2008年5月21日水曜日

第3章・瞬光月間~Dear friend~

今回は小5の約一年間について書きたいと思います。この年にはいろんなことがありました。それまでや、或いはその後の「暗黒年間」と比べると、本当に「いい時期」だった気がします。ただ、この年は意外な出来事で終わりを迎えることとなります・・・。

 昨年度の末,それまでの「不良債権」をほぼ一掃した僕は、それこそ「新しい時代」に突入したのですね。まずこの年はG・Wにある「転機」が訪れました。そのちょっと前に従姉妹のおっちゃんが、奈良に転勤していて、んで僕らも遊びに行ったわけです。まぁ,何度も言っているようですが、そのとき以来,関西進出を考えるようになっていたという訳で。(またあの時は開通直後の「しまなみ海道」を経由して行ったのですが、すごい混雑だったのを覚えてます。)その後,夏休みに再度,関西には行きました。初めて京都を訪れたのもその時です。
 
 そのちょっと前から本格的にはまり始めていた「歴史」ですが、もうこの年の前半の時点で、周りから「歴史→僕」みたいな図式が完成し始めていました。あと「雑学王」でしたね。僕も,その例の親友も。また各方面からの評価も得られるようにってました。結構,軌道に乗っていた時期だったのですね。その背景には、その時の担任が、とても良かったということもあります。(3年生のときも、担任はこの先生でした。本当にいい先生でした。若干,おせっかいなところはありましたけど。)まぁ何にせよ僕の知る限りでは、数少ない「いい先生」でしたね。
 
 さて、僕は相変わらず例の「親友」とも仲良くしてました。例のごとく「3人組」での行動が多かったのですが、それも「黄金期」って感じでした。うちの庭の一角で「砂王国」なるものを作ったり(まぁ大掛かりな砂遊びですね)、ミニ誕生日パーティーを開いたり、或いはどこかに遊びに出掛けたり・・・と。

 しかし、そんな中,突然その「悲劇」は起こりました。12月のある日のことでした。先生の口から驚愕の事実を聞くことになります。なんとその「親友」が転校する・・・と。あまりに唐突だったので、「ハハハ、何だよそのネタ。面白く無いぞ。」なんて思ったくらいです。ところが、それは真実で、もう12月の末には愛媛を去る・・・とか。もう意味不明でした。僕は激しく落ち込んでました。寂しいとか云々よりも、そんなこと考えたことが無かったので、ただただ衝撃的で・・・。彼の前でこそ泣きはしませんでしたが、かなり泣いてましたね。松山を発つ直前に「お別れパーティ」みたいなのをやったのですが、それからしばらくも、どこかに彼が居るような気がして・・・。でも冬休み明けの学校に、その姿があるはずも無く、いつも遊びに行っていた家にも居るはずも無く・・・。(多分僕って執着心が強いんでしょうね。ここではあまり語りませんが恋愛なんかにしても、ことごとく没頭するタイプです。もう周りが見えなくなっちゃって・・・。)何にせよ、僕は周りから見ても明らかなくらい激しく落ち込んでました。それを隠そうと時折,必要以上に明るく振舞ったり、明らかに「おかしかった」と思います。(なに?「おかしいのは元からだろ。」って?じゃかましいわ。)  この時期からある人物と仲良くするようになっていくのですが、この人物こそが後のある事件の引き金となるのでした。あっという間のまるで光のような日々。しかし、「光」を完全に掴むことは出来ていなかったのです。そしてそのまま僕は深い「闇」へと堕ちていくことになりした・・・。では、今日はこの辺で。ジベリ!

0 件のコメント: