2010年7月17日土曜日

祇園祭(2年目)

                ・御池通へと進んできた山鉾

               ・京都市役所(左手後方)と山鉾と夏の空...


今日は去年に引き続き、二度目の山鉾巡行の観覧に行ってました。
相変わらず人が多く、そしてアホみたいに暑かったです^^;

           ・宵山では山鉾が提灯でデコレートされたのが置いてます


これは宵山という山鉾巡行の3日目から3夜連続で行われる前夜祭的なイベントの模様なのですが、まぁ,夜店が出てる以外,特にこれといって面白いものはありません。僕は2日目の15日,買い物ついでに観てきたんですが、まぁ,そんな印象ですね。


     ・聖書の1シーン(イサクに水を供するリベカ)が描かれている山鉾


祇園祭の由来はユダヤ教の式典であるというのはちょっとした有名な話ですが、その真偽はさておき、その根拠は探せば探すほどあるんですね。まず行われる今日,7月17日は、山鉾巡行のノアの箱舟アララト山の頂上に漂流し、神の救いを確認した日であり、かつてイスラエルではこの日の前後3週間に渡り「シオン祭り」という祭典が催されていました。(面白いコトに、祇園とシオン,言葉の響きも似てますねw)一方の祇園祭は、7月中1ヶ月に及んで開催されているのであり、まず時期的に一致してるんです。


  ・山鉾には何故かイェルサレムやエジプトを想わせる絵が描かれている


そして,もう一つのファクターが、山鉾の絵柄なんですね。御覧の通り、描かれているのは明らかに日本では無く、ユダヤ教発祥の地である中東世界,そして極め付けが聖書の1シーン...。ここまで来ると、最早,偶然と呼ぶ方が不自然です。これを根拠に日ユ同祖論にまで跳躍させるつもりもありませんが、我々のルーツに思いを馳せてみるというのも一つの風流かもしれません。


  ・蟷螂(とうろう)山はカマキリのからくり人形が付いた愉快な山鉾です^^

               ・これは船鉾,文字通り「船」である。


山鉾には、先述したような大きなものから、こういった小~中型のものまで色々とあるんですね。1枚目の写真は蟷螂山というやつで、文字通り屋根の上にカマキリの人形が付いてて、しかもそれが動く...というユニークな仕掛け付きです。日本の技術力,ここにあり。これがクールジャパンの力ですw!

                   ・山鉾を氷で作ってみた


「技術力」と云えばもう一点,これはホテルオークラ制作の氷でできた山鉾。細かいところまでよく出来ていました。氷だけに、2つの意味でクールジャパンしてます。(難点はすぐに溶けだしてしまうところでしょうか...^^;)

              ・鴨川の河川敷をスタスタと歩いて行く...
   
              ・ネコも川辺で涼みたくなるほど古都の夏は暑い...。


その後,下鴨デルタという場所に行くべく鴨川の河川敷をしばらく歩きます。なぜそこに行きたかったかというと、またしても「四畳半神話大系」絡みです。樋口師匠が「マルになれるなら」を弾き語りしていたほか、作中に度々登場する聖地のような位置付けなんですね,ハイ。


   ・下賀茂デルタと賀茂大橋は、ともに「四畳半神話大系」の聖地である

言わずもがなデルタというのはいわゆる三角州のコトです。どうでもいいですけど「デルタ」ってなんか言葉の響き的に強そうですよね。「秘密要塞・デルタ」...,やっぱり忘れて下さい(笑)

        ・ハンバーグ&ハイネケンビールセット(1070円だったと思う)


昼食は京都市市役所近くにあるVery Berryというアメリカンなお店にて...。ホントはtimepiece cafeに行こうと思ってたんですが、なんか面白そうな店だったので今回はここで(笑)

    ・庭園の「鹿威し」(よく見るとボートのようなものが浮いている...。)


町屋風の建物なんですが、店内は思いっきりアメリカンです。ただ,如何せん町屋風なので、ところどころ和風です。上の写真は庭園なんですが、よくよく見るとおかしなものが幾つかあります。どうやらここのコンセプトは、アメリカ人から見た日本」なんだそうな...。成程,それで全て納得です。しかし、日が傾く前から酒を煽るというのはいい気分ですね。まぁ祭りの日なんで、それもありでしょう。っていうかこれも修行です。(←なんだその解釈はw) 
 
で,その後、帰宅の途に着いたのですが、家に帰ると案の定,ベッド直行便で、その後,起きたのは20時前,帰宅はたしか16時だったと思うので、実に4時間寝ていたことになりますね,ハイ。そしてこの記事を書いている次第なんですが、今日は「マヨブラジオ」を観るので遅くまで起きてる予定です。ってなワケで、今日はこれにて失礼させて頂きます,ジベリ

2 件のコメント:

S.S. さんのコメント...

実は最近、ユダヤ史と古代オリエント史、古代ギリシア史、古代ローマ史にいまハマってるんですよ。
古代オリエント文明とギリシャ文明の融合したヘレニズムが仏教に影響を与えて仏像が作られるようになったとか。
だから、この祇園の話はすごく興味深いです。
日ユ同祖論はさすがに行き過ぎだとは思いますが、何らかのかかわりはあったんでしょうね……
しかしよく出来てますよね、山鉾
一度見に行ってみたいもんですね。
熱中症にならない程度にw

天王寺センイチ さんのコメント...

>S.Sさん

歴史は勉強すると面白いですよね^^

ヘレニズム文化の影響を受けて発達した「ガンダーラ美術」の下では妙にイケメンな仏像が作られたり、日本で言うと法隆寺の回廊にエンタシスというギリシャ風の柱があったり...と。


あと実際,調べてみるとユダヤと日本との繋がりを示すものは祇園祭以外にもたくさんあるようで、諏訪大社や稲荷神社,八坂神社などにもその影響があるとか、これは最早,オカルトの領域になりますが、失われたアークは実は日本(四国)にあるとかwww


山鉾巡行は毎年7月17日開催なんで、来年は日曜日ですが、平日開催の方が確率的には多いのが現状です^^;

まぁ,そして暑いですが、一見の価値はありますので機会があれば是非!