2011年10月21日金曜日

TPP参加で日本終了①

というコトで今日から2~3回に分けて、昨今話題となっているTPPについて書きたいと思います。ある程度知っている人にとっては、よりその実態を理解できるものに,そして全く分からない人にはその全容が分かって貰えるような内容のものにしたいと思っていますので、是非とも最後までお付き合いください。第一回目の今日は、そもそもTPPとは何なのか?ということを見ていきたいと思います。皆さんで一緒に勉強していきましょう!


1、概要
このTPPというのはTrance Pacific strategic economic Partnership agreementの略語であり、すなわち環太平洋戦略的経済連携協定を意味するものです。発効は2006年の5月,シンガポールとニュージーランドのFTA(自由貿易協定)をベースに、チリ,ブルネイの4カ国間の協定としてスタートします。このように、そもそもは環太平洋の比較的小規模な国の間で結ばれた協定だったのですね。

しかし、ある国が加わる意向を示し始めたことにより、そうした状況が変化し始めます。アメリカが加入に向けた話し合いに入ってきたのです。これと同時にパワーバランスも一気にアメリカ主導に移り始めたのでした。因みに現在では日米のほかにオーストラリア,マレーシア,ベトナム,ペルーの5カ国が参加を検討している段階にあります。(ベトナムは不参加の可能性もありとか...。)


2、問題点 
そもそもTPPというのは例外品目なしの100パーセントの自由化を目指すものであり、モノやサービスは元より、公共事業などの政府調達や知的財産,更には労働市場もその対象としているのです。そのためカナダや韓国,中国など最終的に不参加の立場を表明した国もいくつかあるのです。外交上,最も大切なのは国益を守ることです。TPP参加は日本にとって利益となるでしょうか?結論から言えばなりません。勿論,プラスになるところも何点かはあるでしょうが、全体で見るとマイナスの方が多いといえます。それは具体的にどういうことなのか?明日はそれを見ていきましょう。導入部だけになりますが、今日はこの辺で失礼したいと思います, ジベリ!

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