2008年7月27日日曜日

京都国立博物館へ!

               (噴水と京都国立博物館の本館)


昨日は、ちょっと時間が空いてたので、近くにある京都国立博物館に行ってきました。写真に写っている本館は、普段は公開されていないらしく、昨日は入れませんでした。
 
 でも,さすがは国立博物館です。平常展示館にもかなり貴重なものがたくさん置かれていました。(普通に国宝とか重要文化財とかがあるくらいですからね...)中でも仏像や仏典は、かなり様々なものが陳列されていました。仏像といえば、僕はどういう訳か仏像を見てると妙に落ち着くんですよね。(安心するというか何と言うのか・・・。やはり僕は仏教徒なのだなと実感します。)仏像って時代とか場所とかによってかなり違うんですよ。例えばガンダーラ美術の影響を受けたクシャーン朝カニシカ王時代の仏像(つまり、初期の仏像)は、なんか顔立ちが妙に端正で、ちょっと面白かったりします。それに偏に仏像といっても、様々な形態があるので、そういうのも興味深いです。
 
 あと,陶器関係のラインナップも秀逸でした。恐らく億単位の値が付いているであろう,中国(磁州など)の白磁や青磁もありましたし、日本のものでも伊万里焼をはじめとして、様々なものが陳列されてました。小特集として、京焼(京都の窯元<奥田頴川〔えいせん〕や野々村仁清〔にんせい〕,仁阿弥道八〔にんあみどうはち〕など>による製作品)を集めたコーナーもありました。京焼は絵付けが本当に綺麗で、あと,それぞれの作者の「色」が強く出ているように思いました。

 更に面白かったのが、特集陳列として企画されていた、坂本竜馬のコーナーでした。四国出身であることも相俟ってか、僕もかなりの竜馬ファンなので、これは嬉しかったですね。坂本竜馬は国内は勿論,国外にも根強いファンを持つ人物で、僕の尊敬する革命家である、エルネスト・ゲバラ(通称,チェ・ゲバラも、竜馬ファンだったと言いますからね。何にせよ,彼の広く世界を見ようとする「目」や、その底知れない行動力は、本当に関心に値します。このコーナーでは、そんな彼の愛用していた刀などが置かれていたほか、妻や家族などに向けて書かれた手紙など、ちょっと微笑ましい一品まで展示されてました。(恐らく本人は天国で恥ずかしく思っているとは思いますが。まさか自分の書いた手紙が博物館に飾られるとは誰も思いませんからね<笑>)あと凄かったのは、彼が暗殺された近江屋の屏風ですね。血痕が残っていて、ちょっと鬼気迫るものを覚えました。(無念だったろうなぁ,竜馬先生も中岡慎太郎も・・・。)因みに近江屋は、今の四条河原町にあったのですが、今は旅行代理店が建っていて、石碑だけが残されてます。

あと,ここは庭園も綺麗です。しかも結構広いので、庭園だけ見てても、かなり時間がつぶれると思いますね。そして平常展示も、相当,数があります。正直,僕も今回は全部見切れてませんから。なので多分,また行くことになると思います。大学の学生証を持っていけばタダで入れるそうですし。因みに言えば、昨日は第4土曜日だったので入場無料でした。(ここの平常展示は第二・四土曜は一律無料とか)皆さんも,機会があれば行ってみて下さい。結構楽しいと思いますよ。では,今日はこの辺で。ジベリ!(追伸・27時間テレビが面白くて、ほぼずっと見てます。あと少しで終わりですけど。)

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