2010年12月8日水曜日

パレスチナ問題など...

パレスチナ問題に関して、いいニュースと悪いニュースを一つずつ...。(こういうとき僕は性格上,悪いほうから話しますw)

・アメリカ、イスラエル説得を断念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101208-00000035-jij-int

アメリカはイスラエルのガザ侵攻を事実上,黙認する...というコトです,ハイ。まぁ,こうなるんじゃないのかとは思ってましたので特に驚きはしませんが、強いて言えば呆れてます。(今更ですが、オバマってノーベル平和賞貰う価値あったんでしょうかね?)

そしてもう一つはいいニュース。2か月前の記事無印良品がイスラエル出展を計画している...という話をしていたと思うんですが、どうやら計画を撤回してくれたようです。反対の声を広めてくれた皆さんとともに、無印良品経営陣の英断をここに讃えたいと思います。

・無印良品HP
http://ryohin-keikaku.jp/news/2010_1201.html

・無印良品,イスラエル出店を撤回
http://news.nifty.com/cs/item/detail/chikyu-20101202-5303/1.htm

行動を起こせば変えられる,今回の件はそれを象徴するものだったのではないでしょうか?国や政府は企業ほど簡単には動かないかもしれませんが、グローバル化の進んだ現在です。国家とて国際世論が大きくなれば、それを無視するワケにもいかなくなるでしょう。行動を起こさなければ、変えられるものも変えられなくなってしまうというものです。
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<特別コーナー:質問への答え>

というワケで読者の皆さんから頂いていた質問に今日はとりあえず2つほどお答えしたいと思います。(質問文は、一部変更していますのでご了承ください。)


Q.1:北方領土問題について、Senichiさんはどのように考えていますか?

ー回答ー
まず,僕はロシアに千島全島・南樺太の返還を求めたいと思います。(日本共産党さんの主張と同じですね,ハイw)

国後,歯舞,色丹,択捉の「4島返還で充分」という声が巷では大きいようですが、まず「樺太・千島交換条約」を根拠に国際法上,千島列島は全て日本の国土であり、更に日露戦争後のポーツマス条約によって、南樺太も正式に日本の領土となっています。大東亜戦争中、ロシアは一方的に中立条約を破棄して満洲国に侵攻,更に無条件降伏後の8月28日~9月5日になってから樺太及び千島列島への侵攻を行ったのです。降伏後の攻撃は明らかな侵略行為であり、許すことは出来ません。国際法も決して認められるものでは無いのです。

今日の北方領土問題は言わばスターリンの領土拡大主義の所以であり、その違法性は明白です。日本政府はこの点をロシア政府に指摘し、国土回復の交渉に立つべきであると考えます。


Q.2:以前,このブログで紹介していた京都市のいわゆる「空き缶回収禁止条例」が、その後可決されたそうです。私は非常に残念に思っているのですが、Senichiさんはこれについてどのように考えますか?(因みに以前の記事は→こちらです)

・自民,民主,公明が賛成 京都市の空き缶回収禁止条例改正案可決→ http://www.kyoto-minpo.net/archives/2010/10/29/post_7305.php (京都民報)


ー回答ー
伝統と歴史ある町,京都が強欲にも市民からゴミをも搾取するというのですから、京都市政は本当に恥ずべき決定を下したと考えています。これを横暴と云わずして何というのでしょうか?墨田区は京都市に先駆けて実施しているようですが...。)

改正案では、空き缶回収に代わる生活の糧を作る,として、「ホームレスの就業支援の充実を求める」という条件付きで可決されたのですが、その具体策は示されないままです。この条例の施行は来年4月からのようですが、早急にホームレスへのセーフティーネットの拡充を京都市政に強く求めたいと考えています。

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まぁ,こんな感じで質問には随時回答しますので皆さん気軽にどうぞ (意見・質問・あとファンレターなどはコチラに!→t.senichi@gmail.com

と,改めて宣伝したところで、今日はお開きにしたいと思います,ジベリ!

2 件のコメント:

S.S. さんのコメント...

アメリカは、結局ユダヤ組織には逆らえないんでしょうね……

質問への答えに質問なんですけど、ヤルタ会談は論外としても、サンフランシスコ講和条約で千島列島の放棄を明記していますよね? その点は、どのように説明されますか。ソ連の侵攻は国際法上許されるものではないですが、その後に結ばれた条約が無効というのとは繋がらないと思うので。

天王寺センイチ さんのコメント...

>S.Sさん

お久し振り♪

アメリカとユダ金は切っても切り離せない関係ですからね^^;

それから質問への答えですが、たしかにサンフランシスコ平和条約の効力は否定できません。ただ,あれを覆ることのない絶対的なものとは捉えなくてもいいと思います。

とはいえ曲がりなりにも一度は締結してしまった条約。覆すのは簡単ではないでしょう。なので北方領土については3段階の返還交渉をしていくべきなのです。

1、(千島列島ではなく)北海道の一部である歯舞,色丹の返還

2、平和条約で放棄していない国後,択捉の返還

3、サンフランシスコ平和条約の改定と、残りの千島列島の返還

南樺太については、まぁ,正直どっちでもいいんです。日露戦争が純然たる防衛戦争であるという主張がどこまで通るかは疑問ですし...。

一番の問題は北方領土返還交渉に本気で取り組もうとする政治家が少ないことです。(故・中川昭一先生なんかは結構,頑張ってくれてたんですけど...。)少なくとも菅や仙谷にその気概があるようには感じられませんね,残念ながら。