酷いの巻(撮影は昨晩)

「週刊コラム」なんて銘打っておきながら実は1ヶ月ぶりの更新だったりします。有り体に言えば忙しいのです。すみません...。加えて家の電気が付かなかったり写真のとおりで相変わらず迷惑メールが酷かったりあと自転車が壊されてたりと全く踏んだり蹴ったりな日々が続いているのですw ともあれ今回のテーマですよ。今回は最近ニュースで持ちっきりのあの人をきっかけとしてちょっと自分の過去なんかにも触れちゃいたいと思う次第なのです。


金正男に感じるシンパシーのようなもの
以前の週刊ニュースのときにも書いたように、僕は金正男という人物が個人的に好きだ。それは彼がまともな思想を持った人であるというのも勿論1つの理由なのだが、それ以前に僕はこの人物にある種のシンパシーのようなものを感じているからなのかもしれない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
父・金正日と私 金正男独占告白 [ 五味 洋治 ]
価格:756円(税込、送料無料) (2017/3/2時点)


うちの父方の実家は商売をしている。バブル期は羽振りも良く、祖父は年に一度は外国に旅行していたし、当時のカネ持ちの例外に漏れず車は勿論ベンツだった。経営が傾きだしたのがいつ頃からかは分からないが、気が付けば父親の休みは目に見えて減っていたし、子どもながらに不穏な空気を感じていた。



血縁的に言うと商売は僕が継ぐことになるのだろうが、勿論そんな気はない。羽振りが良くないからではない。そもそも僕はあの家に居場所がなかったのだ。まだ景気の良かった頃、商売の継承を巡って実家では喧嘩が絶えなかった。そしてどうも僕らはハブられていたようだった。子どもながらにそれが分かった。尤も祖父は僕に悪い感情はあまり無いようだし、将来についても「好きなことをすればいい」と何も強制されたことはないし、父親とはあまりそういう話をしない。精々周りがやいのやいのと言う程度なのだがこれがどうにも気分が悪い。どの面を下げてそういうことを言うのか今に分からない。


加えて言えば中学の時代はいじめに遭ったし、結局中高と僕に友達らしい友達は出来なかった。考えてみれば半ば居場所がないまま僕は京都へと飛び出したのである。とかくそういう意味で地元に碌な思い出はないし、ゆえに商売云々以前に僕はあそこに帰る気など更々無い。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
わが肌に魚まつわれり [ 室生犀星 ]
価格:972円(税込、送料無料) (2017/3/2時点)


では何も思うところがないかといえばそういう訳でもない。我儘だと思われるかもしれないが、決して地元や実家が嫌いなワケではない。金正男が時たま祖国や実家について発言していたのも、もしや同じような理由だったのではなだろうか。大凡自分の居場所があるとは思えない場所だが、それでも何処かに愛着のようなものもあるのだろう。室生犀星はかつて「故郷は遠くにありて思うもの」と歌ったがこの歌の意味が僕にはよく分かるし、おそらく金正男の琴線にも触れるのではないだろうか。室生犀星の歌はこう続く。

よしやうらぶれて異土の乞食となるとても帰るところにあるまじや

たとえ夢破れて落ちぶれたとしても故郷に帰ることなど出来ようもない。それは僕とて同じである。彼は死の間際、何を思ったのだろうか。故郷のことか居場所のない実家のことか...。故郷に帰れぬ者同士、一緒に飲み明かしてみたかったものだ。合掌。
---------------------------------------------

なーんてことを言いながら、一方ではまだ生存説にも望みを託してるんですけどね。というのも、ちょっと気になるニュースがあるのです。


まぁこれがホントだったとするとそれはそれでまた色々と考える必要があるんですけどね。でも腑に落ちないところが多すぎるのも事実ですし、生きていたらきっとまた何かやってくれるんじゃないかっていう期待もありますからね...。「死んだ」ことにしておいた方が動きやすいような状況もあるのかもしれませんし、まだ望みは捨てられませんよ。まぁ何れにせよ、僕は僕の戦いを戦い抜くのみです。まだまだうらぶれてなんていませんよ。寧ろここからが面白いところじゃないですか。今年は上洛10年目の節目の時。必ず一旗揚げて見せますよ!ま、そんなところですが、本日はこれにて失礼したいと思います。ジベリ!

0 件のコメント: