ストーリーはループ形式(?)になっていて、毎回最後に主人公が「こんな大学生活イヤだ!」といって時間が巻き戻り、そして次回は他のサークルに入る...という展開の繰り返しなんですが、最終的に下宿先の四畳半に引き籠ってしまい、どういうワケかそこから出られなくなる...,というトンデモな展開なんです。最終的にはそれまで「およそ褒めるべきところが一つもない」とまで揶揄していた腐れ縁の悪友,小津が、よくよく考えると自分の親友であった,ということや、恵まれていないと思っていた自分のキャンバスライフが、とても楽しいものであった,ということに気付いたところで、部屋からの脱出に成功し、その後の大学生活を送っていく...というところで幕を閉じます。
・個性的な登場人物(左から:羽貫さん,樋口師匠,明石さん,私,小津,城ヶ崎)個人的には第8話で樋口師匠が主人公に言っていた、「バラ色のキャンパスライフなど存在せんのだ。なぜなら世の中はバラ色ではない。実に雑多な色をしているからねぇ」という台詞が印象的でした。無いものばかりに目を取られて、あるものの価値に気付けない。そして求め続けるんだけど、満足することは無い...。人間の真理を突いた辛辣なテーマが内包されている作品なのですね,ハイ。
これから大学に行く方も、今まさに大学生活を送っている方も、そして,もう大学を卒業した方も、一見の価値ある作品だと思います。あと,京都が舞台(もっと云えば京都大学w)なので、京都で大学生活を送っている僕としては、なんか嬉しくなる内容なのでした。(尤も僕は京大生ではないのだがorz)
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