2016年1月14日木曜日

街ブラ@淀

・趣ある路地

・およそ3ヶ月ぶりの淀です

・淀城跡にもちょっと寄り道...

今日はちょっと来年度からの仕事の関係での方に出掛けていたのですが、そのついでに少し街を散策してきました。というのもちょっと行きたいところが2つあったのです1つは石黒酒場で月桂冠のおっちゃんから聞いた醤油屋。そしてもう1つは最近雑誌で見たお店。

・伏見区役所の淀出張所

家を出たのはお昼過ぎで用事自体は駅からほど近い某所にて。まぁ話だけでこちらは30分程度でオシマイに。夕方前には大学でちょっと行きたいイベントがあったので、まぁそれまでというリミット付きですが、いざ街ブラへ。

・今もやってるのかな?

淀は競馬場の町ということで、街中にはこんなものも。ちなみに淀に競馬場ができたのは1925年のこと。馬場の中心にはかの巨椋池の名残を残す小池があるそうなのですが、僕は入ったことがないので詳しくはわかりません。(こちらはまた後日再調査ということで...)

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補足しておくと京都競馬場は今のもので3代目。初代は下京区で丁度今リサーチパークのあるあたりにあったそうですが、10年も経たないうちにこれは焼失。次は京丹波町の須知という場所に作られたのですが、収益等の関係から移転が決定。今に至るのですね。

・まるでジブリアニメのようだ

淀はその他では昨年の記事で登場した淀城なんかが有名ですが、その他にも色々と古いものが残っています。ここは淀大橋の程近くにある場所で八大龍王弁財天という文字が鳥居にはあったのですが、正式名称は分かりません。後ろに見える大きな木はイチョウの木で、区民誇りの木に指定されている模様です。成程その佇まいには貫禄があります。ちなみに八大竜王は調べたところによるとお釈迦様が法華経を説いた時に聴衆に加わった8種の龍を起源とするもので、今では専ら雨乞いの神様として知られているそうです。ここに限らず弁財天とセットになっていることがたまにあるようですが、理由はよくわかりません。

・ここは凉森神社というところ

そこからもう少し歩くと美豆(ちなみに「みず」と読む)というまるで醤油のためにあるかのような地名の場所に辿り付きます。宇治川を挟んで向こう岸には八幡市が見える...というロケーションの場所で、駅からはまっすぐ行けば徒歩10分少々といったところでしょうか。ここには凉森神社という神社があります。曰く社伝が尽く焼失しているため詳しい歴史は不明」とのことで、凉森という地名も雀が多いから雀の森⇒凉森になったという説やホントに木が多くて涼しかったから凉森になったという説などがあり、確かなことはよく分からないそうな...。

・美豆城跡

ちなみにその横には美豆城跡というのがあります。城跡といっても淀以上に原形はなく、言われてみればお城があったのかな...という雰囲気が何となくわかる程度。室町時代中期の応永二十五年(1418)に山城国守護代三方範忠が築いた城で、後にはかの三好三人衆が足利義昭を攻めた際にここに本陣を構えた説があるとのこと。ではその後はどうなったのかというと、特に何もなく打ち捨てられていたようです。大正期くらいまでは城の名残のようなものもあったようなのですが、まぁ今ではほぼほぼ城の名残を感じさせるものはありません。

・ここが目的地の木田醤油

ただこの辺にはまだ旧市街地みたいなのが残っており、目的地である醤油屋もその一角にありました。ここは木田醤油という名の醤油屋であり、ここで製造と出荷、そして販売をもしているのであります。木田醤油は江戸時代末期の安政2年(1855年)、つまりペリー来航の2年後に創業した醤油屋。前身はなんと酒蔵だったようで、それも含めると200年近い歴史があることになるそうな...。ここの何が凄いかというと、麹から醤油を作ってるということなんですね。かつては京都にも沢山の醤油屋があったようなのですが、今では麹づくりの段階から醤油をつくっているのはここだけなのだそうです。

・木田醤油と木田芳郎さん(伏見エコライフプロジェクト)

敷地内に入るとほのかに醤油の香りがしてきます...が、時間が悪かったのか人の姿が見えません。呼び出しのインターフォンなども見当たらなかったのでポツネンと佇んでいると、数分後に木田さんらしき人の姿が。かくして無事、こいくち醤油ともろみ醤油(合計700円)を購入してその場を後にしたのですが、上の紹介ページにもあるように木田さんは気さくな人でした。曰く「醤油は生き物なので開封後は冷蔵庫で保存するように」とのこと。(お酒にせよ醤油にせよ味噌にせよ、我々の食卓は目に見えない沢山の微生物に支えられているのですよ・・・。)

・これは裏手からの撮影

なお木田醤油の営業日時は9時~17時で、ちなみに休日は土・日・祝。従業員も最低限の人数しかいないようなので、僕の時のように行ってみたらモヌケの殻状態だった...ということもあるかもしれないのですが、そういうときは気長に待ってください。ちなみに木田醤油の製造している醤油はヤマカ醤油という名前で売られています。ネット販売などは行っていないので、気になる方はどうぞ現地まで。(近くのスーパーも数軒確認しましたが、工場の目と鼻の先にあるスーパーイワキには置いていました。現地で買う分プラス消費税で購入できます。)

・菜の花と宇治川

木田醤油のどんつきにはこんな感じで宇治川が流れています。なんともう菜の花が咲いてますよ。ここにきて数日は急に寒い日が続いてますが、もう春も目と鼻の先。菜の花が一面に咲く頃には僕も長きにわたった戦いにとりあえずの終止符を打てそうなので、その意味でも春はもうすぐと言えるかもしれません。

・これは淀城跡にて

その後、淀駅まで引き返してちょっと淀城を散策。ふと時間を見ると気持ち1時間ほど押していることに気付いたのですが、まぁ最悪そっちは最後の30分くらい参加できたらそれでいいやということで、見切り発車的にもう1つの目的地へ。

・このボリュームで540円也

それが魚楽という海鮮丼屋。看板メニューの海鮮丼は味噌汁付きで540円というリーズナブルな価格設定。丼のご飯は酢飯になっていて、お寿司の注文も一貫からできる模様。欲を言えば日本酒がほしいところですが、とりあえずビールは置いているようです。定休日は水曜で、営業時間は11~20時。個人的にはお寿司の他にしらす丼というのも気になったので、ここはまたリピートしたいと思います。

・魅力的なお店がいっぱいの淀本町商店街

その後、商店街でちょっと買い物を。和菓子屋でいちご大福を買って、それから予定では前回行った翼虎で2~3個揚げ物を買って、1つは電車でビールと一緒に頂く予定だったのですが、どうやら店は木曜定休だったようで断念。そういや醤油屋からの帰りのルートでもう1つ似たような店があったなということで更にちょっと寄り道へ。牛宗という肉屋のやっている惣菜屋でコロッケとメンチカツを購入。おまけにローソンでビールを買っていざ電車に。

・淀駅は結構広い(小並感)

電車はすぐに来て、僕はそれに乗って深草まで。参加したかった大学のイベントというのは山本太郎さんの講演会だったのです。結果だけ言うとホントに最後の30分だけ聴講できました。しかもその後少し山本さんと話しもできましたよ。こっちはこっちでまた色々書きたいので、それは明日の記事でということで。明日はまた仕事なので今日はこれにて失礼します,ジベリ!

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