2010年7月8日木曜日

僕なりの愛ですよw

ノイタミナ枠で、放送していたアニメ,「四畳半神話大系」が、つい先日,最終回を迎えました。この時間帯,実は1年前にあの「東のエデン」が放送していた枠なんですね。因みに今日のタイトルである「僕なりの愛ですよ」は、劇中に登場する主人公の友達,小津の名(?)台詞ですw



                ・四畳半神話大系は、小説が原作です。



主人公である「私」(名前不明)の大学生活が、サークル選びによってどのように変わっていくのか?ということに視点を置いたストーリーで、エデンと比べると、ダイナミックではないし、エンターテイメント性に欠ける感もあるんですが、原作が森見登美彦さんということもあって、ストーリーが進むにつれて結構,じわじわ来ます。(まぁ,詳しくはこちらをご覧くださいw)




              ・ヒロインの明石さん(下鴨納涼古本市にて)


ストーリーはループ形式(?)になっていて、毎回最後に主人公が「こんな大学生活イヤだ!」といって時間が巻き戻り、そして次回は他のサークルに入る...という展開の繰り返しなんですが、最終的に下宿先の四畳半に引き籠ってしまい、どういうワケかそこから出られなくなる...,というトンデモな展開なんです。最終的にはそれまで「およそ褒めるべきところが一つもない」とまで揶揄していた腐れ縁の悪友,小津が、よくよく考えると自分の親友であった,ということや、恵まれていないと思っていた自分のキャンバスライフが、とても楽しいものであった,ということに気付いたところで、部屋からの脱出に成功し、その後の大学生活を送っていく...というところで幕を閉じます。

・個性的な登場人物(左から:羽貫さん,樋口師匠,明石さん,私,小津,城ヶ崎)




個人的には第8話で樋口師匠が主人公に言っていた、「バラ色のキャンパスライフなど存在せんのだ。なぜなら世の中はバラ色ではない。実に雑多な色をしているからねぇ」という台詞が印象的でした。無いものばかりに目を取られて、あるものの価値に気付けない。そして求め続けるんだけど、満足することは無い...。人間の真理を突いた辛辣なテーマが内包されている作品なのですね,ハイ。



これから大学に行く方も、今まさに大学生活を送っている方も、そして,もう大学を卒業した方も、一見の価値ある作品だと思います。あと,京都が舞台(もっと云えば京都大学w)なので、京都で大学生活を送っている僕としては、なんか嬉しくなる内容なのでした。(尤も僕は京大生ではないのだがorz)



そして次回からこの時間帯はもやしもん(実写版)を放送する模様...。予告編観ましたが、これも面白そうです。そういえばこの主演の俳優さん,中村優一っていう人なんですね。パッと見で生田斗真さんだと思い込んでました(笑)

 

良いアニメがまた一つ終わってしまい、ちょっと寂しいところではあるんですが、大満足の最終回でした。恐らく2010年上半期No.1のアニメです。DVD&ブルーレイも出るようなので、気になった方は是非ともチェックしてみて下さい。では今日はこの辺で失礼します,ジベリ!






ーおまけー


・OP(曲:アジカンの「迷子犬と雨のビート」

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