2018年3月15日木曜日

【第3回】センイチさんのツンドク道場【コピペ】


昨今は朝活なるものは朝活なるものが流行っているようですが、今回はツンドク道場を朝にやってみるという試みをば...。

・今回の3冊はこれだ!!

そして今回もう1つ特徴的なのが、ご覧のとおり3冊中2冊が雑誌だということ。しかも1つは漫画。漫画を含めるのはどうなのかという意見もあるかもしれませんが、僕自身は漫画もれっきとした1つの本だと思っていますので、今後も漫画は含めることにします、ハイ。



ちなみにタイトルはグドモの楽曲タイトルから。朝開催ということでBGMとしてグドモのアルバムを流していたのですw



1冊目は別冊ヤングチャンピオンの4月号。読んだ漫画は「信長を殺した男」という歴史漫画であります。作者は藤堂裕さんという方で、それに加えて明智憲三郎さんという歴史研究家の方が原案として加わっているのですが、そうなんですこの人明智光秀の子孫とされる方なんですよ。



裏切り者の代名詞のように言われ、基本的に良いイメージが持たれない明智光秀という人物。僕がこの人や本能寺の変に関して思うところありだというのは過去にも言ってきたことではあるのですが、そういう意味でもこの漫画は気になっていたのです。


今回のストーリー、場面は1581年に信長が行ったとされる京都御馬揃えから。ときの天皇陛下もご覧になられたという空前絶後のパレード。柴田勝家や丹羽長秀も参加したというこの一大行事をプロデュースした人物こそが明智光秀だったのです。因みにこのイベントに実は不参加だったのが羽柴秀吉と徳川家康。秀吉は中国攻めの最中でしたし、家康は武田軍と対峙している最中でした。漫画では各々思うところありの両者も登場します。その後場面は安土城での宣教師との談話に。信長はイエズス会との連合軍で中国に攻め入ろうとしていたというのです。これ一見すると荒唐無稽に思えるんですけど、結構そう考えると色々合点がいく部分もあるんですよね。


結果的に言うと「唐入り」は秀吉によって実行されることになります。一般的には朝鮮出兵と言われてるんですが、これは実像を捉えた表現ではないんですよね。秀吉は信長と違ってキリスト教を追放する方針でした。そのため信長が描いていたイエズス会との連合軍構想は当然ながら実現しません。代わりに秀吉は李氏朝鮮との連合で明を攻撃しようと提案したのですが拒否られることとなり、最終的には秀吉ジャパンvs明・朝鮮連合軍という構図になったのでした。

※三成は唐入りに反対だったようです

では信長にしても秀吉にしても何のために唐入りをしようとしていたのかというと、報奨として与える領土が無くなったからだと言われています...が、個人的には特に秀吉に関して言うと裁兵の意味合いもあったんじゃないかな?と思っています。(あ、でもそれだったら主力に恩顧の武将は入れないか。)後継者問題でも晩節を大いに汚した秀吉ですが、朝鮮出兵も大きな禍根を残す失策だったなと思います。結局このときのいざこざが関ヶ原の引き金の一つになった訳ですからね...


その後場面は安土城のライトアップイベント(←史実なんだって。ノッブのセンスェ...)とそれに驚嘆する宣教師へと移り、更に女房衆であり光秀の義妹であるツマキが死んだという報を受けるところで話は終わります。一説によるとこのツマキの死が光秀と信長の関係に亀裂を生じさせた...と言われており、ついでに言うと彼女の死因が詳しく分かっていないことも様々な憶測を呼んでいるようです。



この漫画は前後も含めて気になるので今度改めて単行本を読んでみたいと思います。(ノッブ絡みで言うとドリフターズも気になるな...)ともあれ2冊目は週プレですよ。読んだのは「種子法廃止で日本のお米が食えなくなる!!」というコーナー。週プレは結構面白い特集組むんですよね。種子法廃止についてはその重大性が殆どメディアで報じられずにいるのですが、週プレはなんとこれを2週に渡って取り上げるようです。
種子法というのは1952年に制定された主要農作物種子法の略称であり、これが来月廃止されることの危険性について先週号(および今週号)の週プレは論じているのであります。
そもそも種子法廃止はその重大性にもかかわらずトントン拍子で廃止が決まりました。議論が始まったのは2016年の9月で、翌年の4月には廃止が決まったようですから半年少々で決まったことになります。決める方も決める方ですが野党は一体何をしてたのでしょう。僕が知っている限りでは自由党くらいしかこの危険性を主張していたところが無い気がするんですがね...



そもそもこの法律の廃止はTPPありきで進められていたもののようであり、「背後には大手外国資本(モンサンドかな?)からの要求があった」ということも本誌には書かれています。これによってもしもモンサンドなどの外国資本の参入が進めば日本の「食」は外国籍企業に左右されかねない事態となりますし、それは食糧安全保障の危機を意味します。




今週号も4日前に発売になってますね。週刊誌はイロモノとして扱われることも多いですが、僕はその辺の既存媒体よりか骨があるとすら思ってますからね。(僕の大好きな日刊ゲンダイも謳い文句は「毎日読める週刊誌」ですしw)ともあれ本日の3冊目に行ってみましょう。オプエドでもお馴染みの上杉隆さんの著書、「新聞・テレビはなぜ平気で嘘をつくのか」という本。今回読んだのはその冒頭部、3~25ページです。




最近何故だか枝野さん批判に躍起になっていたりしてちょっと残念なところもある上杉さんですが、ジャーナリストとしては尊敬する人に変わりありませんし、今のこともなにか思うところあってのことだろうと思うようにはしています。冒頭部ではジャーナリスト休業宣言(2011年12月末)の真意について語っています。何でも上杉さんは「いまこの国で「ジャーナリスト」と呼ばれている記者クラブメディアの記者たちと一線を引くため」にそうした旨の宣言をしたそうなのです。真実を知っているのに知らないふりをし、嘘を重ねるメディアに嫌気が差した上杉さん。やはりターニングポイントは3.11だったようです。


印象的だったのは坂口安吾さんの「生きよ、堕ちよ」という文言を引用していたことでしょうか。「この国はもう1度悲劇を経験しなければならない」と言っていたのは白井聡さんでしたが、もしかすると同じような心境なのかもしれません。悲しいですがこの国は「崩壊」します。でもいいんです。そこからまた「再生」するのですから。ショック療法的であり副作用もあるかもしれませんが、そうしないと多くの問題はもはや解決のしようがないのです。


あと今回読んだところで衝撃的だったのは各新聞社の報道内容が似通ったものになる原因である記者たちの「メモ」について。何でもそのメモが多ければ多いほど優秀な記者と多くの報道機関では判断されるようであり、それが出世にも繋がるというのですから「うーん、この」状態なのは言うまでもないでしょう。だいたい会見なんてボイレコ持っていくのが基本ですし、メモは最小限に留めるのが賢明に決まっています。大切なのは何を質問するか?どう畳み掛けるか?の方だと思うんですけどね...


ちなみに今回の一品は先週北浜レトロで買って帰ったジンジャーショートブレッドでした。紅茶にはハチミツを入れて花粉症対策はしておきましたが、果たしてどこまで効果があるのやら...


ちなみに今日は午後から清水寺に行きます。222年ぶりの公開となる秘仏を見てくるのです。でもその前に一旦水汲みに行ってくることとします。滅多にない丸1日の休みなんでやることが盛り沢山なのですよw そういうワケですので一旦ここで失礼したいと思います。ハヴァナイスデー!

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