2017年11月1日水曜日

「アメリカをハメた男」か「アメリカにハメられた男」か...

・話題作を観てきました^^

今日は残業を少し早めに切り上げて映画館に向かいました。当初の予定では彼女と一緒に岩合光昭さんのネコ歩きの劇場版を観に行く手はずだったのですが、彼女の方のスケジュールがちょっと変わってしまったことから急遽予定を変更。僕はおひとり様で映画を観に行くこととなったのです。
観てきたのは「バリー・シール」という映画。我らがあいみょんさんも観に行ったという話題作であります。これは実在したCIAエージェントの半生を描いた映画で主演はおそらく世界で一番パイロット役が似合う男、トム・クルーズ。なんと撮影では実際にトム・クルーズが飛行機を操縦する場面もあったそうですからホントにこの人は凄いなと...


バリーシールは飛行機操縦の技量を買われてCIAエージェントにスカウトされたパイロット。それが南米ゲリラと接触するうちに麻薬の運び人となり、アメリカに大量の薬物を流通させた...という嘘みたいなホントの話。まぁ話の顛末を見るに、ハメたというよりはハメられたという感じも否めないのですが、良くも悪くもアメリカが一番ぶっ飛んでた時期の話なんだろうなと。


そもそもCIAと麻薬は切っても切り離せない関係にあります。(まぁこのブログを読んでいる人なら「何を今更w」な話だとは思うのですが...。)特にこの当時の大統領であり、元CIA長官のパパブッシュは麻薬と密接な関係のある人物ですし、ついでに言うとムッスコもコカイン大好きマンだと言われてますからね。


要するに麻薬というのはCIAの資金源でもあるワケで、このあたりの構図は奇っ怪なことに関東軍とアヘンの関係と似ています。(何故かは分かりませんが似ているのです。)それにしてもこの映画、トランプ政権の誕生を予期してなかったように思うのですがどうでしょう。



もっと言えばヒラリー政権の発足を想定していたような作りに感じたんですよね。ちなみに旦那のビル・クリントンは実名で映画に登場します。当時アーカンソー州の知事だったビルは捕縛されたバリー・シールに「とある密命」を与えるのですが...



ま、その先の話は完全なるネタバレになりますから割愛しますが、この映画を見て思ったのは、やっぱりどんな悪事も実際に現場で遂行する人ってホントに普通の人なんだなということですかね。バリーシールは別段冷徹な知能犯でもなければ、根っからの悪人でもありません。どころか家族思いで気さくな人にも感じます。(事実運び屋業に手を出したのも家族にいい生活をさせるためみたいな感じでしたからね...。)まぁその行動によってアメリカ国内には麻薬が蔓延し、南米ではならず者が大儲けしていたのですからやはり許されたものではないのですけど、おそらく大方の悪事というのはそうやって遂行されているのでしょう。そう考えるとやるせない話でもあります。




あと時事ネタ的に言うとノリエガ絡みで池田大作もチラッとでも出てくるかな?と思ったのですが、蓋を開けてみれば登場はナシ。といった具合にスキャンダラスな内容とは裏腹に時事モノとしてはちょっと弱い部分もあったり...

・ビールとホットドッグでノリノリの映画鑑賞を楽しみました^^

まぁ時事ネタを知っておくとより楽しめるのは間違いないのですが、一方でハリウッドの王道的な作品でもありますので予備知識ゼロからでも勿論楽しめます。なんてったってトム・クルーズですからね。(ま、結末がアレなのでスカっと感はありませんけどw)




そう言えばアメリカでは映画鑑賞も賑やかなんですってね。まるで目の前でショーが行われているかのように歓声を上げたり拍手を送ったりすることも珍しくはないそうですよ。ま、僕にはそんなことは出来ませんが、気分だけでもアメリカ人っぽく盛り上がろうということで、今日はビールを飲みながらホットドッグを頬張りつつ映画を楽しんできました。

・仕事終わりの晩酌タイム

あ、そうそう。映画が始まるまでの空き時間でまた浅野酒店に立ち寄ってきました。ここに来れば京都のお酒は勿論のこと、日本全国のこだわりの酒蔵のお酒を楽しめるのです。今日は僕が好きな司牡丹酒造さんとこの船中八策のひやおろしを頂いてきましたよ。

・近鉄東寺駅近くの歩道橋より

ともあれ映画鑑賞後は真っ暗。ショッピングモールも大方閉店モード。どこかでまた呑んで帰ってもよかったのですが、気分的にちょっと外呑みしたい感じでもなかったので真っ直ぐ帰ることに...。明日は一応休みではあるのですが、家の用事をすることになりそうです。そんなところではありますが、本日はこれにて失礼します。今月も楽しく行きましょう、ジベリってことで。

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