2009年1月18日日曜日

国際党つうしん・新年号

日本国際党は、前年の七月,日本国における社会民主主義の完成と、国際協調・連帯への大きな指針としての中央無き中枢機関,世界政府の樹立などを目的として結党されました。今回はそんな我が党の、今年度の活動路線を示したいと思います。


<2009年度日本国際党活動方針>


・はじめに

前年は、「市場原理主義の崩壊元年」とでも後年には称されるであろう、大きな節目の年だったのではないでしょうか?「新自由主義」という資本主義の最悪の形態である、あの最低の詐欺師の化けの皮が剥がれ始めた年だったのではないでしょうか?だから、今こそ社会の旋風を背に、「革命」の帆を広げ、突き進むべきではないか,と僕は考えています。

 第一に日本国際党は、「資本主義の枠内での改革」を考えています。そもそも、国際党が目指しているのはあくまで「社会民主主義」であり、議会からの「改革」であります。要するに旧来の社会主義モデルとされた「プロレタリア独裁」という路線には明確な「No」を示しているので、その点を留意してお聞き下さい。


1、国家の主権を確立せよ!

日本には「3つの悪」があります。まずアメリカ,次に特定アジア(中国・韓国・北朝鮮),そして市場原理主義という姿なき悪です。これらを総称して、「日本国の腫瘍」とでも呼ぶこととしましょう。国際党は、これを打破するために作られたと言っても過言ではないのです。今,この国はアメリカに指示され、特定アジアに煽られ、そして半ば特権階級化された資本家や似非宗教家に媚び諂う,という、まさに内憂外患といった状態にあります。そんな政府には「No!」を突きつけるべきではないでしょうか?何も僕は、「戦争をやれ!」と言っているのではありません。ただ、国家間の関係を対等なものにせよ,と言っているのです。信念を持って、責任ある自己主張ないし行動のできる国家を目指しましょう。それが、真の意味での「独立国」というものです。



2、労働問題 ~連帯と闘争~

さて,今日の大不況の影響もあり、わが国の労働問題は大きな暗礁に乗り上げています。相次ぐ大規模のリストラ,派遣切り,あるいは内定の取り消し...。こうした現状にも関わらず、日本経団連は2009年春闘での経営側の交渉指針を示す「経営労働政策委員会(経労委)報告」において雇用問題を、努力目標としか捉えていません。人の本性というものは、やはりこういう時に発揮されるものです。「労働者は生かさず殺さず、われわれの利益のために働かせるのだ。」,それが大方の資本家の本音なのでしょう。彼らには労働者の痛切な悲鳴が聞こえないのでしょうか?なぜ聞こうとしないのでしょうか?彼らは今こそ悔い改め、労働者との話し合いに応じ、問題の改善に向けて協調関係を築いていくべきでしょう。もし応じないのであれば、彼らは血の雨を見ることとなり、苦しみの果て,今際の際で遅すぎる懺悔をすることとなるでしょう。

 個人の力というものは、小さく弱いものかもしれません。しかし、それらが連帯を組んで闘争に挑んだとすれば、それは国や社会を動かせる大きな力となるのです。歴史は「今」を生きる我々によってのみ作られるのです。日本国際党は永世一貫して、こうした労働者,或いは人民の権利獲得のための闘争を支持連帯するとともに、共闘していくことを、ここに誓います。


3、求められる「刷新」

こうした状況下,党派を超えた連帯が組まれることが、求められているのではないでしょうか?新自由主義路線を貫いてきた保守勢力には元より、左派勢力にも求められている「変化」はあります。一定の刷新,路線の再確認,そして何よりも各々の強い連携が。グローバリゼーションの拡大に伴って、現在,世界では様々な問題が深刻化しています。そうしたものに立ち向かうためにも、それは必要にして不可欠なものとなるでしょう。資本主義の枠内においても、行うべき改革は少なくありません。その一つが、国家の枠組みを超えた「市場経済への一定の規制の構築」でしょう。また,途上国と先進国など、立場の違う者同士が、対等に議論のできる環境を設けることも求められます。そして,人権問題などで迫害に苦しむ人々を救済し、同時に迫害する者に鉄槌を加える,という国際社会を作り上げていくことが求められるのではないでしょうか。僕は、そうしたものの実現の為にこそ、「世界政府の樹立」が不可欠であると考えています。



+補足:イスラエルへの非難声明

遅れ馳せながら、これを最後に述べて今日は終わりににしたいと思います。いかなる理由があったにせよ、今回のイスラエル政府によるパレスチナ攻撃は、正当化されるものではありません。決してアラブ側やハマスの姿勢を完全支持するということではありませんが、僕はそもそも「シオニズム」という身勝手極まりない思想を支持することはできません。また,自らの利権追及のために、こうした問題を生み出した、イギリスをはじめとする欧米諸国にも、果たすべき責任があるのは明白でしょう。


日本国際党の目指す「世界平和」や「万民の幸福」の実現というものは、極めて困難なものです。誰もがそれを願いつつも、その実現は「不可能だ」と思う人が大半であり、増してやそれを本気で目指す人間は、ただの大馬鹿者に過ぎないのかもしれません。しかし、それでも尚,それらを目指し、そのために戦うことができるとすれば、例えその果てにあるものが自らの「死」であったとしても、僕はそれを何ら不幸なことだとは思いません。むしろ幸福に感じるでしょう。また,同じ信念を抱く同志を得られれば、それは果てしなく幸福なことでしょう。理想主義者で結構です。それに向かって本気で突き進む「覚悟」があるのならば。入党条件はそれに尽きます。

(*語弊を招かないために言っておきますが、国際党の云う所の「闘争」というものは、何も武力行使や実力行使をさしているものはありません。僕が主張しているのは、あくまで「対話での闘争」です。)

またいつに無く長い記事になってますが、今日はこの辺で,ジベリ!

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