2018年5月2日水曜日

ゲームは1日1時間

・シアター前にて

ということで今日は昨日観てきた映画、「レディ・プレイヤー1」のレビューをお送りします。ホントは昨日書きたかったのですが、なんせ映画を見終わった時間が23時を過ぎた頃で、それから家に帰って食事をして...ということになったのでレビューどころではなかったのですw



監督は巨匠、スティーブン・スピルバーグ。ハリウッド映画にハマった中学時代以降、僕はこの人が大好きで、レンタルビデオ屋で昔のかなりコアな作品まで見てたりするくらいなんですが、なんか「ミュンヘン」あたりからあまり観なくなっちゃったんですよね。
事実、スピルバーグのかかわった作品でこの作品以前に見たものといえば10年前の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」くらいのもの。というか、考えてみたらそこから数年の間、殆どハリウッド映画を観てない時期があったんですよね。そこから数年、僕は映画館で何を見ていたかといえば東のエデンだったりONEPIECEだったり銀魂だったり...。いつの間にか映画館に見に行くものがアニメに取って変わられていたのですねw

・ビールとホットドッグで映画を楽しむの巻き

では今回は何故劇場に足を運んだのかというと、偶然テレビでこの映画の宣伝を見て何となく気になっていたからなんですね。しかもスケジュール的にも行けそうな感じだったので、思い切って劇場に足を運んだ次第です。映画も高いですからね。僕が映画館に行けるのはだいたいファーストデーの1日のみ。ここ数年はそんな感じでやってますw


この映画のテーマは最近話題のVR。舞台は今から27年後の世界。そこでは現実の問題解決を諦めた人類がVRに拠り所を求めるようになってしまい、世界中の老若男女がVRありきの人生を過ごしている...という何とも不穏な世界。そういう世界なのでゲーム会社の力(或いはそれを媒介するネットのプロバイダー会社)は凄まじく、国家権力すらも上回るような力を持っているのです。
まぁ現状でもいわゆるプラットフォーム企業(GoogleやAmazonなど)はある意味国家よりも多くの情報を保有していたりしますからね。たとえばGoogleのマップなんてあれは即座に軍事利用できるものですよね?しかもそこに膨大な個人情報も加わるのですから、それを悪用すれば何だって出来てしまうでしょう。
しかしながら、このあたりの恐ろしさってイマイチ理解されてないところが多いような気がします。スピルバーグ監督もなにか思うところありなのかもしれませんね・・・

で、ついでに言うと税金逃れのためにあらゆる方策をとっているワケですからその意味でも悪質です。プラットフォーム戦略ではやや遅れを取っている日本企業ではありますが、日本の大企業もべらぼうな額の税金逃れに手を染めているのです。で、経団連はさらなる法人税の値下げを求める一方で消費税は増税を提言。やっぱもうこの国腐ってますよ。

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この映画で暗躍(?)する企業のIOIは実はゲームを作った会社ではなく、ネットプロバイダー企業なんですね。(あれ?まんまグーグルじゃねw?)今やリアルの世界よりも人の拠り所になっているVRの世界の支配を彼らは目論むのですが、どうも上手く行かない。そんな矢先にゲーム大好きマンの主人公が長らく誰もクリアできなかったゲームのクリアに成功するのです。スピルバーグ作品はオタクが主人公になるケースが多いですねw

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だけどそれもそのはず。考えてみたらスピルバーグ自身が幼少期からの映画オタクですもの...。あと今でこそスピルバーグといえば超大作の代名詞ですが、もともとはB級映画の出身なんですよね。今回の映画では序盤にド迫力のカーチェイスシーンが登場しますが、これだってデビュー作の「激突!」のセルフカバーですもんね。


その他にも主人公の乗り物がデロリアンだったり、件のカーチェイスシーンにはティラノサウルスが出てきたりと、セルフカバーとも言うべきものが多く出てくるのですが、その他にもオマージュが山ほど出てきます。中にはあの名作を?みたいなのがキャラを変えて出てきたりして、映画ファンであればあるほどニヤニヤしてしまうそんな映画に仕上がっています。

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あとこの映画には日本がいろんな形で登場します。主人公の仲間の1人(実は原作では2人)が日本人だったり、あとはあのキャラの登場ですね。因みになぜかウルトラマン仕様なのは、元々原作ではウルトラマンだったのを権利上の都合で変更になったからの模様。(欲を言えば折角ガンダム出すんだったら「たかがメインカメラをやられただけだ!」のくだりをやってもらいたかったところではありますがw)あと某仕事を選ばない銭ゲバ猫キャラも登場するらしいのですが、残念ながら僕は見つけられませんでしたw

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ちなみにタイトルはゲーム名人としてその名を馳せた高橋名人の名言。昔銀魂のタイトルにもなってましたね。実はこの言葉には続きがあるようなのですが、続きはこちらをご覧下さい。なんでまたこのタイトルを選んだのかというと、それは映画の最後に関係しています。


ネタバレになるので詳しくは書きませんが、それは仮想世界(オアシス)の運営権を獲得した主人公が定めたある決まりごとに関係しています。まぁ要するに「現実だけがリアル」ってことですね。銀魂でもさっちゃんが言ってましたもんね。「本当に現実を生きたいなら現実と戦いなさいよ自分で運命を切り開いて自分で現実を作り出しなさいよ!!それが本当の意味で生きるってことでしょ」って。似たようなセリフがこの映画でも登場します。あとこれは単なる予想ですけど、多分スピルバーグ監督は「サマーウォーズ」を観てるなとw それにしてもホントに面白い映画でした。こういう超大作モノは劇場で見ると魅力も倍増して感じますしね^^ ということで、まだ来月やっているようだったらまた観に行きたいなと。そんなところではありますが、本日はこれにて失礼します。ジベリ!

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